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この先も、つながりを感じていたい【2030年】

毎週テーマを決めて共同運営を続ける日刊マガジン『書くンジャーズ』。
今週のテーマは、【 2030年 】です。

2030年。今から9年後。
僕は50歳になり、子どもたちは、長男25歳、次男20歳、三男16歳になっています。それぞれ、どんなことをしていて、一緒にいる時間には何を話しているんでしょうか。
僕が、「福岡で、地域や子どもに関わる仕事をしている」なんて学生時代には頭の片隅にもなかったように、子どもたちも今は考えもつかないようなことをしているんだと思います。想像ができないからこそ、人生は楽しいのかもしれません。

僕や子どもたちがどんな状況にあるにしても、大切にしたいと思うものがあります。人とのつながりです。特に、地域とのつながり。

つながりによって生まれる価値は、「ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)」と言われています。
ソーシャル・キャピタルとは、他者への信頼、お互い様の譲り合う気持ち、人と人とのつながり(ネットワーク・絆)を指す言葉です。個人だけでは存在せず、人と人とが関わることで生まれます。多くの人が研究していて、これが豊かであると、協力し合う関係や行動が生まれ、ボランティアなどの社会活動が活発になり、政治参加も促されることが分かっています。僕たちの、健康や教育、経済活動、地域の安全に影響を与えているのです。

ただ、このソーシャル・キャピタルは、目的として強く意識しすぎると、人間関係はぎくしゃくしてしまいそうです。「こんなメリットを得たいから、あなたと仲良くなりたいです!」なんて言われても、嫌ですよね。
それよりもまず、人として尊重し合える方がいい。

そのために大切な視点は、個人に関心を寄せること。
「地域」という言葉だけを目にすると、大変そうとか、めんどくさいとか、ネガティブなイメージを抱く人も多いようです。あるいは、無関心だったり、関わりたくなくて思考が進まない人もいるでしょう。抽象的すぎる言葉によって、心理的に距離が開いてしまうことが、理由として考えられます。そのおかげで、冷静に考えられる、というよさもありますが。

個人に対する関心が生まれると、一般論はあまり関係なくなります。誰がなんと言おうと、その人はその人。会えばホッとするし、困っていたり悲しんでいたら、どうしたんだろうと心配になる。
「2丁目の〇〇さん」と名前が分かる人だったり、「お地蔵さんの交差点にいる旗当番のおじさん」のように、名前が分からなくてもその人を認識できるような人だったり。
そんな関係と気持ちの積み重ねが地域だとしたら、ちょっとだけやさしいイメージが増えるような気がします。

2030年。今から9年後。
今年生まれる子どもたちが、小学校3・4年生になっている年です。通学手段がどこでもドアにでもなっていない限り、今と変わらず、誰かに見守られながら毎日を積み重ねていると思います。
子どもも、親も、地域に住む人とのつながりを感じている。そんな環境であり続けますように。

毎週テーマを決めて共同運営を続ける日刊マガジン『書くンジャーズ』。
今週のテーマは、【 2030年 】でした。

今日たまたま地域でお世話になっているUさんから電話があり、ちょっとだけ今後の地域のことを話したのは、土曜日担当の吉村伊織(よしむらいおり)です。

今週も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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それではまた、お会いしましょう。


※illust by:poko pocketさん/ イラストAC

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