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コケコドール シティリーグ2位 阿波杯優勝 メモ杯Day2

どうも、凱です。
今回はシティリーグ、阿波杯、メモ杯と約2週間にわたって使用したコケコドールの解説をしていきます。
今回の記事は、当日のマッチアップから相性や立ち回りについて書いてみました。
なので、より実践に近い感覚で各マッチアップへの理解が深められるようになっています。

マッチアップは、

シティリーグ岡山
予選
1,《マグカルゴGX》+《コータスV》後〇
2,《ズガドーン》後〇
3,《ミュウツー&ミュウGX》(炎軸)先〇
4,《ルカリオ&メルメタルGX》+《ザシアンV》先〇
決勝トーナメント
1,《アルセウス&ディアルガ&パルキアGX》+《ザシアンV》先〇
2,《ミュウツー&ミュウGX》(炎軸)先〇
3,《ズガドーンGX》+《アーゴヨン》後×

阿波杯
予選
1.《カラマネロ》+《アーゴヨンGX》(スティンガーGX)先〇
2.《レシラム&ゼクロムGX》+《アーゴヨン》先○
3.《ズガドーン》後○
4.《ルカリオ&メルメタルGX》+《ザシアンV》後×
5.《ミュウツー&ミュウGX》(炎軸)先×
決勝トーナメント
1.《ミュウツー&ミュウGX》(炎軸)先○
2.《ミュウツー&ミュウGX》(超軸)先○
3.《アルセウス&ディアルガ&パルキアGX》+《ザシアンV》後○
4.《ルカリオ&メルメタルGX》+《ザシアンV》先○

ポケカメモ杯
予選(1日目)
1.《ザシアンV》+《ニャイキング》後〇
2.《レシラム&リザードンGX》+《キュウコン》後×
3.《ザシアンV》+《ニャイキング》後〇
4.ID
5.ID
決勝(2日目)
1.《ピカチュウ&ゼクロムGX》後×
2.《ガブリアス&ギラティナGX》後〇
3.《チラチーノ》(LO)後×
4.《ルカリオ&メルメタルGX》+《ザシアンV》後×

合計23戦分を3章にてまとめていきます。

詳しいデッキ解説は、こちらを参考にしてもらえると幸いです。



1章:環境考察およびデッキ選択理由


CL愛知1週間後の大会だったため、ほとんどCL愛知当日に強かったデッキが活躍する環境だということを念頭に置いて調整を始めました。
それより少し先のシティリーグの環境については、先日投稿した僕の記事を見てもらえたらなと思います。
リンク

CL愛知当日の環境は、
・《アルセウス&ディアルガ&パルキアGX》+《ザシアンV》
・《ピカチュウ&ゼクロムGX》
・《ミュウツー&ミュウGX》(炎軸)

の3種類が事前に強いとされていて、

そこに
・《ミュウツー&ミュウGX》(超軸)
・《ルカリオ&メルメタルGX》+《ザシアンV》

も当日の上位卓では多く見られました。

更に一際目立つデッキとして、
《カプ・コケコV》+《モルペコVMAX》+《チラチーノ》
通称コケコドールというデッキを見かけました。

新しいアーキタイプをこの上から生み出すことよりも、主にこれら6個のデッキの中からシティリーグで使用するデッキの候補を探るのに時間を使うことが賢明だと判断し、一通りマッチングを確かめながら、実際にシティリーグで使用するデッキを決めました。
候補として残ったデッキは、
・《アルセウス&ディアルガ&パルキアGX》+《ザシアンV》
・コケコドール

この2つでした。

12/29時点のシティリーグ時点で、コケコドールへのプレイングが高いプレイヤーはそう多くはない、
また、コケコドールが不利を取るデッキが少なかったのが主な決め手となりました。

2章:プラン立てについて

プランが主に2種類あるデッキだと考えていて、
①《カプ・コケコV》で倒し切る。
②《モルペコVMAX》で詰ませる。
(高い要求を押し付ける。)


