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イイダさんとのものづくり

Forssa Textile Weekに参加してくれるイイダ傘店とは、それと別にもうひとつ、FUJIHIMUROでの展示の企画を進めています。

展示の企画は、一緒にものづくりをする感覚に近くて、取り組む相手のものづくりに対する姿勢や考え方を垣間見ることができます。オリジナルの生地を使ったオーダーメイドの傘店は、その姿勢や考え方も特別なものがあり、改めてすごいなぁと毎度気づきをもらっています。

先日は展示のメインで使う生地をつくる宮下織物の訪問に同行させていただきました。生地の打ち合わせから始まり、そのまま工場へ。織工場だけでなく、染色、整経の工程も見せてもらうことができました。

展示のアイデアの種を得ることが目的だったこともありますが、そこでの現場の人たちへの接し方が謙虚でおだやかで、無理なく自然に距離を縮めていて、印象的でした。

自分よりもずっとずっと忙しいであろうイイダさんが、しっかりと時間を使って丁寧に要素を拾い集める姿から、イイダ傘店がイイダ傘店である理由に少しだけ触れた気がしました。