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日本の学歴TOP2!東大と京大のちがい~あなたはどっち派!?

東大と京大は日本の大学TOP2ですが,
単に偏差値順というわけではなく,
カラーが違うように思います。

私自身,高校時代に
東大と京大のどちらを受験するか悩みました。

双方の大学に見学に行ったり,
東大・京大に通っている先輩それぞれに話を聞いたり,

東大・京大模試を受けたり,
25年分過去問演習をしたりしましたが,

その中で気づいた両者の違いについて
書きたいと思います。

入試傾向の違い

東大入試は時間がタイト

東大・京大入試では,
重箱の隅をつつくような問題は出題されず,
記述問題が大半です。

両者の出題傾向は非常に似ていますが,
京大入試の方が試験時間に余裕があります

私は解くのが速いほうで,
京大過去問・模試の場合は,
見直しまで行うことができましたが,

東大過去問・模試は解くだけで精いっぱいで,
いつも見直しの時間がほとんど取れませんでした。

東大過去問・模試で
試験時間が足りないと嘆いている
同級生は多かったです。

特に英語は顕著です。

英語の試験時間は
東大・京大ともに120分です。

京大入試は大問3つ,小問8つで,
リスニングはありません。

東大入試はリスニングが30分あります。

試験時間120分のうち30分リスニングなので,
リスニング以外の問題は
90分で解く必要があります。
リスニングを除くと,大問4つ,小問22個です。

※H28年度の過去問の場合。
毎年傾向はほとんど変わりません。

大問4つ,小問22個を90分で解くとなると,
1問あたり4分ほどで
答えなければなりません

要約や英作文,和訳問題,長文読解なども
もちろん含まれていますので,
時間勝負
です。

そして,リスニングのレベルも非常に高いです。
私は英検準1級を持っていますが,
同程度の難しさだと感じます。

リスニングを聞いてもわからないので,
リスニングの選択問題を当てずっぽうで選んで,
リスニングの30分を他の問題を解く時間に
充てる同級生も少なくありませんでした。

東大入試は教科数が多い

東大の方が入試で必要な教科数が多いです。

文系の場合,京大であれば,
数学(数Ⅰ・A,Ⅱ・B),国語,英語,
地理,歴史(社会2教科)の5つで受けられますが,
東大の場合は,社会が3教科必要です。

東大はもともと官僚養成校だったため,
速く正確に物事を処理できる人,
オールマイティーに何でもこなせる人を
採りたい
のかなと
高校生のころから分析していました。

京大はもう少し自由度が高く,
時間をかけて一つの課題にじっくりと向き合い,
答えを導き出せる研究者タイプの人を
採りたいのかもしれません。

入学後の違い

京大の場合,学部を決めて受験しますが,
東大の場合,文系・理系(文・理Ⅰ~Ⅲ)という
大きな枠で受験し,
入学後に学部を決めます

東大1・2年生は皆,前期教養学部生として,
文理問わず様々な授業を受けられます。
大学の授業を実際に受ける中で,
自分が何を専門的に学びたいかを決めます。

高校までの学校の授業で,
自分の専門分野を決めるのは
難しい
なぁと感じていたので,
私は東大の進学制度に魅力を感じました。

入学後の成績によっては,
自分が志望した学部・学科に行けないこともある
ので,
東大の場合は入学後も
きちんと勉強する必要があります。

京大の場合,最初から学部・学科が決まっており,
東大ほど学内で良い成績を取る必要性は低いので,
タガが外れて遊びほうけてしまう人もいます。

実際,東大より京大に行った先輩・同級生の方が,
留年する率が高かったです。

京大の場合,入学後に
「この学部は自分に向いていないかも」
「こっちの学部の方が,
自分のやりたいことを学べるかも」
と気づいたとしても,
転部するのはかなり難しいようです。

東大の場合は,
最初の2年間が教養の期間となり,
残り2年間しか専門的なことを学べないので,
一長一短です。

大学入試時点で,
専門的に学びたいことが
はっきりしている人は京大,

まだ決まっていない人は
東大
が良いのかなと思います。

少しでも参考になれば幸いです!

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