VS《アルセウス&ディアルガ&パルキアGX》、非GX、Vポケモン等
《カプ・コケコV》で殴り合ってしまうと不利になる対面
それらに対しては主に②を狙いに行きます。

それ以外の対面に対しては①を狙うのが理想です。
ただし、①を狙った際に打点が噛み合わなかったり、こちらが押し切られてしまうようなゲーム展開も考えられます。
そういった場合は②のプランで逆転あるいは詰ませるルートを狙う必要があります。
シティリーグ、阿波杯、ポケカメモ杯と約2週間使用しましたが、ゲーム中はこのようなプラン立てを前提として立ち回っていました。

3章では当日のマッチアップを書いていきます。
・どのようなゲーム展開だったのか。
・どのプランで選んで戦ったか。
・敗因(反省点)は何だったのか。
これらを中心に書いていこうと思います。


3章:当日のマッチアップ

プラン①:《カプ・コケコV》で倒し切る。
プラン②:《モルペコVMAX》で詰ませる。
(高い要求を押し付ける。)
に置き換えて読んでください。

シティリーグ岡山

使用レシピ:

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1.《マグカルゴGX》+《コータスV》後○
・ゲーム展開
初手スタートした《チラーミィ》が取られるところからゲームが始まり、(相手は先2マッグバンGX、先3ようがんりゅう)こちらは《カプ・コケコV》を最大3回投げられることから、プラン①を選択。
《カプ・コケコV》と《マグカルゴGX》がお互いを取り合う展開になる。
幸いにも最終局面で相手のパーツが1枚足りなかったため、《カプ・コケコV》が場に残る。
相手の《デデンネGX》を呼び出し、ゲームが決まった。

・反省点
最終局面で、もしこちらの《カプ・コケコV》が取られていたらどうなっていたのか。
※こちらは《サンダーマウンテン♢》、《カプ・コケコ♢》どちらも消費している。
おそらくこちらのエネルギーが間に合わず、《カプ・コケコV》を育てている間に
(《マグカルゴ》のじならしを絡めるなどして)《カスタムキャッチャー》を揃えられ、負けていた。


《リーリエのピッピ人形》を活かせずに終わったのがこのゲームが負けに転んでいたかもしれない主な原因。

《サンダーマウンテン♢》、《カプ・コケコ♢》の除くエネルギーの供給手段は手張りのみ。
《サンダーマウンテン♢》、《カプ・コケコ♢》が機能すれば1体目、2体目までは《マグカルゴGX》と同じ速度で殴り合うことが出来る。
しかし、この展開でゲームが進むと、その後の3体目を作る段階で必ずこちら側が相手に番を渡すターンが生まれてしまう。

仮に1体目の《マグカルゴGX》を突破していたターンに《リーリエのピッピ人形》をバトル場にしていたら、、
手張りはその分で補える。
ここで仮に《カスタムキャッチャー》を使われて《カプ・コケコV》が倒されたとすると残りこちらのベンチを呼ばれる回数は1回。
《モルペコV》の状態でエレキホイールを使えばプラン②も視野に入れながら立ち回ることができたはず。
(こちらが倒されたポケモンが《チラーミィ》、《カプ・コケコV》で残りサイドが3枚)

こちらが負けるかもしれなかった試合を盤石な勝ちに出来た試合ということでの反省でした。


2.《ズガドーン》 後○
・ゲーム展開
いわゆる小ズガ。
相手に《カスタムキャッチャー》が入っていなかったので、こちらが多少先行されていても巻き返すことのできるゲームだった。
《ミミッキュ》でダメージの乗った《オドリドリGX》のたむけのまいを止めつつ、《しあわせたまご》のついた《ズガドーン》を倒すとき以外は相手の手札を細くしていった。


3.《ミュウツー&ミュウGX(炎軸)》 先○
・ゲーム展開
しっかりとプラン①の勝ちを狙える相手だったので、《ミミッキュ》を出しながら《戒めの祠》、《カプ・コケコV》のスパイクドローで相手の場に出ていた《ミュウツー&ミュウGX》と《レシラム&リザードンGX》を圏内に入れることに。
サイド3-3で取り切って勝ち。

