見出し画像

七福神と行動経済

七福神

日本人に馴染みのある、
ご利益を感じる神様は七福神でしょう。

大黒天(だいこくてん)、
毘沙門天(びしゃもんてん)、
恵比寿天(えびすてん)、
寿老人(じゅろうじん)、
福禄寿(ふくろくじゅ)、
弁財天(べんざいてん)、
布袋尊(ほていそん)、

上記の七つの神様の総称です。

七難即滅七福即生

七難即滅七福即生(しちなんそくめつしちふくそくしょう)
この言葉を聞いた事があるでしょうか?
「七難」がすぐに消滅すると同時に、
「七福」がすぐに生産される
と言うことを、
表している一節です。

七福神を参拝すると…
七つの災難が除かれ、
七つの幸福が授かる
と言われているのです。

七福神の由来

七福神と言う神様が生まれた背景は、
インド、
そして中国、
更に日本、
この三か国の「七人の神」
が組み合わり、
人々に福や徳や寿等を与える神々として、
生れましたと言われています。

そして七福神の信仰を世に広げたのが、
江戸時代初期の寛永寺を開いた、
天海大僧正とされているのです。

七福神の七つの福徳

天海大僧正は天下の家康公に対し、
「公はこの乱世を治め、
天下泰平の基(もとい)を築く福徳を備えている」

とと述べて七つの福徳を示していたとされています。

その福徳と言うのが、
恵比寿の正直、
大黒天の財富、
毘沙門天の威光、
唯一の女神である辨財天の愛敬(あいきょう)、
福禄寿の人望、
寿老人の寿命、
そして布袋(ほてい)の大量、

という意味だったそうです。

高齢者に七福神は最適

人間は感情で行動します。
人に言われて聞かない方でも、
神様に言われると聞く方は増えます。

しかも福の神様と言われる七福神であれば、
なおさらかもしれませんね。
だからこそ!
行政側で行動経済を学ぶべき理由が、
ココにあるのです。

健康応援の七福神アプリ

七福神が糖尿病の重症化予防を助ける意味で、
「健康応援の七福神アプリ」が開発されて、
実用化しています。

なんと!
IoT活用による糖尿病重症化予防法の開発を目指した、
研究の実証研究から生まれたアプリだそうです。
七福神がそれぞれの役割を担っていて、
アプリサイトを見ても秀逸に出来ています。

七福神からの励ましは力になる。

アプリの中身を見ていくと…
毎週2回七福神からメッセージが届きます。
高齢者はやる気に繋がりますね。

とにかく頑張って効果が出れば、
「がんばっておられて、うれしゅうございます」と褒めてくれ、
少し運動をさぼった時は、
「もう少し動かんと体力が落ちるぞ」と激励してくれるとの事。

ビッグデータへ

当然ながらアプリですので、
七福神アプリで取られたデータは全て、
専用のクラウドに転送
されます。

各個人個人のデータが集積され、
医師や保健指導者が遠隔で、
患者の様子も随時見ることが出来る
のです。
まさにビッグデータですね。

七福神の役割

七福神アプリの中での七福神の役割
恵比寿さんは歩数管理
大黒天さんは食生活管理
毘沙門天さんは運動活動管理
辨財天さんは総合判断の役割、
福禄寿さんは記録日数等の管理
寿老人さんは血圧管理
布袋さんは体重管理
です。

とにかく…
上手く考えていますよね!

七福神と行動経済まとめ

時代はまさにデジタル社会
いかに個別データを取る事が出来るか?
これが全ての答えです。
七福神であれば高齢者が興味を持ってくれやすく、
更に激励までしてくれるので、
アプリを使う楽しさが個別で出来るのです。

キャッシュレスの価値は顧客データですし、
健康管理の価値も顧客データです。
ウエラブル端末の利用で、
その人の健康管理が自動で、
データ化されて蓄積する時代
なのです。

まさに世はビッグデータ!
使えば使うほどデータの蓄積となれば、
更なるビジネスに繋がります。
目的をどこに置くか?なのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?