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567. Total bodyweight and sex both drive pharmacokinetic variability of fluconazole in obese adults

Chen L, van Rhee KP, Wasmann RE, et al. Total bodyweight and sex both drive pharmacokinetic variability of fluconazole in obese adults. J Antimicrob Chemother. 2022;77:2217-2226.

NEJM Journal Watchから。
1年以上前のものなので、情報が更新されている可能性あり。

17名の肥満患者(BMI >35.0 kg/m2)と8名の非肥満対照者を対象に、フルコナゾール400mgをカプセルとして経口投与し、2時間後にフルコナゾール400mgを静脈内投与した後の薬物動態に関する前向き研究を実施。フルコナゾールの生物学的利用率は、肥満者・非肥満者ともに87.5%だった。フルコナゾールのクリアランスと分布容積は体重の増加とともに増加し、分布容積は同じ体重の女性患者よりも男性で27%大きかった。体重140kg未満の女性被験者全員および男性被験者の90%が、侵襲性カンジダ症に対するフルコナゾールの曝露目標値を達成。しかし、中枢神経系感染症に対する目標値は体重80kg未満の被験者でのみ達成された。このモデルから、体重140kg以上の被験者の場合、カンジダ症の治療初日に望ましい曝露目標を達成するためには、1回600mgを1日2回投与することが必要であることが示された。

唸るね、これは。

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