4.《ルカリオ&メルメタルGX》+《ザシアンV》 先○

・ゲーム展開
フルメタルウォールGX下の《ザシアンV》や《ルカリオ&メルメタルGX》を《カプ・コケコV》ですべて突破することはほぼ不可能。
なので、プラン②で行くことに。
《ルカリオ&メルメタルGX》のフルメタルウォールGXを《カスタムキャッチャー》を絡められながら《モルペコVMAX》に使われるとリソースの勝負で不安があったので、《カプ・コケコ♢》は温存。
こちらが出遅れることもなく勝ち。


決勝トーナメント
1.《アルセウス&ディアルガ&パルキアGX》+《ザシアンV》 先○
・ゲーム展開
予選の時点で《ポケモンキャッチャー》を入れた《アルセウス&ディアルガ&パルキアGX》のデッキだとはわかっていて、プラン②を通す対面。
相手の《アルセウス&ディアルガ&パルキアGX》のオルタージェネシスGXの返しに《カプ・コケコV》で相手の《アルセウス&ディアルガ&パルキアGX》を倒す。
相手は《デデンネGX》のデデチェンジ等を絡め、《ザシアンV》でこちらの《カプ・コケコV》を倒す。
ベンチには《メモリーエネルギー》の付いた《モルペコVMAX》。
《サンダーマウンテン♢》で技を使いたいが、エレキホイールを使うと相手がスタジアムを持っているだけで次のターンにこちらが技を使う保証がなくなる。(たしか《カプ・コケコ♢》はサイド落ち)
こちらの手札には《グレートキャッチャー》と《カスタムキャッチャー》2枚が揃っており、
相手のハンド干渉がなければ
《グレートキャッチャー》→《デデンネGX》(エレキホイールでもダイホウデンでも倒せる状態。)
《カスタムキャッチャー》→相手の場の《ジラーチ》等
の計2ターンで勝てる。

ただし、ハンド干渉が飛んできた場合には、正面の《モルペコVMAX》が《ザシアンV》の攻撃を受けることになり、次のターンにこちらが《カスタムキャッチャー》を揃えられなければゲームが長引く危険性もあった。
(相手は《ポケモンキャッチャー》で表を出せば勝ち。)

こちらは《リーリエのピッピ人形》を1枚しか出せなかったため、相手の《フィオネ》まで考慮すると、
《モルペコVMAX》がエレキホイールを使った場合
次のターンに考えられるリスクとしては
・《サンダーマウンテン♢》を割られ、1ターン技が使えなくなる。
・相手のハンド干渉によってゲームが長引くおそれがある。
・《フィオネ》の特性+《ポケモンキャッチャー》の表で負け得る。(ゲームが長引いた場合)

《モルペコVMAX》がダイホウデンを使った場合
次のターンに考えられるリスクとしては
・相手のハンド干渉によってゲームが長引くおそれがある。
・殴られた《ポケモンキャッチャー》の表で負け得る。(ゲームが長引いた場合)

《フィオネ》は当然飛んでくるものだと仮定すると、
・相手のハンド干渉によってゲームが長引くという点はどちらの技を選択した場合でも変わらない。
・もしゲームが長引いたとして、次のターンにエレキホイールを使えば相手に《ポケモンキャッチャー》で表を出されたら負けという要求は変わらない。

→次のターンに技が使えなくなるリスクのあるエレキホイールを選択する理由は薄い。

このような思考で《グレートキャッチャー》で相手の《デデンネGX》を呼び出し、技ダイホウデンを選択しました。

次の番相手から《マリィ》が飛んできて、こちらの《モルペコVMAX》は相手の《ザシアンV》の技を受けます。

相手のハンドがかさばっていたので《リセットスタンプ》を使い、何とかこちらも1ターン稼ごうとする。
次の相手の番、《ポケモンキャッチャー》を投げるも裏。
対戦後聞いたところ、表だったらこちらが負けていました。

