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芳麗の「カタ」つけダイアリー

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月2本程度更新予定。自分の人生に「カタ」をつけよう…をコンセプトに、これまで何周もした思考や経験を整理して、 より心地よく生きていくための自分のトリセツについて考えます。健やかな… もっと読む
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体の声が聴こえる

 いい歳して体重がなかなか定まらない。  更年期以降はますます体重が減らなくなるといわれているが、実際のところはどうなんだろう? 子供の頃から体重の増減を繰り返してきた私には分からない。  とにかく、体とはずっと格闘してきた。  ダイエット修行を積み続けたおかげで「安易に痩せよう」なんて欲望はとっくに成仏している。時代の変化と、私自身の経年や経験もあって価値観も自然に変化した。ボディポジティブという言葉が好きだし、 カーヴィーな体型のケンダル・ジェンナーに惹かれると同時に、

人生は1人旅だから

久々の1人旅は、メルボルンを選んだ。  カフェ文化が盛んな土地であり、街には歴史とアートが溶け込んでいる。ガーデンや海も楽しめて、世界中の美味しいものも味わえるという。好きなものが揃っている。シンプルに行ってみたいと思った。  実際に訪れてみると、たしかにアートも食も私を魅了してやまなかったけれど、最も心が動いたのは、この街の肌なじみの良さだった。  滞在3日ほどで、ここに住んでいるかのような気持ちになれた。碁盤の目のように整備された街は歩きやすく、縦横無尽に走るトラム

身をもって愛を込めて、歳を重ねる。

 50歳になった時、何だか心許ない気持ちになって驚いた。  若いとは毛頭思っていないが、歳をとっている感覚が薄かった。人前では年相応の振る舞いを心掛けているつもりだけれど、普段の私は、年齢に対して無自覚だ。  年々歳々、顔のあちこちにシミやシワは刻まれているけれど、比例して視力も低下しているからあまり見えていない。  人が自身の加齢を意識するのはどんな時だろう。  私は漫画を読んでいても映画を見ていても、冒頭から何で泣いてるのと思われるところで周囲が引くほど泣いていることが

そろそろ、私の人生に「カタ」をつけようか。

 今春は、家を片付けようという意欲に満ちている。ストイックに暮らし極めたいなどと思っているわけではなくて、片付けって何だか楽しそうだな面白そうだなと思ったから。今、このタイミングで。  長らくの友人・のぶP(料理家の中井伸子さん)が片付けに夢中になっていたり、Voicyにてミニマリストという生き方を選択している方々と話す機会が増えて、それが新しい刺激になったのもある。片付け道を歩む人々は、軽やかなマインドを手に入れたからか、楽しそうに語り、我が道を進み、仲間を増やしていく。