見出し画像

彼は私が今迄見てきた人間の中で一番強いし面白い

「毒からの解脱」という本を出しました!初小説! 良かったらどうぞ!

 小さい頃から彼は親と一緒に居るのが息苦しく、何をするにも干渉されたらしい。詳しい事は聞かないし、聞いていない。
ただ、彼の家は断絶状態で、バラバラであるという事は聞いた。

 それも原因しているのか、関係ないのか分からないが私が一方的にキレているだけだと思ったが、彼にも悪い点がかなりある、という事に気づいた。

 「23歳以下の女性は女性ではない」とか、「女はセックスする為に存在する」(「女性は産む機械」以下の発言)とか私が頭が痛いから今日はごはんを作れないと言ったら「じゃあお台場でポケモンを狩ってくる」と言ってくるような奴である。
 また、宅配便の対応が出来ない。自分と私以外の人物が家に来るのが嫌なのだ。その時は家の修繕の為に修繕工に来て頂く予定で、私が病院での検査が長引いて家でゆっくりしている彼に対応して頂きたかったが、「こわい」との事なのでリスケした。

 また、私の友人を一瞥しただけでお腹が痛くなりトイレに籠って、何も挨拶もせずそのまま帰ってしまったという事もある。ちなみに彼は友人は一人もいなく、私以外の繋がりが誰もいないのだ。
 会社も、上司との件で弁護士事務所の人間に相手にされていない事を利用して彼は自由気ままに仕事をしているのはとても良い事だ。体壊すよりまし。
 彼は私以外に親にも会社の人にも自分が住んでいる場所を明らかにしたくないのだ。
 性格的な事を言えば彼は子供だが、菩薩のように人に優しい。私以外の人を傷つけているところを私は見た事がない。誰に対しても優しい。
 私は彼のお母さん、子供を育てている感覚でもいるし、最早恋人ではない。それもいけないと思う。
 彼が4歳くらいだとして私は14歳位の時もあれば、年齢相当か、もしくはその年齢以上の対応が出来てしまう事も自覚している。人間であれば相手に応じて自分の精神年齢を自在に上下出来るのではないかという事に気づいたのだ。

ここから先は

549字 / 1画像

議論メシ編集部noteメンバーシップ

¥380 / 月
このメンバーシップの詳細

サポートいつでも有り難いです。 本執筆の為の本を買います!