・このゲームの他の分岐について
どこかでこちらの盤面を整えたり、殴らないターンを作る選択肢も無くはなかったですが、
相手の採用しているベンチを呼ぶカードが《ポケモンキャッチャー》である以上、最大4回こちらのベンチが呼ばれることを考慮して立ち回らなければならないということも事実で、短期決戦に持ち込める場合は持ち込んだ方が良かったと振り返って感じています。


2.《ミュウツー&ミュウGX(炎軸)》 先○
・ゲーム内容
予選で対戦した方で、
・ベンチを呼ぶ手段が《キュウコン》
・《オーロラエネルギー》採用で《モルフォンGX》+《アンズ》がある。
などの情報があったため、

・出てくるのはTAGTEAMのアタッカー。
・ゲームの展開によっては《モルペコVMAX》が必要。
という点から、
基本的には《カプ・コケコV》で相手のTAGTEAMを圏内まで詰めていく動きで、
プラン①で大体完結する。
ただし、相手の展開次第では、《モルペコVMAX》も必要になるかもしれない。
→こちらが《モルペコV》を置くタイミングには、《ミミッキュ》が場にいることが望ましく、相手の《ミュウツー&ミュウGX》がベノムシュートを打つ要求を上げつつ準備する。

ゲームが始まる前に大体このようなことを考えていました。

3.《ズガドーンGX》+《アーゴヨン》後×
・ゲーム展開
展開札が序盤から引き込めず、先が見えなかったため、《カプ・コケコV》のスパイクドローを使う。→返しに倒される。が2回ターン続き、相手の残りサイド2枚。
これ以上《カプ・コケコV》をバトル場に出すわけにもいかず、《モルペコVMAX》を使い、《リーリエのピッピ人形》でターン数をひっくり返そうと試みるも、こちらの《チラーミィ》
が倒され、相手の残りサイド1枚に。
《モルペコVMAX》の準備が整った頃には《カスタムキャッチャー》を揃えられて負け。


・ゲームプランについて
このゲーム自体は一方的な試合になってしまったのですが、対《ズガドーンGX》+《アーゴヨン》のプラン①、②どちらも選ぶ可能性があるので、その分岐について書いていきます。

プラン①の場合、
《カプ・コケコV》3体使えるゲームなのか。
ここが1番大事になってきます。
基本的にこちらの《カプ・コケコV》をバトル場に出したタイミングで相手の《ズガドーンGX》に倒される展開になります。
なので、先にこちらの《カプ・コケコV》がサンダーボルトで相手のGXを先に取っていかなければいけません。

条件を整理すると、
・《カプ・コケコV》を3体分用意する。
・先に相手のGXを取り始める。

《サンダーマウンテン♢》、《カプ・コケコ♢》が1回ずつ仕事した場合を考えても、最初から2体目の《カプ・コケコV》を用意することなく、3エネの《カプ・コケコV》で殴り始めるのは避けたいです。
なぜかと言うと、その《カプ・コケコV》が取られた時点で、3体目の《カプ・コケコV》を用意する段階で必ず、1ターンパスするターンが生まれてしまうからです。
ゲームが長引くターンがゲーム後半になればなるほど、相手の《カスタムキャッチャー》は揃いやすくなってしまいます。
なので、相手視点で、《カスタムキャッチャー》を揃えたら勝ち。というターンはなるべく後半に持っていきたくないです。

序盤は、最後にこちらがパスするターンを少なくするために、《リーリエのピッピ人形》を壁にしながら盤面を作る動きを心掛けます。

《ズガドーンGX》は最速で後1からバーストGXでサイドを1枚減らすことが出来ます。
こちらが《チラーミィ》などでスタートしてしまった場合、相手の《ズガドーンGX》に2回技を使われた段階でサイドを2枚取られます。
この時点で、《カプ・コケコV》を3体以上使えなくなってしまうため、プラン②に切り替えます。

