さまよう

今週末1/31は、colormalとのツーマンライブが控えている。(夜と)SAMPO、バカスケジュールライブツアーの初日である。バカスケジュールとは、このツーマンの翌週にeo Music Tryの決勝!無料配信ライブ、その翌週にはナードマグネットとのツーマンライブが控えており、なんか急にハードになったな!とビビるくらいの濃密スケジュールのことである。(ちなみにeoの宣伝うるさくて申し訳ないが、マジで優勝したいのですまんけど頑張らせてください)

ちなみに今週末でやっと3回目のライブ。結成してから半年くらい経つのに、やっとだ。そのくせはじまり出したら堰を切ったようにライブを連発する。バカスケジュールたる所以だ。ただ、これも想いが全くなくバカスケジュールを組んだわけではなく、どれも本当に思い入れがあるということをご理解いただきたい。今日は今週末のライブのお相手、colormalについてちょっと物書きをしてみようと思う


colormalとの出会いは、前身バンドの時にとあるコンピレーションCDに入れてもらったことがキッカケだった。そのコンピにはいくみちゃんがやっていた『加速するラブズ』も入ってて、二組で初東京ライブ遠征に行った。あの時のライブは今でもよく覚えていて、忘れられない最高のライブだったなぁ。

話を戻して、実は同じコンピにcolormal ことイエナガの作品も収録されていたのだ
わたくしこと吉野エクスプロージョンは物事に対して、よくナナメから構えて偉そうなことを言うタイプで、そのコンピも批評家のような気持ちで偉そうに拝聴していたことを覚えている(偉そうに拝聴とは矛盾しているが)

が、そのコンピ、なかなか素晴らしく、上機嫌で聴いていたのだが、特にビビッときたのがcolormalだった その時に入っていた曲がとても好きで、東京のライブ会場に別バンドできていたイエナガに「…コンピで一番好きでした(ボソッ)」と伝えたかどうか、記憶が定かではない。多分伝えた。聞こえたかはわからんが。


それから時が流れて、随所随所でcolormalの名前を聞くようになった
彼が出した"merkmal"という作品が非常に素晴らしく、各所で話題になっていたのだ
イエナガのコードワークがとても好きで、「絶対コイツとは音楽の趣味が合う」と勝手に親近感が湧いていた。
いつしか、お互い認知しだして、ぼちぼち交流を始めるようになっていた。きっとこのままなんとなくな関係で終わると思っていた。しかし、とあるキッカケで急激に二人は接近することとなる(自分で書いていてラブストーリーかと思った)

そのキッカケとは、2人が敬愛する赤い公園のライブをたまたま同会場で見ることになったことだ。偶然にも、Twitterでお互い同じライブを見ることがわかり、合流することになった。初めは実に、絶妙な距離感であった。沈黙を拭い去るようにぽつぽつと、好きな赤い公園の曲を話し始め、お?これは結構イケる口やな?とお互いわかりはじめ、その直前にやっていたYouTube LIVEの素晴らしさを語り合ったり、つのまいさ愛を叫びあったりと、次第に話題はエスカレートしていく。
気づけば、2人はアホみたいに酒を飲んでいた。ライブハウスですでに6-7杯飲んだ僕らはそのまま知人と合流し、二件目へ。日本酒に塗れてダークサイドに堕ちたこともよく覚えているが、飲みすぎて半ば記憶はない。残っている写真には己の痴態が晒されていた。お酒の失敗とは情けないものである。

そんなこんなで盟友となった我々はその後も、ギタリストのうきくんと共に3人でつるむようになり、一緒にサウナに行ったり、3人で35杯の酒を飲んだり(絶対ウソ。ぼったくられたに違いないと思っている) どうしようもない遊び仲間として活動している。


そんなcolormal ことイエナガ だったのが
colormal ことイエナガ、マツヤマ、やささく、たいなか
になったのはこの1月からだそうだ

そう、彼らはバンドになったのだ


吉野は吉野で、去年の5月ごろからバンド (夜と)SAMPOを始動し、自分で曲を作ったりPCで打ち込みをするようになり、あらためて宅録アーティストの凄さを思い知った

作曲者は孤独であり、なかなか難しいいきものなのだ

吉野も例に漏れず、その孤独と戦う日々であった。
「この曲、ホンマにいい曲なんやろか…」
「これでもいいんかな、音のことよく分からへんし…」

そんな風に悩んでた自分の事を物凄く励ましてくれたり、DTMのことを教えてくれたのがイエナガだった。
革命前夜のデモを聞いてもらったときも、

「多分キックとベースのアタックのピークがデカくて、リミッターに引っかかることで音量が揺れてる感じになってるかも!
てかそんなことどうでもいいくらい曲がええ」

とLINEが飛んできたのが凄く嬉しかったし、もっといい曲を作ろうと思った そしていつかcolormalと共演したいと思うようになった


colormalがバンドになると聞いて迷わず「colormalとツーマンやりたいわ、真剣勝負しよう」とLINEした。深夜2時のテンションだった。
即答で「やろうよ、真剣勝負、やりましょう」とラインが帰ってきた。コイツも2時のテンションだった。


舞台と役者は揃った。あとはやるだけ。
1/31はあくまでスタートで、この先のことは未定だ。
だけどきっとこれからも盟友であり続けるだろう

あの頃悩んでた自分を振り返って思う。

変われたかな 変われるかな

私はさまよって いたいだけ!

colormal / さまよう

画像1








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?