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だっこにゃん

出来たよ…ついに完成したよ。
…長かった…本当に長かったよ…。
「だっこにゃん」が完成したよ!!

ここから全ては始まった。

武道館のステージに、株式会社LEADさんの商品である「すわっちいZOOにゃんこ」を置いたことがキッカケで始まったLEADさんとのお付き合い。

田端駅にある「たばったんグッズ」の自販機

いきなり連絡して会社に突撃して「ぬいぐるみを作りたい!」と無茶なお願いをして話をガンガン進めていったのはもう1年以上も前の話。
※たしか2022年の10月28日。

二回目の訪問の時にLEADさんから「こんな感じはどうですか?」といくつかご提案をいただいた。
イチからぬいぐるみを商品として作ることはとても大変なことで、素人の思い付きでは実現不可能な事が多い。
そこでLEADさんは実現可能なアイデアを提示してくださり、不可能もしくは難しい事の説明も丁寧にしてくださいました。
このおかげで俺の頭の中にあった漠然としたイメージが一気に固まってきた。

打ち合わせ一回目。
「ぬいぐるみを作りたい!」とは言ったものの俺の中に具体案がなかった。

一旦持ち帰り、俺の作りたいものを図案化し再度の打ち合わせ。
このとき「かまってにゃん」と「だっこにゃん」の構想が出来たのだ。

我が家の「毛玉」をモチーフにした俺のラフデザインを描き直してもらった。
草案には「しがみつくネコ・ずり落ちていくネコ」もアイデアの中にあった。

「かまってにゃん」については過去記事を参照▼してもらうとして、

「だっこにゃん」を作りたかった理由の一つに「ベース・ストラップに付けたかった」というのがある。
演奏や演出の邪魔にならないサイズで、主張が強過ぎないけど目に入ったら心が和む様な可愛すぎないモノ。
と、いうなかなか厄介なアイデアを具現化するのにはここから途方もない時間がかかることになる。

LEADで実際にぬいぐるみを当てて角度やサイズ感を探る。
LEADさんが作成してくれた企画書。
当初はマグネットで挟むことを想定していた。
左がサンプル第一号・右が第二号。
可愛くないとかの前に「まずネコに見えない」とダメ出しした。

まず、サンプル第一号の出来デキが衝撃的過ぎて心が折れそうになったが、サンプル第二号ではデザインは兎も角ともかく機能性やサイズ感などは確認できた。
はっきり言ってブサイクなのだが、身につけている内に愛着が湧いてきてこっそり色々な所で登場させていた。

大阪城ホールでも着けていたのだ。
MTVの時はマイクスタンドにいた。
この絶妙なブサイク加減がジワジワ気に入ってきていた。

時は過ぎ、暖かくなった頃にサンプル第三号が出来た。打ち合わせで訂正部分や改良箇所を細かく指定し、書き込んでいき更に持ち帰ってメールでも何度もやり取りを続ける。やればやるほど良いモノになっていく。これが「一緒にモノを作る醍醐味」なんだよね。思い付きや突貫工事では達成感はあっても、この醍醐味は絶対に味わえないのだ。

黄色っぽいサンプル第三号。
訂正箇所の書き込みで一杯。
ちなみに同時進行だった「かまってにゃん」の
方がサンプルが1つ多い。
まだ耳も小さく、縞模様は手描き。

気付けば暑い時期になった頃にサンプル第四号が出来た。ここで今更ながら「キジトラを再現するのは非常に難しい」という事に気付いた。


ここで質問です。「キジトラは何色ですか?」

…実は俺も答えられない。

「何色ですか?」

キジトラを作っているのに何度やり直しても「俺の思うキジトラ」にならなかった理由がここにあった。
関わっている人全員が持つキジトラの色や模様のイメージが、見事に全員違ったのだ。

実際、キジトラのぬいぐるみを探してみると、他の柄のネコに比べて極端に少ないし、キジトラを完全再現できているモノはほとんどない。
キジトラのネコの模様をよく見ると、背中の真ん中は真っ黒でお腹は茶色。模様にもグラデーションがあり、グレーにも茶色にも見えるし、毛を逆撫でるとまた違う色に見える。
「これは完全再現は不可能だ」という結論に達した。
※もちろん「この価格帯では不可能」ということね。

不可能な事に捕らわれていても意味がないので、可能な限りキジトラを目指す事にした。

写真の一番右がサンプル第四号
最後のサンプル製作なので、キジトラ風にするために生地を再度選びなおす。
写真の上部センターのまだら模様がサンプル第一号。
これは衝撃的だった。
ここから果てしない改良・修正作業が始まった。
サンプル第四号でも改良点を指定する。


そして、遂に完成したのがコレだ!

どうだ!この「カワイ過ぎない」ところが可愛いのだ。

生地は「薄い茶色にも薄いグレーにも見える」ものを選び、鼻口部マズルを丸くし、全体的に丸っこい感じにしたよ。
耳の内側の色も薄いピンクにして、目立ち過ぎない可愛さを演出しました。

そして、あらゆるものに抱き着く事が出来るシステムがコレ↓

※丈夫に作ってあるが、無理をすれば当然千切れます。

商品の性格上、磁石や金属は使えないのでボタン型フックにしたのだ。
これはGOOD IDEAでしょ!?

このシステムはサンプル第二号の時から採用していて、実は「俺が現れる所にだっこにゃん(サンプル版)あり!」だったのだ。

仮面ライダーカイザ、ジュウオウバード
ドンブラザーズ・ソノヤ役でお馴染みの村上幸平の番組収録にもいた。
右端にこっそりいる。
ベーシストYouTuber Mutsumiくんのチャンネルでもいた。
Kアリーナへの道案内の記事を書くための
取材時にもいた。
Kアリーナ横浜のステージにもいた。
イケシブでもいた。
左が完成版・右がサンプル第三号。
ブラックジャック展にもいた。
「かまってにゃん」&「だっこにゃん」
二匹いると可愛さマシマシ。

渋谷のO-WESTでのファンクラブイベントでも着けてたし、とにかくいろんな所にいるんだけど「主張が強過ぎないけど目に入ったら心が和む様に可愛すぎないモノ」という俺の理想のぬいぐるみが出来たよ。

そして!この「だっこにゃん」を

2024年1月上旬に販売します!

さらに数量限定の特別バージョンも販売!

さらにさらに、ご購入の方の中から抽選(かなりの高確率)で当たる
「お年玉プレゼント」も用意しています!

詳しくは後日!!

楽しんでもらえるといいなぁ。

メリークリスマス🎁


みなさんのお気持ちは毛玉と俺の健全な育成のために使われます。