プラン②の場合、《モルペコV》あるいは《モルペコVMAX》を使っていく勝ちを目指します。
基本的には、プラン①と同様に、《リーリエのピッピ人形》を構えながら、エネルギーを貼りためる展開を目指すのですが、相手の《カスタムキャッチャー》の消費具合によっては、《モルペコV》または、《モルペコVMAX》のエレキホイールで詰ませる動きを狙います。
《モルペコV》か《モルペコVMAX》の選択は相手の《アーゴヨンGX》がすぐに動き出す場面かどうか、また、相手の《カスタムキャッチャー》が温存されていて、バースト込みで1-2-3のサイドプランが取られることを警戒するためにあえて進化しないなどどちらの状態でも少なからず裏目が存在します。

《マグカルゴGX》と相手しているときと感覚としては近いですが、《ズガドーンGX》が簡単にバーストGXを使ってきたり、《アーゴヨンGX》の存在があるため、対《ズガドーンGX》+《アーゴヨン》相手の方が難易度は高いです。

阿波杯

使用レシピはシティリーグ岡山と同じものです。

1.《カラマネロ》+《アーゴヨンGX》(スティンガー) 先○
・ゲーム展開
相手の《オーロット&ヨノワールGX》が見えたので、《ミュウツー&ミュウGX》(超軸)だと思いながら最初はプレイするも、2ターン連続で《シロナ》を使われた時点で少し違和感を覚えました。
本来、《ミュウツー&ミュウGX》(超軸)の場合、ナイトウォッチャーとの相性を考慮すると、《シロナ》の代わりに《マリィ》が飛んでくるのを想定します。
超エネルギーが6枚ほど見えた時点で他の色のエネルギーも見えなかったことからも、何か隠しているのかとも思い、《オーロット&ヨノワールGX》をすぐには倒さずに、《リーリエのピッピ人形》で盤面を整えることにしました。
すると、トラッシュせざるをえなかった《アーゴヨンGX》(スティンガー)や《ズガドーン》(デプスボム)が見えました。
相手は《アーゴヨンGX》のスティンガーGXを使わないと、サイドが取り切れそうにない≒必ずゲーム中に使うターンが生まれるだろう。
と予測し、使われたターンの返しで《オーロット&ヨノワールGX》を呼んで勝つ。というプランに切り替えました。
《オーロット&ヨノワールGX》以外のアタッカーを投げてきた場合のみ、倒すと、当然スティンガーGXが飛んできたので、最後に《オーロット&ヨノワールGX》を呼んで勝ち。


2《レシラム&ゼクロムGX》+《アーゴヨン》 先○
相手が後攻を選んだので、何のデッキだろうと考えていると、スタートが《ボルケニオン》でした。
《レシラム&リザードンGX》あたりを想像していると、《レシラム&ゼクロムGX》が出てきたので、《Nの覚悟》を警戒しながらも、プラン②で行くことに。
理由としては、
・《カプ・コケコV》を使った殴り合いよりも、《カスタムキャッチャー》を強要できた方が分があると判断した。
・上技で《モルペコVMAX》が1撃でやられない。
主にこの2点です。
こちらの《マリィ》から動きが細くなったこともあり、押し切るとこが出来ました。


3.《ズガドーン》 後○
相手の《ズガドーン》が見えた段階でプラン②を取ることに。
相手の先2でこちらの《カプ・コケコV》が倒され、殴り出しもやや遅れましたが、《カスタムキャッチャー》が入っていなかったこともあり、何とか間に合いました。
相手には《ズガドーンGX》のバーストGXがあるところだけ注意。


4.《ルカリオ&メルメタルGX》+《ザシアンV》 後×
《カプ・コケコV》のみの殴り合いでは確実に《エレキパワー》が足りないため、プラン②で行くことに。
こちらの出遅れと《クラッシュハンマ―》が重なったこともあり、押し切られて負けました。
《ルカリオ&メルメタルGX》のこうてつのこぶしで《リーリエのピッピ人形》を処理しつつ、フルメタルウォールGXを温存しておく動きが《モルペコVMAX》側が動きづらくなるパターンの1つです。
それもあり、すぐに《カプ・コケコ♢》を起動してしまうのは危険で、基本的にゲーム終盤やフルメタルウォールGXが使われるまでは温存しておくことがほとんどです。

