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【金融と卓球=共通は“リスク”】

 卓球を始めて約25年。金融業界に務め9年数ヶ月。
現在では、独立系のファイナンシャルアドバイザー、卓球のコーチとして活動中。
常に金融&卓球のことを考え日々生活している。
その中で、どちらにも共通して言える重要なキーワードは「リスク」であるのではないかといつも考えている。
両方共、常にリスクを考え・備えながら1つ1つの物事を選択している。それは時に無意識かもしれない。もしかしたら世の中の物事全てにおいてリスクは付きものかもしれないが、金融&卓球もリスクに対する取り組みが物凄く重要だと私は考える。
基本的には、誰しもがリスクは取りたくないし、「安心」「安全」「確実」など確実性のある物を好む傾向にある。それに関しては私も賛成。
日本人の特徴なのかもしれないが、「守る」ということを非常に大切にする人種なのかもしれない。(あくまで個人的な意見)

今日のテーマの結論は、
適正なリスクは常に取らなければならないし、その選択を繰り返していくことで最終的に守備力の強化=“守り”につながる〟
と私は言いたい。

金融

私は、資産形成や保険をメインに仕事をしているが、どちらもリスクというワードはつきものだ。
なるべく、難しい言葉や表現は使わないようにしていきたい。

まずは、保険から見ていこう。
自分は何歳の時に、どこで・どんな病気またはケガをする。という未来が予めわかっていれば、いつ(When)なんの(What)保険に入れば良いかの選択は簡単だろう。それがわかれば苦労しないし、我々のような保険マンは用無し。
しかし、残念ながらそれは誰にもわからない。突然、ガンが発見されるかもしれない…煙草を吸ってなくても肺がんはありえるし、若くして介護が必要な状態になるかもしれない…そんな不安から、保険に入って少しでも不安から解消されたい。
保険に加入する=「安心を買う」なんて言われることもある。
自分で言うのもなんだが、不安を煽ることこそが保険屋さんの仕事だと思っている。
それは営業マンの話し方にもよるが、業界にいると常に色んな情報が入ってくる。一例ではあるが、「あの時(先週)入っておけば良かった」「保険はいつでも入れると思っていた」など。嘘のような本当の話が多々あるので、悪気がなくても不安を煽るような話し方・聞こえ方になってしまうのも仕方がないのかもしれない。
ポイントは、いつ(何歳の時に)そのリスクに対してリスクヘッジするのか。できるのか。気付くのか。このタイミング(きっかけ)が非常に重要だと私は考える。

加入パターンの例
・社会人になったからなんとなく言われるがまま加入

・親が昔から入っているものにそのまま加入

・健康診断の結果、数値が悪くなったので加入を検討

・結婚のタイミングで加入or見直し

           ⇩
私なりのアンサーは下記の通り

・社会人になったからなんとなく言われるがまま加入
→30歳くらいで一度見直した方が良い

・親が昔から入っているものにそのまま加入
→積立系はそのままに、保障系は見直そう

・健康診断の結果、数値が悪くなったので加入を検討
→手遅れの可能性大
 保険は健康なうちに
 最悪、保険に入ってから健康診断に行って下さい

・結婚のタイミングで加入or見直し
→夫婦、または子供のこと、一度真剣に時間をかけて考えよう

今回は、細かい保障内容の分析等はテーマではないので省略する。
ポイントにあげた、いつ(何歳の時に)リスクヘッジするかという観点からは、「若ければ若いほど理想的だし、早ければ早いほど対策の幅が効く」と言いたい。
タイミングを失えば、なんの対策も出来ずリスクと直面することになる。
「私は病気にならないから保険は必要ない」・「独り身だから保険は不要」確かに、日本の社会保障は充実しているので、そんなにたくさん備える必要はないが、保険でしか作れない仕組み、そして機能もある。
ここでいう適正なリスクとは、例えば、一時的な出費(200万円位)をいつでも楽に払えるくらい経済的な余裕が持てるまでは掛け捨ての保険に入る。余裕が持てたら保険を解約をしても良し。続けても良し。
保険に入ることを適正なリスクを取る行動と捉え、一時的に継続的な出費となってしまうが、「結果的に攻めではなく守備力の強化=守り」につながると考える。
資産の形成中に、大きな出費を余儀なくされてしまったら、日常の生活を維持することが困難になってしまう。

次に、最近流行りの資産形成についても考えてみよう。
ここ数ヶ月、物価上昇(インフレ)や円安が進んでおり、1ドル=150円も時間の問題かもしれない。10年前は、1ドル=79円。それ以降も、1ドル=110円前後で落ち着いていた。今の現状を当時、誰が予測できたのだろうか。

資産形成の具体的な方法は色々あるし、低コストで始められる積立NISAや確定拠出年金(iDeCo)また、日本の外貨建て保険、海外の年金保険、株式、投資信託、ポイント投資、金、不動産などなど...方法は本当にたくさんある。
ここでは、細かいことはテーマではないので同じく詳細は省略するが、全てに共通して言えることは、リスクがつきものである。投資に対するリスクとは、振れ幅とも言われるが、今回はリスク=「危険」「危険度」「失敗したり損をしたりする危険」「予想した通りにうまくいかない可能性」こちらのリスクという意味で考えていきたい。

