なにがきっかけで、どんなタイミングで【こうなったら良いな2022】

嬉しい感情ってやつは、空気感染するのでしょうか。

僕は眠っていたはずなのに、そして、部屋の中は真っ暗だったはずなのに、なぜかその瞬間を感じました。

同じ部屋に寝ている三男が、ハッと目を開けて顔を右に動かす。枕元に置いてあった袋に気づいてガバっと起き上がり、お兄ちゃんたちが寝ている部屋へと駆けていく。
「来たよー!サンタさん!」
おぼろげな意識の中で手を伸ばし、携帯の電源ボタンを押す。画面に浮かび上がった数字は、4:30。奥の部屋で人が動く音がして、リビングの電気が点いた。ドアの隙間から、白い光が一本伸びてきた。ヒソヒソと、でもウキウキが伝わる声で話す子どもたちの、表情が目に浮かぶ。

包みを開ける音は、聞こえた気がします。僕はそのまま、目を閉じました。

子どもたちが喜んでいる。
それを感じられるのは、僕たちにとってのクリスマスプレゼントかもしれません。

小学2年生の三男、5年生の次男は、サンタさんからのプレゼントに、はしゃいでいます。
高校2年生の長男は、もう落ち着いている様子。クリスマスを認識できるようになってからの年月を数えると、13年か14年になると思います。本当に、あっという間でした。来年には、もう高校を卒業する年を迎えます。

次男も、来年は小学校の最高学年。僕は次男が1年生の時までPTA会長をやっていました。PTA役員には同級生の子どもがたくさんいて、PTA活動でも1年生の保護者としても楽しい時間を過ごしました。来年が最後の小学校生活になる人も多いです。ちょっと寂しくなります。

三男は、来年は3年生。「ちびっこ」とは言えないお年頃。コロナ禍での小学校入学だったこともあり、気持ちが不安定になっていると感じることも多かったです。つい先月、11月までは、ほぼ毎朝一緒に登校していました。
それが、12月に入ってからは一人で登校しています。本人の気持ちが落ち着いて来たのもあると思うし、ひとつのきっかけになったように感じているのは、愛犬との別れ。
間もなく18歳を迎えようとしていた老犬で、よく頑張ってくれてたけれど、11月後半に体調を崩してしまったのです。朝、食べたものを戻したり、立ち上がれずに苦しそうにしているのを僕が面倒みていたら、一人で玄関を出て学校に向かいました。
「お父さんは、ちゃんと面倒みてあげて。僕はひとりで行けるから。」
そう言ってくれてるように感じました。
残念ながら、12月に入って愛犬との別れの日を迎えてしまいましたが、学校に一緒に行こうと言うことはなくなりました。

なにがきっかけで、どんなタイミングで、変化が生まれるか分かりません。

僕自身も、ある人のひとことで、今の時期に取り組みたいことができました。そこにしばらく集中するために、noteの連続更新をやめました。

きっと、来年も、当たり前の日常が続く中で、大小さまざまな変化が生まれると思います。僕や家族に、そして、周りで関わる人たちに。
ふとしたきっかけを見逃さないように、一緒に受けとめて、何かを感じられるような日々を送れたらいいな。今、そんなふうに思っています。

毎週テーマを決めて共同運営を続ける日刊マガジン『書くンジャーズ』。
今週のテーマは、【 こうなったら良いな2022 】でした。

「土曜日担当の吉村伊織(よしむらいおり)です」とつぶやきながら、この書くンジャーズnoteを更新するのも、今年はこれで最後。(他の記事は、まだ書けると思います。書きたいです。)

今年も一年間、お付き合いくださってありがとうございます。
一週間後には、2022年になっています。新しい年も、どうぞよろしくお願いいたします。

年明け前に、メンバーたちが思い描く2022年も、忘れずにチェックしてくださいね。

それではまた、お会いしましょう。

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