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文体は「読み手」からの信頼度を決める

『アウトプットチャレンジ:自分を変えるための30の行動』という本からです! よろしければどうぞ!

 適切な文体を選択することで、読み手からの信頼を得ることができます。親しみやすさを出そうと、あえて口語体(話し言葉)にすることもできますし、若い女性が読者対象ならば、絵文字や顔文字を使うというのもいいでしょう。
 しかし、医療関係者や弁護士や弁理士といった専門性の高い職種を読者として想定しているときに絵文字を使ってしまっては、印象が悪くなります。


考えを伝えたい場合、全ての人に納得してもらう必要はない

 人は自分がふだんよく目にしている考えを伝えたい場合、全ての人に納得してもらう必要はないのです。そもそもすべての人が納得できる文章は存在しないからです。
【参考】上野郁江(2018). 才能に頼らない文章術Kindle版No.1312-1343 

「~ですます」で統一していれば大体「間違えない」

 作者はめんどくさいので本はほぼ「~です」で統一しております。
 「~ですます」で統一していれば大体「間違えない」です。

「である」と「ですます」は混ぜない


NG例文:店主は食べ放題で「残しても大丈夫です」と明示したら、多くの食材が残されることが目に見えています。だから、「食べ残した場合には追加料金をいただきます」と明示させてもらっています、と話す。
OK例文:店主は「食べ放題で『残しても大丈夫です』と明示したら、多くの食材が残されることが目に見えています。
 だから、『食べ残した場合には追加料金をいただきます』と明示させてもらっています」と話す。
 解説である調は、力強い印象や厳かな印象を与えます。
 一方、ですます調はやさしい印象や柔らかい印象を与えます。文体は対象読者と目的によって選択します。
 どちらの文体を選ぶかは、その時々の状況で決めればよいのですが、注意すべきは、文体を混ぜないことです。

適切な箇所に「」を用いりましょう

 例文は口語体を「」でくくらなかったために、文体が混ざってしまいました。適切な箇所に「」を用いりましょう。

主語と述語は近くに置く

NG例文:総務省では、タブレットPCを用いた最先端のアクティブラーニングの議事授業、ミニ消防気を着ての記念撮影、小型ロボットの実演、3D体験など、子供の見たい・知りたいが詰まったイベントを開催します。
OK例文:総務省では、子供の見たい・知りたいが詰まったイベントを開催します。
 例えば、タブレットPCを用いた最先端のアクティブラーニングの議事授業、ミニ消防気を着ての記念撮影、小型ロボットの実演、3D体験などです。 

解説

 主語と述語は近くに置くことを心がけましょう。
 NG例文も文法的に間違った文章ではありません。しかし、主語と述語が離れるほど、読み手に間延びした印象を与えてしまいます。

まとめ

1 文章が長くなっていると感じたあら、2つに分けることができないかを考えます。
2 無理に1文にまとめないようとしないことが、主語と述語を離さないで書くコツです。次は「表記ルール」について解説します。
【参考】上野郁江(2020).『才能に頼らない文章術』ディスカヴァー・トゥエンティワンKindle版Kindle版No.382-390No.444-468

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