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コミュニケーションスキルを磨こうと思ったら、勉強机から離れたらいいかもしれない

毎週テーマを決めて共同運営を続ける日刊マガジン『書くンジャーズ』。
今週のテーマは、【 コミュニケーションスキルの磨き方 】です。

カウンセラーとして、研修講師として、このテーマでお話しをさせてもらうとき、いつも思うことがあります。練習と実践の場として最強の環境が、実はすぐそばにある、ということ。それは、「子育て」。
学べば学ぶほど、伝えれば伝えるほど、やっぱりそうだよなと思います。

特に、子どもが小さい頃は、ことばで表現することは未熟。だから、僕らに求められるのは、こんなこと。

・ほかのことは置いといて、相手の話に集中する
・途中でさえぎらずに、最後まで聴く
・言いたいことはこういうことかな、と確認する
・相手が興味を持っていることに関心を持つ

そうしないと、子どもとの会話が成り立ちません。どれも、大人同士のコミュニケーションでも大切な要素です。

ただ、頭で分かっていても、こちらの気持ちや時間に余裕がないと実践は難しくて、なかなか教科書通りにはいかない。爆発寸前の気持ちに折り合いをつけながら、何とかやりくりする毎日が続きます。
そんな親の気持ちを、子どもに理解してくれと言うのも無理な話。「怒る」と「叱る」の違いなんて何度も聞いて知っていても、つい怒ってしまう。そして、妻にフォローしてもらって仲直り。僕も、今でも修行中の身です。

できれば言わなくても分かってほしいけど、親子でも、夫婦でも、やっぱり気持ちは言わないと分かりません。
長男に対して効果的だったことだって、次男、三男には通用しないこともたくさんあります。

立派な教室に行かなくても、高い授業料を払わなくても、常に体当たりで悶々としたり喜んだりしながら学べる場が、子育てなんだと思います。

小学校にあがって、授業参観に行くと、そこで教わることもありました。
子どもたちの後ろから教室を見回すと、こんな張り紙があります。

・人の話は最後まで聴きましょう
・人の話を聴くときは、目と体を相手の方に向けましょう
・自分の意見は「私はこう思います」と伝えましょう

クラスの子どもたちのためではなく、本当は参観に来る保護者に見せるためではないか、と思ってしまう内容です。


赤ちゃんから幼児になり、やんちゃに動き回る時期を過ぎ、思春期になったらなったでその時の難しさがやって来る。子どもが小さい頃だけでなく、ある程度大きくなっても、学びの場であることは変わらないようです。

コミュニケーションスキルを磨こうと思ったら、やっぱり子育てが最強ってことで。勉強しなきゃと机にかじりつくよりも、体当たりが一番。

毎週テーマを決めて共同運営を続ける日刊マガジン『書くンジャーズ』。
今週のテーマは、【 コミュニケーションスキルの磨き方 】でした。

カウンセリングの勉強をして、一番の学びの場が家庭なんだと思い、仕事を頑張りたい父親こそが子育てに関わるといいぞとブログに書くようになったことがファザーリング・ジャパンとの出会いにつながったのは、土曜日担当の吉村伊織(よしむらいおり)でした。

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

メンバーみんなのとっておきの方法も、お見逃しなく。

それではまた、お会いしましょう。

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