デコとボコがあるからいい【#2020年代の未来予想図】
デコとボコがあっていい。
デコとボコがあるからいい。
今までよりも、そんな感覚が当たり前になっているのが2020年代。
そうなってほしいという希望と、
そうしなければという使命感と。
デコボコは、「みんな一緒じゃなくてもいいよ。いろいろあるよね」という感覚。
地域の中の居場所づくりに携わるようになって、強く感じるようになりました。
その場に集うのは、年齢も性別も様々。
子どもも、大人も、お年寄りもいて、好きなことも得意なことも苦手なこともいろいろ。
能力、体力、知識、経験、性格、雰囲気、
住んでいる場所、持っているモノ、お金、・・・
いろいろあります。
去年参加した勉強会では、
「居場所づくりに関わる大人たちがデコボコでいい」
と教わりました。
マニュアルを決めてみんなが同じ対応をするのではなく、
それぞれ感じることが違うからこそ気づけることがある。
そこを尊重する。
そうすると、訪れた人も、誰がいいか選択できる。
できることをやればいいし、特別なことができなくても大丈夫。
地元で動き出した居場所では、「何もしないボランティア」も存在します。
「ただここに来て、座ってるだけならいいよ」と言ってくださる方も、大切な存在です。
その人の周りには、その人がもつ雰囲気が生まれます。
心地よい空間には、いろんな人が必要のようです。
最近は、発達障害について少しずつ学んでいます。
いい表現で解説されてるよと教えてもらったのが、「発達でこぼこ」。
発達障害を、何かができないという見方ではなく、苦手なことと得意なことの差が大きいと捉えたのが「発達でこぼこ」。
そうすると、感じ方も変わってきませんか?
発達障害についてのある講演会では、医学的な診断だけにとらわれず、生活していくうえでの困り感に目を向けて、どんなフォローをすれば心地よく生活していけるかを考えることが重要だと話されていました。
個人の中にあるデコとボコ。
周りの人たちのデコとボコ。
社会の福祉的なサポートが必要な状況もありますが、もっと身近なところに解決策がたくさんある。
その必要性が増し、いい動きがたくさん出てくる。
実現するためには、どこで何をやっているという情報だけでは不十分です。
どんな人が、
どんな思いで集まって、
どんなきっかけからどんな発想をし、
どんなやり取りをどれくらいやってきたのか。
表面に見える活動の背後にある、細やかなやり取りに大きな意味があります。
ネット上に出せるものもあれば、個別のやり取りだから話せることもあるでしょう。
ふわっとしているものが、話しながら書きながら明確になることも多いはずです。
デコとボコな人と人とのつながりが大事になる。
僕の2020年代の未来予想図でした。
◇
毎週、週替わりのテーマに対してメンバーが日替わりでそれぞれの思いを書き綴る『書くンジャーズ』。
今週のテーマは、【 2020年代の未来予想図 】でした。
人と人の力で明るい未来にしていきたいと思うのは、土曜日担当の吉村伊織(よしむらいおり)です。
今週も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
メンバーが描く2020年代の未来予想図も、ぜひチェックしてくださいね。
それではまた、お会いしましょう。
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