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「ありがとう」は、当たり前を見直す言葉【ホワイトデー】

3月14日は、ホワイトデー。愛の誓いの日とされるバレンタインデーに対する、お返しの日です。我が家では、妻も僕もチョコ好きなので、どちらの日もチョコを贈っています。お菓子メーカーの戦略で生まれた風習とも言われているけど、便乗して気持ちを伝えるにはちょうどいいイベントではないでしょうか。「ありがとう」という気持ちを。

考えてみると、贈り物を届けたい相手がいて、自分がいて、当たり前のように毎日を過ごせること自体が、ありがたいことかもしれません。

ありがたいことと言えば、今日からさかのぼること2日前、長男が中学校の卒業式を迎えました。今年は、例年とはまったく違うスタイルで。

体育館に入れるのは、卒業生、先生たち、保護者(各家庭2名まで)。在校生も、来賓もいません。換気のために窓は全開で、司会の先生からは「窓を開けているので、遠慮なく防寒着を着用ください」とアナウンス。いつもなら、入退場には吹奏楽部の生演奏があったけど、今回は録音放送で対応。式典自体も、校長先生のことば、代表1名のみで卒業証書の授与、卒業生代表の答辞、卒業生の歌と、30分程度で終了。そして、各教室に移動しました。

卒業式の開催自体が危ぶまれ、中止になった学校もあると聞きます。そんな中でも、何とかやり方を考えて開催してくださって、子どもたちは記念の日を学校で過ごすことができました。ありがたいことです。


「ありがとうの反対の言葉は、当たり前。」

当たり前のように過ごしていたら、ありがたさは感じません。当たり前だと意識することすらない。そのありがたさに気づくのは、当たり前が失われた時か、自分からそこに目を向けた時。
小学校のPTA会長を務めていた時、長男の学年の卒業式で、お祝いのメッセージとしてお話させてもらいました。卒業式では、校長先生からも、来賓からも、「家の人、地域の人に、ありがとうを伝えましょう」と話があります。僕たち大人も、当たり前すぎてありがたさを意識してないので、あえて目を向けられるように節目の日がやってくる。そんな気もします。

当たり前を見直す節目の日。でも、卒業式は数年に一度しか経験できません。毎年やってくる、いろんな記念日を活用した方が効果的。ホワイトデー、バレンタインデー、誕生日や、母の日、父の日、・・・。
誰かに贈り物を渡しながら、「ありがとう」と言ってみる。そして、当たり前のように過ごしている毎日の中に、ありがたいことがたくさんあることに気づく。そんな生き方をしたいと思います。



長男の小学校の卒業式で読んだ祝辞は、こちらの記事に書いています。よかったら読んでもらえると嬉しいです。

週替わりのテーマにメンバーがそれぞれの思いを書き綴る日刊マガジン『書くンジャーズ』。
今週のテーマは、【 ホワイトデー 】でした。

「ありがとう」つながりで卒業式のことを熱く語ってしまったのは、土曜日担当の吉村伊織(よしむらいおり)です。

今週も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

メンバーそれぞれのホワイトデーに対する想いも、ぜひのぞいてみてくださいね。

それではまた、お会いしましょう。

※ヘッダー画像は、とちささんによる、イラストACからのイラストです

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