人生100年時代とも言われるこの時代。医療技術もどんどん進化しており、生きたくなくても生かされる時代になるのではないだろうか。
現在の平均寿命は、男女により差はあるが、だいたい80歳前後だろう。つまり、65歳くらいまで仕事をして、そこからいよいよ年金生活。約40数年間、一生懸命に仕事をして、やっと年金だけで生活が送れる!待ちに待った年金生活!セカンドライフ!ワクワクで仕方ないんだろうなぁーと、私が大学生の頃はそう思っていた。
しかし、今の日本で年金だけで生涯暮らせるのだろうか...老後2,000万問題が数年前に話題となったが、年金にプラスで2,000万が必要なの?など。
不安と隣り合わせになりながら生活を送る人が多いのではないだろうか。
今では年金も減り、物価も上がり(インフレ)かなり生活が厳しい。そうなると、孫たちに何も買ってあげられない。結果、プラスの収入を求め始める(ここで、大半の人は労働収入
こんな状況が、今の年金受給者世代のスタイルなのではないだろうかと私は考えている。

そんな現実が見え始めているのに、今の働き世代の我々も将来同じような生活を送りたいか?また、覚えておかないといけないポイントがあり、日本の年金は、「賦課(ふか)方式」。現役世代が納めた保険料は、その時の年金受給者への支払いにダイレクトにあてられる仕組み。
少子高齢化の影響も、今後かなり影響してくると考えられる。現在の年金の給付水準を維持しようとすると、現役世代の保険料負担は確実に増える...負担を抑えると年金の給付水準が減る...まさに負のスパイラルだ。
そんな未来が待っているのにも関わらず、「何もしない」ことこそ“最大のリスク”なのではないだろうか。
少しでも自らが学び、何か知識を〝得た〟・〝知った〟うえで、結果=「何もしない」という選択になったのであれば良いだろう。
しかし、何も考えず、ただのイメージでリスクがありそうだから・わからないから=「何もしない」これは良くない。

⇩リスクとの引換券3つ
増えるかもしれない
・維持できるかもしれない
・守れるかもしれない


ただ、「減るかもしれない」ということも当然忘れてはいけない。
何もしなくても、減る未来の可能性が高いのだから、適正なリスクを取り、ゴール(将来の目標額)を決めて、なにかしらの対策(チャレンジ)をすることが、ここでいう「結果的に攻めではなく守備力の強化=守り」につながるのではないだろうか。

ここまで、なんだかんだ難しい話もあったかもしれない。ここからは、卓球(他のスポーツでもOK)と絡めて話しをしていく。

自分が試合で勝つときを想像してほしい。最初から最後まで、守備(守り)のみで攻撃を全くせず、大事な場面での勝利を掴めるか。守備型の選手でも、ある程度の攻撃をするのではないだろうか。
また、ポイントの競った場面で、相手に合わせて安全にただ入れるだけでは恐らくやられてしまう。勝てる選手は、あんぱいな戦術だけでなく、ある程度のリスク(危険)のある戦術を取り入れ、勝負をし、結果うまくいけば勝利を掴むことができる。ただ、敗れてしまうことも当然あるだろう。
考え方は非常にシンプルで、適正なリスクを取って攻撃的な戦術を組み立てることが、結果的に攻めではなく守備力の強化=守りにつながるのではないだろうか。(攻撃こそ最大の防御)
ここでいう攻撃的な戦術とは、がむしゃらにこちらが攻めるだけでなく、相手に攻撃させてからの展開など、攻撃的な守備も忘れてはいけない。
意識してプレーをしていた人もいれば、無意識で積極的に攻めて、リスクを取り、その結果勝利を掴んだ経験を一度は体験しているのではないだろうか。

“なぜ、人生で最も大切な場面で適正なリスクを取らない?”

金融も卓球も、勝つことだけが全てではないが、結果は良い方が嬉しい。攻守のバランスを取り、少しでも負けを減らす努力が大切であると私は思う。

最後に、今回はリスクの話を中心に自分なりの意見や考えを書いてみた。
投資と聞くと、増やすことばかりに目がいきがちで、“どれだけ増やせたか”が目的になってしまい、その結果、ギャンブルっぽいなどのネガティブなイメージを持つ人がとても多いのではないか。私も、学ぶまではその一人であったことは間違いない。
しかし、自分を攻める必要は全くなくて、日本には、投資についての教育が全くなされておらず、世界的にも非常に知識レベルが低い。学生の頃、投資や資産形成、クレジットカードの使い方などの授業は受けた記憶はあるだろうか。おそらく、大半の人はNOではないか。
このテーマの学びは、今後の日本全体の課題であることは間違いないし、日本成長へのカギだと私は考える。

そもそも、投資には色んな種類があり、金融の投資については、資産を減らさない資産を守るという効果がある。そのような意識・考え方を、一人でも多くの人に伝えたくて、私がやってきた卓球と絡めて文字にしてみた。

急激な円安が進む今、日本経済の変革期を迎えている今。
一度、立ち止まって考えてみてはいかがだろうか。

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想像以上にうまくまとまらなかったことはご容赦ください。
ご意見や感想など、是非ともお聞かせいただけると幸いです。
どうしてもこの考えを何かに残したくて、noteに書いてみました。

最後までお読みいただいた方、お付き合いいただきありがとうございました。感謝申し上げます。

日本にたくさんの金融リテラシーの輪を広げていきたいです!

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