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自分が嫌いなことの意味

誰にでも嫌いなこと、苦手なものはあります。

ここでひとつ、自分が弓を射る様を思い浮かべてみてほしい。

弓を射る際には、必ず放つ方向と反対に弓を引かねばなりません。

遠くに早く飛ばすためには、より強く大きく引かなければならないのです。

その弓を引く様子こそが、嫌いなものや人や出来事。

矢が放たれた先にある的こそが、自分の夢や目標。

嫌なことを厭わず続け、最終的に嫌なことと反対のことをすることで、目標により早く力強く到着できる。

古来より日本に弓道が継承される意味がここにあります。

嫌いなことが好きなことに導いてくれる

みんなの大好きなGWも、昨日で終わりました。

大型連休が終わると、必ず会社や学校に通う日常へと戻ることになります。

でも憂鬱な毎日の先にしか、自分の目標達成はないのです。

であればこそ、弓を射る行為さえも楽しむこと、つまり赦しです。

自分に係るあらゆる物事を赦す行為、それが矢を放つ行為。

矢を放った後はもう委ねるしかありません。

だってそうですよね、物凄い速さで飛んでいく矢をいまさらどうすることもできないのですから。

当たるも当たらぬも八卦の出たとこ勝負。

夢なんて叶う必要ない、ただ叶えようとするだけでいい。

その矢が当たろうが当たるまいが、すぐ次の矢をつがえねばならない。

人生のうちに何本の矢を放てるか、そういうものではないでしょうか?

大切なのは自分の的をきちんと狙うということ。

くれぐれも人の的を射ようとしないように。

矢を放った後の姿と心を、残身(残心)といいます。

できるだけ矢を放った後の姿が美しいように心がけたいものです。

いつも本当にありがとう。 これからも書くね。