5.《ミュウツー&ミュウGX(炎軸)》 先×
《ミミッキュ》を置きながら、プラン①で戦うことを目指す。
しかし、こちらの《ミミッキュ》がサイド落ちしており、展開札もあまり引き込めず、押され気味の展開に。
相手は山札をかなり引き込んでいたこともあり、《リーリエのピッピ人形》でLOを狙うことにするも、あと1ターン分足りず。
エネルギーのついた《ミュウツー&ミュウGX》が2面出来上がっており負け。


予選は3-2でオポネント上がりでした。

決勝トーナメント
1.《ミュウツー&ミュウGX(炎軸)》 先○
予選最終戦で当たった人ともう1度。
予選時と同様に、《ミミッキュ》を用いたプラン①を狙う。
相手は、こちらが《ミミッキュ》を置いたこともあり、《レシラム&リザードンGX》と《ミュウツー&ミュウGX》の2体を主に育て始める。
《戒めの祠》を貼りながら、1体目の《カプ・コケコV》は捨て気味にスパイクドローで相手のTAGTEAMを削るために運用し、残り2体の《カプ・コケコV》で相手のTAGTEAMをワンパンできる状態を作り勝ち。

2.《ミュウツー&ミュウGX(超軸)》 先○
超軸の《ミュウツー&ミュウGX》には《混沌のうねり》が入っていたり、炎軸と比べてミラクルツインGXの使いやすい点からも、《戒めの祠》を使いながら《カプ・コケコV》で倒し切る、プラン①での対応に若干不安があった。
なので、《モルペコVMAX》を使うルートも視野に入れながら立ち回ることにする。
ゲームの決め手となったシーンは、相手が《混沌のうねり》を貼った状態で、《デデンネGX》を壁にしたターンに《モルペコVMAX》のダイホウデンを使って《デデンネGX》を倒しながら、相手の《ミュウツー&ミュウGX》の技の選択肢を《ミミッキュ》で絞ったターン。
こちらの山札に《エレキパワー》が3枚~4枚残っていたこともあり、《カプ・コケコV》でバーストダメージも狙えたので、《ミュウツー&ミュウGX》のミラクルツインGXの返しもできる状態だったので、ほぼ詰みの場面に持っていけた。


3.《アルセウス&ディアルガ&パルキアGX》+《ザシアンV》 後○
プラン②を狙い、《モルペコVMAX》を早々に立てることにする。
相手は、《ガラルニャイキング》を2体立てつつ、《ポケモンキャッチャー》でこちらの《モルペコVMAX》を倒してゲームを決めるのを狙っていました。
なので、《カスタムキャッチャー》を1度《ガラルニャイキング》に割いて最高打点を280にしつつ、こちらはサイドプラン3-1-2を狙うことにした。
ポケモンキャッチャーで2回《モルペコVMAX》を呼び出すにはターン数が足らず、こちらの勝ち。


4.《ルカリオ&メルメタルGX》+《ザシアンV》 後○
・ゲーム展開
事前に《ルカリオ&メルメタルGX 》+《ザシアンV》のデッキだとわかっていたので、プラン②を狙う。
相手が初手からエネルギーを切らざるをえない展開が続き、最後に《ザシアンV》が技を使えなくなり、逃げ切った形での勝利。


メモ杯(チーム戦)

使用レシピ:

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1.《ザシアン》+《ニャイキング》 後○
《ザシアンV》に対して、《カプ・コケコV》で殴り切るのはあまり分のある勝負ではないので、(《アルセウス&ディアルガ&パルキアGX》、《ルカリオ&メルメタルGX》が入っているかもしれないことも理由の1つ。)プラン②を狙う。

