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インディーズゲーム制作における継続のコツ

こんにちワンコ。

さっそく本題ですが、ゲームを作っていく上でもっとも必要とされること。

「継続」

について素人が科学的な根拠もなしに語ろうと思う。


本題っていったけど前置き

当然だけど、ゲームを作るのには時間がかかる。

今まで生きてきた中で、ゲーム制作を除いて
いちばん時間をかけてきたことは?

と聞かれれば1~2年頑張った受験勉強なんだけど、
その時間を優に超える時間をゲーム制作にかけている。

それなのに完成の背中が見えてこない。


受験とか締め切りが決められてるものって、
頑張っても頑張んなくてもゴールがある。

それってプレッシャーを感じる要素でもあるけど、
「ここで終わる」っていう明確な目標が作られるということでもある。


しかし無計画に思い付きでゲームを作っていると、
「ここで終わる」が存在しない。

スキルを持たぬ人間が計画を立てたとしても、
不確定要素が多すぎて頓挫of頓挫。


そして極めつけは、
「できたところで売れない」

売れないことに関しては前回の記事を見てほしい。


ゲーム作りって、
目を閉じながら「この先に宝がある!」って信じて
気が遠くなる期間歩き続けて
宝箱を見つけたけど空だった。

っていう割と救いのない世界だと思ってる。


でも


つくらにゃならん!!


ワレワレは!!


何も入ってない宝箱を目指して進まにゃならん!!


1歩でも多く!!


継続しなければいかんのだ!!


そして継続とは、メンタルとかモチベーションではなく

テクニックだ

私は考える。


人間は不安定な生き物だ。

それなのに人は!

不安定なモチベーションに頼り、

メンタルが安定しているときのみに進む。


はっきり言ってこれでは空の宝箱にすらたどり着けない。

空の宝箱にたどり着き、そしてその先にあるかもないかもしれない
真の宝箱にたどり着くためには

モチベーションが上がるなんて幻想は捨て、
メンタルなんていう豆腐は自らズタズタに切り裂いて麻婆豆腐にしてしまえ。



そうして私は何の成果も出してないけど
たった一人で誰からの激励もなく1日平均10時間は作業をしている。

というか、何の成果も出してないからこそ
説得力が増すだろう!

すでに成果を出してる人から 継続の方法を聞いたって
「そりゃ、やったらこれだけもらえるってわかってるからでしょ」
ってなるじゃん!!

「成功してないのに継続ってバカじゃん?」
って思われてるくらいの人から
継続について聞いた方がいいじゃん。


結果は二の次。どれだけ進んだか。

まず、世間的な結果とか、成果物に注目するのはやめよう。

いや、結果をまったく気にしないわけではないけど、
ほんのり頭の片隅に残しておくくらいで、

それよりも「自分がどれだけ成長したか」

に注目すべき。

進むって楽しいから。

昨日はできなかったのに、今日はできた~!!
っていう感覚だけが暗い道でのご飯になるというか。

例えば、

↑昔はこういう絵でしか表現できなかったのが


CGを使ってこういうまとまったデザインをつくれるようになった!
とか

なんでもいいから進んだ証明を記録していけば
それだけで僕は飯が食えるくらいウレシイ。

「昨日の自分と比較して今日の自分の成長を実感したい!」
っていう理由が短期的な進む理由になるし、

長期的に継続の理由になる。

・納得のいく攻撃のモーションが作れた!
・ムービーの作り方が分かった!
・戦闘ステージのオブジェクトを一つ作れた!
とか上げればキリなし。

で、気づけば膨大なものが積みあがっていて、
それこそが注目すべき結果なんだと思う。

売上とか、そういう世間から見た結果を考えるんじゃなくて、
自分が進んできた道、積み上げてきたものを結果としてとらえる。

するとタノシイ。

比べることを活用


そして、それができるようになったときに邪魔してくる思考は
「この人はもっと先に進んでる…」

っていう比較思考。

この思考は毒にも薬にもなる。

「こんなすごい人がいる!オレももっと頑張ってこうなりたい!」なら薬。
「こんなすごい人がいる…オレにはできない」なら毒。

さっきも言ったけど、
自分がどれだけ積み上げたかどうか」
に注目すべきで、他人がどれだけ積み上げたかは関係ない話です。

才能の差はあれど、その人もきっと積み上げてきてるはず。

もし自分が積み上げもせずに、他人の積み上げを羨ましがってるなら、
それは失礼な話よ。


もしSNSですごい人を見かけてポジティブな感情が生まれたら、
それをガソリンに進むスピードを速めればいいし、
逆にネガティブになるなら、
そっと自分の道に戻って、自分が積み上げてきたものを愛でてあげよう。


