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【千葉・稲毛】歴史を巡る街歩き、ランチは市場の豪華海鮮丼

「悩み事は、散歩して忘れるのが一番。まあちょっと外へ出てみたまえ。ほら、悩みごとなんか、翼が生えて飛んで行ってしまう。」(Dale Breckenridge Carnegie)

 地元の総武線千葉方面のウォーキングシリーズ、過去の記事は以下のリンクから御覧ください。

 今回はJR総武線稲毛から稲毛海浜公園に、そしてJR京葉線の稲毛海岸まで戻ってくるというコースです。史跡巡りと砂浜海岸の気持ちいい景色、トータル10kmほどのウォーキング。1万歩は超えるものの、晴れた日に歩くと気分がいいんですよ。


ラストエンペラーの弟、溥儀が過ごした稲毛の別荘

 稲毛には、清国最後の皇帝溥儀の弟、愛新覚羅溥傑が新婚生活を送った別荘があるんですよね。
 雰囲気のいいお庭、日向ぼっこに良さそうな縁側、緑に囲まれたお屋敷は大正初期の建築。室内は豪奢な造りではないものの、どことなく洒落た鴨居や電灯が上品です。
 溥傑は1990年に再びこの地を訪れ、新婚当時を偲ぶ漢詩を残しています。
亡くなったのは1994年で、そんなに最近までご存命だったということに驚いた。


平安から続く神社から、日本初の民間飛行場までウォーキング

 溥傑の家のお隣は稲毛浅間神社。創建は808年というから、相当に由緒ある神社です。創建当時、社殿は東京湾を挟んで富士山と向かい合っていたんだそう、1964年に焼失してしまったのが惜しい。
 次に向かったのは民間航空発祥之地。1912年に稲毛海岸の干潟を民間初の飛行練習場となり、この飛行場を本拠に全国巡回飛行会を開催したことに由来するのだとか。
 アメリカからキティーホークの丘の松の種を贈呈され、すくすくと規格外に育ったものを見ることができたりと、稲毛は飛行機に関連する街だったというのも意外でした。


白砂の稲毛海岸は美しく、オランダ家の楽花生パイは美味かった

稲毛海浜公園じは、改めて来ても結構いい眺め。白い砂に覆われた海岸、遠方の煙突がなければ東京湾だとは思えないような風景です。
 次に行った千葉市地方卸売市場のランチについては、この記事の後ろに書くとしてと。最後に寄ったのがオランダ家工場の売店、工場に隣接していて、見切り品を安く販売しているんです。
 楽花生パイは400円ちょっとだったので、普通に売っているものの半額くらい。さっくりとしたパイに落花生の香りとバターの風味が美味なクリームで、これが1枚80円ちょっとというのは超お得でした。


市場内の『長谷川食堂』、豪華な海鮮丼がお手頃価格

 今回、稲毛を歩いたメインはこのお店。築地より空いている市場、美味しい海鮮丼を食べたかったんですよね。11:30には早くも満席となる人気っぷりでした。
 「びっくり海鮮丼」1,380円は、びっくりするようなボリューム感はなし。
赤貝にと、ホタテ、真鯛、サーモンと玉子焼きが2つずつ、マグロは3つあり、カニ、いくら、ウニに赤貝とかなり豪勢な海鮮丼でした。
 どのネタも美味なのはさすが市場飯。機会があったらまた食べたい一杯です。

 

当日のルート。数字の「6」を描くようなコースですね。


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