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「好き」と「得意」の違いとキャリアに活かす方法

「好きを仕事に」

というパワーワードの破壊力。

もちろん、好きな事でお金も稼げたらこの上ない幸せな人生です。

しかし私は仕事を選ぶ時、好きだけじゃなくて得意かどうかも重要だと考えています。

実際は「好きな事や得意な事があまりわからない・・そもそも違いって何?」という人もいるのではないでしょうか。

今回は好き、得意の違いから、どうキャリアに活かせばいいのかについて書きました。

好きなことと得意なことの違い

まずは「好き」と「得意」簡単な定義をご説明します。

  • 好きなこと
    単純にやっていて楽しいと感じ、とにかく夢中になれること。

  • 得意なこと
    人より上手くできること。苦労しなくても自然と上手にできること。

好きなことはシンプルに夢中になれることです。「一日中やっててもあきないな~」というモノ、みなさん一つはあるのではないでしょうか。

一方で、得意なことは苦労しなくても周りより上手にできることです。ポイントは「苦労しなくても」という点。

自然と周りよりも上手くできていることがあれば、それがあなたの「得意」です。

好き得意を見分けるには自分の客観視が必要

上で好きと得意についてご説明しました。

好きと得意の違いが分かっていても、自分の好き得意を混合してしまっているケースもあると思います。

例えば私は子供の頃12年ピアノをやっていました。好きだったので続けていたし、プロになれたらいいな~と淡い思いを抱いて練習していました。

でも、どんなに練習をしても才能のある子には絶対かなわないと気付き、高校受験を機にキッパリと辞めました。

その時子供ながらに「ピアノは好きだけど得意じゃないから仕事にはできないだろう」と判断したのです(現実的&客観的な中学生)。

私のケースのように、好きなこと=得意なことでない場合は多いです。また好きは主観でOKですが、得意は客観性が重要(自分だけ得意だと思っても周りが誰もそう思ってなければ得意ではない)。

つまり自分を客観視しないと「得意」はわかりにくいのです。

成功体験に得意が隠されている

上で「自分を客観視しないと得意はわかりにくい」と書きました。

ここでは自分の得意を探す方法を1つご紹介します。

自分の「得意」を探す一つの方法として、過去の成功体験をリストアップするというやり方があります。

なぜなら、成功=物事が上手くいった時は必ず強みを使っているから。人生での成功体験を振り返ってみることで、自分の強み=得意が見えてくると思います。

好きと得意を両方使える仕事を選ぶと幸福度は上がる

最後は好き、得意をどうキャリアで活かすかについてお話します。

みなさん仕事を選ぶ時、好き、得意、お金、ワークライフバランス・・・など色んな側面から決定すると思います。

個人的には、好きと得意が両方ある仕事だと長期的なキャリア幸福度は高いのではと考えています。

なぜなら、好きでも成果が出ないと効率が悪い=評価が低い=給与が上がらない・・・というネガティブ連鎖が起こる可能性があります。

でも、そこに得意が入ると、効率いい=評価される=給与が上がる・・というポジティブ連鎖が起こる可能性が高いからです。

もちろん、人によっては「好きとかどうでもいいからとにかく年収のいい仕事がしたい」などという人もいるので、価値観は人それぞれ。

また、業界によってはどんなに成果を上げても、給与が上がらない構造になっている事実もあります。

しかし、好きで成果も出せる仕事に長期的に取り組むことで、年収やその他の条件も整いやすい可能性は高くなると思います。

好きと得意で仕事を選ぶとよい理由の背景にある理論

「好きと得意の両方がある仕事を選ぶといいってただの理想論じゃん?」

と思う人もいるかもしれません。

しかし、実はちゃんとした学術的理論に基づいた考えなのです。

スーパーというキャリア領域で有名な学者が提唱した職業的適合性理論というセオリーがあります。

簡単に説明すると、個人の職業へのマッチ度は下記2つの側面で測られるのです。

①パーソナリティ・・欲求、興味、価値観
②能力・・適性、技量

例えば、絵を描くことが好きでアーティストになりたいという人がいても、センスがなければ社会的ニーズはありません。

個人の好きや興味だけではなく、社会との適合判断を考えるのがスーパーの理論です。

最後に

今回は「好きと得意の違いとキャリアに活かす方法」というタイトルで書きました。

好きと得意の違いは何となく分かるけど、明確な定義まで考えたことがなかったという人も多いのではないでしょうか。

また、自分の好き=得意ではない場合も多いですし、自分を客観視することが必要です。

好きなだけではなく得意な要素の両方がある仕事を選ぶと、長期的なキャリアの幸福度は上がると考えています(社会的ニーズがあってこその仕事でもあります)。

また、その背景にある学術的理論もご紹介しました。

キャリア選びのヒントになればうれしいです。

それではまた次回♡

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