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鑑賞レビュー:サントリー美術館 四百年遠忌記念特別展 大名茶人 織田有楽斎/”武士でない”生き方をえらんだ男
3月24日、展覧会最終日となってしまったサントリー美術館で開催された大名茶人 織田有楽斎についての特別展を見に行きました。
この展覧会は建仁寺正伝院により、院の再興者である織田有楽斎の400年遠忌として、これまで歴史の中で「本能寺から逃亡した(卑怯な)男」として語られてきた織田有楽斎についての歴史認識を新たにしたいとの意向で企画されたという事で関連の書状や愛用の茶道具など、展示品の過半数が正伝院
つれづれ:アーティスト進藤詩子氏によるワークショップ/身体をつかって風景を描く~ 土と墨のドローイング
2024年 3/20(水) 横浜市民ギャラリーあざみ野の企画 Showcase Gallery ”シリーズ陶の表現 進藤詩子展(3/16~ 5/26)” で、ドローイングと陶による作品を出品されている進藤詩子さんのワークショップに参加しました。
(カバー画像は進藤詩子氏による)
進藤さんのワークショップは”紙と陶に描く「いつかどこかの風景」と題され、紙には水墨でドローイングを、小さな陶器に化粧土
鑑賞レビュー 再掲:3年ぶりにリニューアルオープン!横浜美術館 横浜トリエンナーレ2024 「野草:いま、ここで生きてる」を垣間みしてみた。
3月16日(土曜日)、リニューアルした横浜美術館を見にいってみました。
建物はキレイになっていましたが、チケットブースとかショップが仮設っぽいので、まだ未完成っぽい印象でした。
ライブラリーやカフェ、アトリエなどは11月に開始されるとのことなので、現在は横トリの一会場という印象です。
前日の15日から「横浜トリエンナーレ2024 野草:今ここで生きてる」が始まっているのですが、事前情報が全くな
鑑賞レビュー:越後妻有 大地の芸術祭2024 冬 + 田中泯 雪の良寛
2月22日・23日の二日に渡り雪降る新潟に行ってまいりました。
暖冬の影響か、前日までは雨が降っていたのですが、22日より寒さが戻り、粉雪降り積もる「雪国」の景色を満喫してまいりました。
今回は「アートプロジェクト」を検索していたところTOPに「越後妻有 大地の芸術祭 冬」がヒットし「冬もやってるんだ?」と思ってサイトを見に行ったところ2024年度7月から始まる大地の芸術祭(本番)のためのオー
鑑賞レビュー:アーティゾン美術館/マリー・ローランサンー時代を映す眼
過日(2024年1月26日)アーティゾン美術館で開催されていた「マリーローランサンー時代を映す眼」を鑑賞しました。
なかなかレビューがまとまらなかった理由としてじつは、自分、マリー・ローランサン(1883年~1956)の人物画が苦手。
描かれた女性たちには髪も皮膚も質感が不明瞭で、瞳には光がない。
そして、ふわふわした色合いに包まれ、体臭やセクシュアリティを感じさせない肉体を持った彼女たちの表
つれづれ:レポート三昧、すべてのはじめに「なぜあなたはそれをするのか?」という問いがある。
今年は、コロナやインフルエンザにはかからないのに交通事故や「手術や入院が必要な疾病」に相次いでかかったり、人に騙されて家が差し置さえられたりして散々な一年だったが、とりあえずすべてが収束した。
ゆえに「ああ、神様、来年はさらなる最低な年にならないように」と低いレベルの祈りをささげる年末である。
別段そんなことにもへこたれていないのは、とりあえずたのしいバイトが見つかり、大学も行きたい学科を選ん