「転職に失敗したかも・・」と思った時にやるべき3つのプロセス
思い切って転職をした後に、「失敗したかも・・・」思うことは全く珍しくありません。
転職が一般的になった今、新しい環境に飛び込む決意をする人も多いと思います。
一方で、転職した後すぐに「全て期待通り!」と思う人は、実際そんなに多くないのではないでしょうか。
私も経験はありますが、どんな職場でも多かれ少なかれ入社前後のギャップはあります。特に転職後3ヶ月以内はギャップに悩みがちな時期。
そんな時「転職失敗したかも・・次を考えた方がいいのかな・・」と悩んでしまう人もいます。
今回はそんな人向けに、冷静&客観的に判断するためのポイントを3つご紹介します。
① 期待と現実のギャップ分析
最初にやった方がいいことは、転職に失敗したと思う原因を分析すること。
ほとんどの人が新しい環境に何かしらの期待をもって、転職先を選んだと思います。一方で、期待と現実にギャップが生じると、フラストレーションになります。
まずは自分が持っていた期待値と現実のギャップを分析することがおすすめです。
入社後によくある期待 vs 現実のギャップは下記2つです。
①仕事内容の違い
②環境、人
まず、1つ目は「仕事内容の違い」です。このギャップは「転職失敗したかも・・」と思う大きな原因になりますよね。
もしそういう状況に置かれているのであれば、入社前の募集要項と現状の仕事内容を照らし合わせてみましょう。その上で人事や上司に相談してみるのが良いと思います。
いづれにしても、仕事内容のギャップは留まるのか、次に行くのかの判断において重要な点です。解決できるのであればした方がいいですし、できないのであれば、次のステップを考える必要があるかもしれません。
2つ目は「人、環境」です。入社後に会社カルチャーや部署、チームの雰囲気が合わないということは起こります。
これは実は1つ目の「仕事内容の違い」よりも難しいことです。なぜなら、仕事内容が期待と異なる場合は解決できる可能性があるから。
一方で、人や文化は会社に根付いているものなので、自分が受け入れるまたは変わる以外は根本的に変えることはできません。
しかし、転職後すぐは周りに気を使ってしまい、十分な相互コミュニケーションがとれていないこともあります。まずは積極的にチームや会社の人とコミュニケーションをとってみて様子を見てみるのもおすすめ。
もしそれでもしっくりこないのであれば、次の手を考える必要があるかもしれません。
※面接のときに実際にオフィスを訪問する、チームメンバーとも話す機会を設定してもらうなどしなかった場合、入社後のカルチャーギャップが起きやすいです。納得いくまで情報収集をしてから入社を決めるのがベスト。
② 長期ビジョンと目標の振り返り
2つ目にとるべきプロセスは「長期ビジョンと目標の振り返り」です。
転職先を選ぶ上で重要なのは、将来どうありたいか(ビジョン)と次の会社で達成したいこと(目標)です。
ビジョンという大枠があり、そこに向けて次のステップで何をやる、得るべきなのかを明確にして転職先を選ぶことが大切。
私も過去に転職後半年間くらいの間、出したいパフォーマンスが出せない&マネージャーがそれに対してすごく厳しかったことがありました。
精神的に苦しくなってしまって「もう嫌だ・・」と思っちゃいました。でも、その時自分が何で転職したのか、何が目標なのかを振り返って、ここで負けてはいけない!と思えたことがありました。
結果的に、6カ月以上かかったものの、すごくいいパフォーマンスを出せて、その先のキャリアにも繋がりました。
転職して苦しいと思う場面がくることはあります。そしてそこで逃げるのは簡単。でも今一度、「ここで達成したい事とその先のビジョン」を振り返る必要があります。
つい目の前の問題や葛藤に目が行きますが、今いる場所が将来行きたい場所に繋がっているのかにフォーカスすることが重要。
長期ビジョンと目標を振り返ることで、留まる or 次に行くの冷静かつロジカルな判断ができるのではないでしょうか。
③ 第三者にも考えを聞いてみる
① 期待と現実のギャップ分析→② 長期ビジョンと目標の振り返りをした後、最終判断の前に、第三者にも考えを聞いてみるのがおすすめです。
自分自身のこととなると、ロジカルな人でもなかなか客観的な判断ができないことが多いです。
ちなみに相談相手におすすめなのは、キャリアコーチ、過去の上司や同僚です。
キャリアコーチをおすすめするのは手前みそなのですが(笑)、正直第三者でキャリアのことや転職のことを利害関係なしで相談できる人は他にはなかなかいないと思います。
信頼できる元上司や同僚がいれば、相談するのもいいと思うのですが、直近の会社の人には相談しづらいのも事実。
また、利害関係が生じるので、完全に中立&客観的なアドバイスはもらえないことが多いです(これがコーチやカウンセラーは身内や友達をクライアントにしてはいけない理由)。
もし、転職エージェント経由で転職した場合、担当者に相談する人もいるかもしれません。
個人的には、大きな利害関係があるので(3-6カ月以内の退職には通常返金義務があります)、相談先としてはあまり好ましくないと思います。
利害関係が少なく、中立的で客観的な意見を言ってくれる人がいれば、最後に話を聞いてみることがおすすめです。
その上で、総合的に考え最後は自分自身で判断をすることがベストだと思います。
まとめ
今回は「転職に失敗したかも・・と思った時にやるべき3つのプロセス」というタイトルで書いてみました。
3つのプロセスをおさらいしてみましょう。
私のコーチングにも失敗とまではいかなくとも、「転職してなんか違うかもと感じていて・・」というご相談も多いため、今回このテーマを選びました。
あなたのお悩みにお役に立てたらうれしいです!
それではまた次回♡
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