depth
言わないからといって
感じていないわけじゃないし
笑顔だからといって
悲しくないわけじゃない
うまくいっているように見える人が
本当にうまくいっているとは限らない
人はただ 自分勝手に 決めつけるだけ
あの人はこういう人 このひとはそういう人
本当は 知ることはできない
人の心にある海の奥行なんか
人はただ 一方的に 決めつけるだけ
この国はこういう国 あの国はそういう国
本当は 知ろうとしていない
自分の外にある海の深さなんか
汚いとか醜いとか野暮だとか悪いとか
その対義語がただ「きれい」とか
きれい だけ すてき だけ
おもてがわだけで知らぬふり
何も言わないからといって
何も考えていないとでも
笑顔でいるのはただ
ひとえに
慈しみあいたいから
尊びあいたいから
ただ それだけなのに
せめて雄弁に報いる世界なら
(今は無言に如かず)
ゆめゆめ
侮るなかれ
わたしの
そしてあなたの
心の depth
先日「#シロクマ文芸部」さんの企画で詩を書いてから、なんだか急に詩心が湧いてきて、今、突然の「詩のマイブーム」が訪れています。
私にとって詩は「書きたい」「書くぞ!」と意気込んで書くというよりちょっとダウンロード的な感じです。「あ、ちょっと待って!書いとくから!」みたいな。原型ができたら、推敲してこねくり回します。
中学生のときと、20代にそれぞれブームがあり、今回は人生3回目のブームかもしれません。ちなみに、中学生の時の「ポエム集」を先日捨てたばかりです。
投稿して多くの人の目にさらすなど、かつては考えられませんでしたが、これは新たな黒歴史になるのでしょうか。それとも今度は白歴史でしょうか。というか、白歴史って何。
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