惰性でやれ

よく「惰性でやるならやめた方がいい」
なんて言葉を聞くけど、
「ゲーム作りは惰性でやった方がいいだろ!」
って思う。

やめたいならやめればいいけど。

そうじゃなく、なんとなく継続したいという思いがあるなら、
惰性でも何でもいいから進んだ方が偉い。

惰性の意味に含まれている都合のいい意味をピックアップすると、
意識せず続いてきた癖」っていう意味がある(ってことを今検索した)

ようは癖づけてしまえばこっちのもんって話。

意識せずに続いちゃうんだから。

モチベーションに頼るなってのはこのことで、

「よし!やるか!」ってやれればいいけど、
そんな日が毎日続くのかな。(いやない)


そうではなくて、
起きて息を吐くようにパソコンの前に座ってとりあえず電源を付けて、
ゲームエンジンを起動する。

この動作に思考の介入はない。

アメーバのごとく動きをプログラムしてしまう。


この惰性が習慣化すれば、
まず起きてPCの前に座らない日があれば逆に気持ち悪くなるはず。


で、作業が始まってしまえば
やる気とかモチベーションなんて関係なくなる。


キリのいいところで作業を終えるな。

で、惰性で習慣化するためのさらに細かいテクニック。

あえてキリの悪いところで作業を終えることで、
人間の習性的に気持ち悪さを覚えるはず。

完了していない作業をメモ帳に1行だけ書いといて、
その気持ち悪さを持ったまま、眠るんだ。

すると朝起きたときに、昨日の中途半端なタスクを完成させたい
と考える人間の習性を上手く利用できる。

さらに、メモしておいた具体的な作業内容のおかげで
なににも邪魔されずに具体的な作業に入ることができる。

if(i == wake up)
{
      SitDownInFrontOfTheDesk();
      StartCoroutine("RemainingTask");
}

やる動機を作る

これはある程度、上述した惰性が身についてきたころにやったらいいと思う。

惰性でやるとはいえ、ある程度刺激とかモチベになるようなことは
ないよりはあった方がいいので。

イベントに出展を申し込んだりすると
何らかのものを出さなければならなくなる。

自分が作ったゲームが人の目にさらされるから、
下手なものを出すのは恥ずかしいだろう。

それに、なるべくいいものを作って褒めてもらいたい!

これらはゲームを作るうえでかなり強力な動機になる。


しかし、ある程度作業の習慣がついてから出ないと、
ただただプレッシャーに押しつぶされる
テスト前に掃除しちゃってマンガ読んじゃう学生みたいになる危険がある。

金銭的な継続

今の時代、少ないお金でゲームは作れると思うが、
当然、そのゲームを手に取ってもらえる確率は下がる。

クオリティは下がり、宣伝も打てない。

そしてそのゲームを作ろうとしている人も素人。

それなのに一発逆転を狙ってゲームを作る?

会社を辞めてゲームに賭ける?


普通に考えたら、そういう思考にはならない。

生活にもコストがかかるからだ。


継続することが何よりも大事なのに
「生活費がなくなってゲームが作れなくなる」
っていう未来は避けないといかん!

お金が無くなると、マイナス感情になるし、
その人から面白いゲームが生まれるとは思えない。

たとえ面白いゲームをつくれても、
運悪く売れなくて撤退ってなると本当にもったいないというか…


だから、
(生活費+ゲーム開発費)<(収入)
っていう状態は維持しとかないと
無限のゲーム開発はキープできない。


ゲーム開発で稼ぐんじゃなくて、
ゲーム開発をするために稼ぐんだ!


自分はどこかに就職してるわけじゃないけど、
自営業でゲーム開発以外の収入がある。

多くはないけど、
その収入でゲーム開発は継続できる。

そして、その収入だけだと不安だから、
これから応援してくれる人を募ったり、
別の資金源をつくろうと動いてもいる。


多く資金が集まればより良いゲームが作れるしね!

人から応援してもらうことで
「応援に答えないと!」
っていう新たな継続の材料にもできるし。

ゲームを作って生計を立てたいと思ってるなら、
個人事業主とか経営者になるわけだ。

なら、(収入)>(支出)っていう黒字を目指すのは
経営者として当然のことでしょう?

金銭的な継続とはそういうこと。

トータルで黒字になればいい。



まとめ

他にもあるかもしれないけど、
今頭の中にある考えはこんな感じ。


まとめていうと、
「継続はテクニックだし、
継続を邪魔するものに対処するための答えがある」
ということ。

・メンタル → 自分軸での成長を成果物として愛でろ。
・モチベ → 惰性でプログラム化する。イベントなどで強制的に上げる。
・金銭 → 稼ぐ。

まぁほかにもあると思うけど、

ゲームをつくれないとしたら継続が止まることが原因だと思うから、

「その継続を止めているのは何か?」
を考えて、
それを打ち消すための方法を実行すればいいだけ。

その方法が書かれた本は世の中に腐るほどあるわけで。

継続できないと悩んでるなら、まずは本屋さんに行ってください。


結論:本屋に行け!

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