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その語尾「かもしれません」は、不適切かもしれません

今回の記事は、noteで「お役立ち情報」系の記事を投稿している人には関連するかもしれません。

最近、noteじゃなくて、SmartNewsアプリからたどり着いたWebメディアの記事で、「~かもしれません。」という文章が、1つの記事内に何度も出てきたのを読んで、急に気になりました。

何かアンテナが引っかかったのでしょう。
「かもしれない」「かもしれない」って、結局何が言いたいの? 言ってることに自信がないの? って感じたのですね。

記事に記名はなかったように思いますが、大手のWebメディアなので、それなりに実力と実績があるライターが書いていると思います。

内容は忘れてしまい、見つけることはできません。
ただ、お金の話題か投資関係で、「何かの方法」を書いた記事だったように記憶していますが、定かではありません。

「~かもしれません」という語尾は、確かにめっちゃ便利なんですよね。
私もよく使うので分かります。

・すべての人に当てはまるわけではないけど、
・効果のほどは分からないけど、
・自分で実際に試したわけじゃないけど、

のように、言い切るには自信がない場合、免罪符、責任逃れのように使ってしまいますよね。

もし、その記事を読んだ人から、

「言うとおりにしたけどダメだったじゃないか」
「間違っているじゃないか」

というクレームが来たとき(実際に言ってくる人はほとんどいないだろうけど)、「だから『かもしれない』って言ったじゃない」という逃げが打てます。

特に、ノウハウ、ハウツー系の内容の場合には、「~かもしれません」は、連発しないほうがいいと思います。
自己判断だよ、私に責任はないよ、と言っているような姿勢に見えます。


正解がある問題なら、きちんと裏付けを取って、正しい内容を言い切る。
万一、間違っていたり、情報が更新されたら、速やかに修正すればいいのです。

正解がない問題なら、自分の意見として、きっちり言い切る。
そもそも正解がないのだから、「私の考えはこうです」と言い切ってもいいのです。人と違っていても、それが当たり前。
「間違っている」と言ってくる人がいたら、その人が間違っています。

「かもしれない」を正しく使うシーンはあるはずです。
でも、1つの記事内で複数回、連発すると、一気に記事全体の信頼性が下がってしまう怖れがあるのだな、というのが今回の学び。

補足:
この記事は、あえて1行目に「かもしれません」を持ってきました。

これは正しい使い方だ、という意味ではなくて、タイトルがこうだから、単に印象づけるためにわざとトップに置いてみただけ。

「これには深いわけがあるんだ」とは言えなくて、「浅いわけがあるんだ」でした。すんまそん。


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