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35歳以上でなかなか転職先が決まらない人の特徴3つ

岩田 芳枝@長期ビジョンを大切にするキャリアコーチ

「転職活動してるけど、なかなか決まらない・・」

とお悩みの35歳以上の方いませんか？

20代～30代前半はポテンシャルを買ってもらえる、ラッキータイム。

一定期間転職活動をすれば、内定が出ることが多いです（かといって適当に選ぶべきではないですが）。

一方で35歳以降は、人によってすぐに転職先が決まる人と半年またはそれ以上苦戦する人と二極化。

今回は35歳以上で転職活動に苦戦している・・という方に向けて、キャリアコーチの経験をもとに記事を書きました。

① キャリアのビジョン、目標がない

まず一つ目は、キャリアビジョン、目標がないです。

これ、当たり前過ぎるでしょ。と思われるかもしれませんが、本当に本当に大切だと思います。

転職活動に苦戦している、もしくは何から始めていいかわからない程ごちゃごちゃという人に、

「こうなりたいという明確なイメージとか目標はありますか？」

と聞くと、

「実はあまり考えたことがなくて・・」

という回答が返ってくることが多いです。そういうケースの場合の多くが、転職をしたい理由もあいまい。

例えば、仕事が何となく自分に合ってない、上司と合わない、ワークライフバランスがとれない等。

そういった理由ももちろん転職の理由になります。一方でそれだけだと、今の会社を辞めるべきなのか、また次はどんな会社を選ぶべきなのかの判断材料に欠けると思います。

環境的な要因とは別に、

「自分がどこに向かっていて、そのゴールへの道筋が今の会社（職種、業界
）にあるか」

どうかを考えることが必要です。

また、キャリアビジョンや目標があるからこそ、次の会社でやるべきことも明確になるのではないでしょうか。

企業側も、何となく転職したいという人は採用したくないのです。

ただ、20代だと「まだ目標が明確じゃない・・」という人もいますよね。企業側も「じゃあうちで勉強しながら決めれば？」的なポテンシャル採用の可能性もあり。

一方で、35歳以上になると、自分で目標設定できていることが前提（いい大人を育ててくれる会社なんてない）。

ちょっとシビアですが、35歳以上でキャリアビジョンや目標がない人は転職活動で苦戦する可能性が高いと思います。

② Will Can Mustの視点がない

Will Can Mustは社内での目標設定やキャリアパス・プランの策定の際に使われることが多いフレームワークです。

① Will→やりたいこと (ビジョン)
② Can→できること（能力）
③ Must→やるべきこと（義務・責任）

Will＝ビジョン、目標でもあるので、一つ目の理由で書いた「キャリアビジョン、目標がない」と重複します。

ここでは残り2つの視点、Can、Mustにも着目します。というのも、たとえやりたいことがあっても、今の自分にできること（能力）を把握していないと、やりたいばっかりになってしまうから。

また、やりたいこと、やれることが分かっていても、会社から求められていることの視点が欠けている人は会社からのプロポーズ（内定）はもらえません。

つまり、① やりたいこと（ビジョンや目標）があることだけでなく、②今の自分の能力の把握、③ 採用側が求めること、の3つの視点で考えること忘れてしまうと、35歳以上は特に転職活動に苦戦することになります。

一見簡単に見えますが、できていない人が案外多いと思います。

以前Will Can Mustについて書いた記事があるので、より深く知りたいという人は読んでみて下さいね～

③ キャリアの棚卸しができていない

キャリアの棚卸やってますか？

実はやってない人の方が多いのではないでしょうか。キャリアの棚卸しと言ってもやり方は人それぞれ。

例えば、職務経歴書を半年に1回アップデートするのでもよいと思います。増えたスキル、実績、足りないものを定期的に確認してPDCAを回せているのであれば素晴らしいですね。

一方、一度も転職をしたことがなく、職務経歴書の書き方がイマイチわかりませんという人も多いです。

そういう人は、いきなり職務経歴書を書き出すよりは、まずは「棚卸し」で整理することから始めるのがおすすめ。

過去の経験を、業務内容、どう取り組んだか、成果などの複数の側面から書き出し、自分の強み、弱み、実績の再現性などを言語化したうえで、職務経歴書に落とすとよいと思います。

35歳以上で転職活動に苦戦している方人は、キャリアの棚卸し不足による、職務経歴書の充実度が低い可能性があると思います。

また、面接に進んだとしても、過去の経験や実績についての質問に上手く答えられない・・ということもあるのでは。

そういったお悩みをお持ちであれば、今一度「キャリアの棚卸し」をしてみることをおすすめします。

まとめ

最後に、「35歳以上でなかなか転職先が決まらない人の特徴3つ」をおさらいしましょう。

① キャリアのビジョン、目標がない
② Will Can Mustの視点がない
③ キャリアの棚卸しができていない

実際は年齢関係なく上記の特徴があると、転職活動に苦戦する可能性が高くなっちゃいます。

ただ、一般的に35歳を過ぎると、転職自体のハードルが上がります。だからミドル世代は特に意識が必要。

一方で3点とも意識＆行動することですぐ変われることです。「転職思ったより上手くいかないな～」という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

それではまた次回♡

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