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男性性ピラミッド社会と宗教の誕生 Vol.06

これまで人類が幾度となく滅亡を繰り返したのは、心無い人々を救済せず自分たちだけで次の世界へ渡ったから。
今回はより多くの人々と次の世に進むため、物質社会を完成させる必要があり、そのための競争であり資本主義。

物質原理に基づく資本主義や、幾度かの大戦は自然に起きたもの。
人間の一生が100年足らずであり、また世界の周期はあらかじめ決まっていることから、生き急ぐ必要があるのです。

目指す弥勒の世のため、必要な悪や紛争や犠牲が生まれている。

綺麗ごとだけじゃいつまでたっても前に進めないから。

全滅するか、回避するため一時的な犠牲を辞さず先に進むかの二択。

善悪、陰陽、二極化するのは効率化のため。

そうして誕生したのが、現代の社会構造と利己的な人々。

利己主義者たちは、目に見えるもののみ信じ、心を無視し己の欲望のみに生きる。理屈や効率のみを追い求め自分さえ良ければいい、自分がまず美味しい思いを享受する我由我先の行為。

目に見える世界のみを信じ生きる人々と共に、心ある人々が安定的な社会を形成するには、一昔前までの男性性の縦社会を創生することが必須。

世の統率を怠り社会形成が遅れれば遅れるほど、世は乱れに乱れ結局そのしわ寄せは弱い存在、子供や女性やお年寄り、体が弱い人々や出自の貧しい人々へと波及するから。

この世界で最も厄介な存在は、見た目は普通、でも中身は姑息な人間、コソ泥や弱い者を虐める輩。そういう輩に偶像崇拝主義や一定の安定した生活を与えることにより、くだらぬ所業に走らないよう抑制するのが真の目的。

彼らは目に見えることが大好き、だからお金、土地、地位を与え、欲望をコントロールするのだ。そうして一方では、唯一神を信じるように仕向け、満たされることのない精神的な支柱を作り出した。

これらは一見すると極少数による大多数の支配のように思えるが、何事も時間と順序が大切、理想の社会を形成するためには、一時的に理屈に合わぬ非情な選択も必要だったから。

こうして歴史の必然として、歪なピラミッド型の男性上位社会と99%の人々を1%の人々が支配する体制が生まれました。

どうして太古の世のように、女王を中心とした心穏やかな世界を目指さなかったのか。それは女性的な輪を尊ぶやり方では、時間が足りなくなる恐れがあったから。

男たちは見苦しくても、愚かでも、たくさんの犠牲を払ってでも成し遂げねばならぬことがあったのだ。

つまりは来るべき時にはタイムリミットがあるのです。

『陰極まりて陽となる』愚かさが臨界点に達したとき、すべてがひっくり返るのです。

まもなく陰極まりて陽に転じる

『リコリス・リコイル』(Lycoris Recoil) 「VIVANT」をはじめ、あらゆる作品に莫大な予算を投じ作るのは?

誰が予算を出しているんだ?

あらゆる手段を顧みず、言葉を届けようとしている人たちがいるぞ。

これまでどれだけの命が失われたと思う?

いい加減目を覚ませよ、いつまでもガキじゃいられないんだよ。

世界は片時も目を離さず見ているぞ。

ウィキペディア プロビデンスの目より

おことわり

この度の連載「昴の心臓さざれ石」は、フィクションであり、ファンタジーであることをあらかじめお断りいたします。登場する名称等、実在する名称等とは無関係であることを御理解のほどよろしくお願いいたします。

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