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ガイアの周期 異体同心 Vol.05

地球の周期に基づいて文明の中心が一定距離移動する、その周期と距離を熟知していた一族は土地や財産に固執することなく現在に至るまで綿々脈々とその法則に準えて移動してきた。

移動した先で現地の人と共に国を興し、知識と技術を伝えながら。彼らには何としても成し遂げねばならぬ大義があったから。

シンボルは三本足の鴉、場合によっては梟。
名前は変わっても継承される牡牛のシンボル。

時代の流れというのは、二重螺旋のように陰陽交互に巡りゆき、女性性の時代と男性性の時代とが交互にバトンタッチしながら歩みを進めてきた。

左右の足を交互に出すワルツのように、自転車の左右のペダルを交互バランスよく漕ぐことで安定するように。言わずもがな、陰陽いずれの時代が優れているか優劣などは存在せず、どちらも調和のため必要で大切な存在。

時代の切り替わり際、必ず混沌とした時代のうねりを垣間見せられることとなる。すべては二重螺旋の進化の過程に他ならない。

決して表に姿を見せぬ梟たち

地球の文明周期

地球の文明の周期は、1611年をワンサイクルとし、およそ800年陽の時代が続き西へ22.5度文明が移動する、次に陰の時代がおよそ800年続き東へ22.5度文明が移動する。陰陽の時代は、それぞれ200年周期で4つの時代に分けることができ、火土風水それぞれ属性の違う特性を持ちます。

地球の巡りと文明は同期する

火の時代は、時代が変わったばかりで色々混乱する一方、燃え上がる炎のように勢いがあります、荒く未熟な時代。

土の時代は、勃興した文明が盤石のものへとなっていきます。安定する一方、変化を恐れる時代でもあります。

風の時代は、安定した文明に変化がやってきます。重い腰を上げて動き出す時代。

水の時代は、文明の終わり、すべてが水に流されます。お疲れ様の時代。

巡りゆく時代の流れ

フォース・ターニング

前項では、大きな時代のうねり部分を見ました。地球の周期は、更に細かく見ることもできます。例えば『フォース・ターニング』と呼ばるものだと、歴史は80年周期で循環、20年ごとのサイクル(高揚、覚醒、分解、危機)で動いており、これまでの世界的な出来事はおおむねこの周期に当てはまっているとされます。
そして、さらに細かく個人レベルまで小さくしてみると、9年周期と考えることもでき、これはカバラ数秘などの個人サイクルと同じとらえ方。
自分の個人サイクルを調べ、世界に起こった40年くらいの出来事を振り返ってみてください。きっと驚くと思いますよ。

おわりに

はて、今って文明の中心はどうなっているの?
きっとそんな疑問が浮かんだと思います。
現在は東経135度、つまり日本の淡路島あたりが文明の中心ということになります。あらためて言われてみれば、色々思い当たる節があるのではないでしょうか?

いつの時代も文明の中心では、経済問題や移民問題が起こります。
特に時代の切り替わり際では、様々な事柄が目まぐるしく動くとされる。そこをなんとか受け入れつつしのぎ切るしかありません。ただその一方で、驚くほどの恩恵にもあやかれるのですから、悪いことばかりではありません。

様々な文化が花開き経済的な発展や技術革新の起点となり、世界中から人々がやってきて非常に騒がしくなります。穏やかに暮らしたい人にとってはつらい時代となるでしょう。

何はともあれ、今さらどこにも行けないわけですから、あきらめて人生を生きぬかねばなりません。いっそのことなるようになると開き直って、この大変革の時代を楽しんでみることをお勧めします。

おことわり

この度の連載「昴の心臓さざれ石」は、フィクションであり、ファンタジーであることをあらかじめお断りいたします。登場する名称等、実在する名称等とは無関係であることを御理解のほどよろしくお願いいたします。

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