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選手と指導者の希望があり、そこに携わる人がいる【オリンピック】

毎週テーマを決めて共同運営を続ける日刊マガジン『書くンジャーズ』。
今週のテーマは、【 オリンピック 】です。

今、このフレーズを目にすると、「結局、開催できるの?できないの?」という声が頭の中に浮かびます。今回は、それを一旦置いといて、違う話をしましょう。

そもそも、オリンピックは、スポーツを通した人間育成と世界平和を究極の目的として開催される、世界的なスポーツの祭典。メダル受賞選手はもちろん、出場するだけでも、一流アスリートである証拠です。一人一人が、日々たくさんのトレーニングを重ねて、体を鍛え、技を磨いています。どの選手にも数々のドラマがあるから、応援する僕たちも夢中になり、会場と遠く離れていても一体感と感動を味わうことができます。

そんな選手たちの隣には、指導者の存在があります。親だったり、スポーツクラブのコーチだったり、学校の先生だったり。出会いがあって、絆を育み、共に苦労を乗り越えていくパートナーです。
一時期、その世界の一部に、少しだけ携わったことがあります。

子ども向けスポーツ教室の指導者を育成する専門学校の、非常勤講師。担当した科目は、「コーチング」。
コーチングのスキルや考え方、その土台となる自分の心の整え方、ストレスマネジメントなどに加え、子どもの気持ちや保護者が求めていることを交えながら、毎週の授業を組み立てていました。

授業の中では、生徒たちとこんな話もしました。

「これからみなさんは、たくさんの子どもたちに出会います。スポーツ教室に通う目的は、みんな違うはずです。うまくなりたい子もいれば、ただ楽しみたい子もいます。親の望みもそれぞれです。
もしかすると、みなさんが出会う子どもたちの中から、将来のオリンピック選手が生まれるかもしれない。その子が金メダルを手にして、インタビューに答えるとき、『子どものときに通ったスポーツ教室の○○先生のおかげで、この競技の魅力を知って、その出会いがあったから、今、表彰台に立っています』と言ってくれたら、どうします?僕は、すごく嬉しいです。そんな可能性があるって、素晴らしいことだと思います。
こんな夢みたいなことも時々語りながら、一緒に授業を頑張っていきましょう」

どんなタイミングで、どんな出会いがあり、どんなきっかけから、どんな未来につながるか。
誰にも分かりません。

去年から今年にかけて、先が見えない不安を完全に拭いきれない状況です。どの情報を信じたらいいのか分からなくなることもあります。

こんな時期だけど、こんな時期だからこそ、子どもたちや、その周りにいる大人たちが、希望を感じられる世の中であってほしいと願います。

毎週テーマを決めて共同運営を続ける日刊マガジン『書くンジャーズ』。
今週のテーマは、【 オリンピック 】でした。

専門学校の生徒たちを思い出しながらこの記事を書いたのは、土曜日担当の吉村伊織(よしむらいおり)です。

今週も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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それではまた、お会いしましょう。


※illust by:アリスさん/ イラストAC

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