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JBCF 鹿屋・肝付ロードレース

2024年の国内ロードレースシーズンが開幕。
今季は縁があって、AVENIR CYCLING YAMANASHIの撮影を担当させていただくことになりました。
2022年以来なので1年のブランクを経て、ロードレースの現場に戻ることができ、本当に感謝しています。ありがとうございます。

AVENIR CYCLING YAMANASHI

振り返ると、JBCFのレースは2019年の南魚沼ロードレース以来ということで、今年ははじめてのコースもいくつかあり、開幕戦の鹿屋・肝付ロードレースもそのひとつ。
鹿児島に到着した金曜日に選手のコース試走に付いていく形で下見を済ませる。
事前の計画はスタートを撮影して、その後の小さなアップダウン区間で経て、中盤の平坦区間を撮影。
全20周の内、12周目ぐらいまでには後半の登り区間に入っていければという感じ。
それ以上の細かいことは考えないことに。

シーズン初戦に設定した課題

今年のJBCF JPROTOURに加盟したのは22チーム。
鹿児島でのエントリーは17チームだったので、最大数ではないものの、それでもこれまでのJCLなどの国内リーグ戦と比較したら、多いというのは変わりない。
さらに今季からAVENIR CYCLING YAMANASHIを担当することになったので、集団の中でどれだけ見つけることができるのかが未知数。
そういった状態なので、この鹿児島での2レースはとにかく集団の中から担当チームを見つけることに慣れていく作業が最優先。
できるだけリスクを負わずに、いかに撮れ高を確保するかが課題になっていた。

レーススタート

レーススタート

レーススタートを撮影して、予定通り数百メートル進んだ緩斜面区間で2回ほど撮影を試みる。
ただ、この2回は完全にチームを判断できない、判断できたとしても時すでに遅し。ピントが合わず全く使える写真は撮影できず。
これは思ったより厳しいのでは?という焦りが生まれつつ、平坦区間へ。

それでもチームが積極的に動いてくれたことにも助けられ、徐々に撮れ高を積み上げていく。
さらには思ったより早い段階で、遠くから見ても選手が識別できるくらいにはなってくる。
そして中盤にできた10名の逃げにしっかり渡邉和貴選手が入ってくれたので、状況としてはかなり楽になった。

逃げ集団に入った渡邉和貴選手

平坦区間での撮れ高もそこそこに予定通り11周回目で最初の登りに。
ここは最初は向かって左側(集団の右側)に歩道があり、横からの距離も十分に取れそうだったので、左側に入ったもののチームは集団の左側に位置していることでちょっと違うなってことで、ほぼ同じ場所でもう1周回待機。

あまり十分なスペースがあるとは言えないが、望遠と広角の持ち替え判断さえ早めにやれば、まぁなんとかなるだろうと集団の右側に移動して、なんとチームのトレインを撮影。

構図的にはほぼ思い通りだった(広角側はもう少し寄ってもよかった)けど、もうちょっと明るくても良かった。どうしても曇りかつ周りが木々に囲まれていて光量が足りていないときは無理に明るくするよりもシャドウを残したくなるけど、こういうトレインを組んでいるようなときはもっとわかりやすいほうが良さそう。

その後は特に問題もなく、コンスタントに撮影を進めてフィニッシュへ。

振り返り

出走105名の中で最初の2、3周は担当チームを探すのに苦戦していたが、その後は思ったよりもなんとかなった。
最初に設定していた課題も最低限はクリア。撮れ高も選手によってのばらつきが多少気になるところだけど、手応え的には悪くない。
ただ今回は20周のレースだったということは忘れないようにしたい。
これが半分の周回数とかになったら、今回のように2、3周目で全然撮れませんでしたでは致命的なミスになりかねない。
なににせよひとつ言えることは、レースの面白さも写真としての見栄えも、やっぱり集団は大きいほうがいいことに違いはない。

今シーズン、よろしくお願いします。

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