2.《レシリザ》+《キュウコン》 後×
《カプ・コケコV》のみで完結するゲームプランを取りたかったが、相手が《レシラム&リザードンGX》を一切展開せず、《ヒードランGX》や《ビクティニ》、《バクガメス》などで《カプ・コケコV》を取ろう、という動きが見えたため、プラン①を半ば諦める。(《カプ・コケコV》でサイドを6枚取るルートが見いだせなかった。)
相手がベンチを呼ぶ手段が《キュウコン》のみだったので、《モルペコV》で殴り始めるターンに同時に《キュウコン》を呼んで倒すのを勝ち筋にしようと考える。

相手の残りサイドが1枚のターンに、《サンダーマウンテン♢》、《カプ・コケコV》、《モルペコV》、《カスタムキャッチャー》2枚を揃え、《キュウコン》をエレキホイールで倒す。
次の番、《サンダーマウンテン♢》が残り、相手のベンチに出てきた《ロコン》を倒せず、返しにこちらの《チラチーノ》が呼ばれて負け。


3.《ザシアン》+《ニャイキング》 後○
《ザシアンV》のみなのかわかっておらず、かつ《鋼鉄のフライパン》を貼られた場合に《カプ・コケコV》だけではダメージが足りずに負けることが想像できたので、《モルペコVMAX》を立てるプラン②を選択。
展開札をしっかり引き込めたこともあり、エレキホイールでダメージを蓄積させそのまま勝利。

4.ID
5.ID

1.《ピカチュウ&ゼクロムGX》 後×
非常に分岐の多い試合でした。
プランは理想通りいけば、①でも間に合うと判断しましたが、今回は展開の都合で②も検討しながら立ち回る必要があると判断しました。
こちらスタート《カプ・コケコV》、相手《ヤレユータン(さるぢえ)》
相手《ヤレユータン》に手張りで終わり。
こちらスパイクドローをヤレユータンに(スタジアムは《戒めの祠》)
相手フルドライブ(前6エネ)
こちら《エレキパワー》を使い、ダメージの乗った《カプ・コケコV》でスパイクドロー。
盤面は《チラチーノ》、《リーリエのピッピ人形》、《モルペコVMAX》、《カプ・コケコV》×2(1体は150乗ってる)
(このターンに相手の《ピカチュウ&ゼクロムGX》を倒すパーツは揃わず。)

このターン《リーリエのピッピ人形》を差し出すターンにしても良かったかもしれないと後から気づき、もし差し出していたらどうなっていたかということを書いていきます。

まず、相手は次のターン《ピカチュウ&ゼクロムGX》で技を使うのはほぼ間違いないと思うので、そこから相手の動きに対してのこちらの対応をまとめていきます。

1.《カスタムキャッチャー》で新品の《カプ・コケコV》を呼ばれ、タッグボルトGXで《カプ・コケコV》を2体、計サイド4枚取られた場合。
この場合、《モルペコVMAX》で捲ることが可能。
相手が使える《カスタムキャッチャー》は残り1回で《モルペコVMAX》をワンパンするためには大量の《エレキパワー》と《カスタムキャッチャー》を揃えるという高いハードルを押し付けられる。
《ライチュウ&アローラライチュウGX》のタンデムショックに対しては《フウとラン》を引き込むしかないが勝ち筋は十分にある。

2.《カスタムキャッチャー》で新品の《カプ・コケコV》が呼ばれ、タッグボルトGXで《カプ・コケコV》、《チラチーノ》、計サイド3枚取られた場合。
こちらのハンドに次のターンの動きを保証するカードがなく、押し切られかねないのでこれをされるとおそらく巻き返せなかった。

3.《リーリエのピッピ人形》にフルドライブ。
これは想定内で収まる動き。
特に問題なし。

そこで、
・2の場合の裏目があること(手札に次の動きがなかった)
・2で倒された場合に
2組目の《カスタムキャッチャー》→《モルペコVMAX》にタンデムショック
の動きから捲られやすい。
(《チラチーノ》が倒されているため、《フウとラン》が引き込めなさそう。)

以上から、《リーリエのピッピ人形》を差し出す選択は悪くない選択だったように感じますが、2の裏目がゲームを決めかねないレベルだったこともあり難しいところです。

相手はタッグボルトGXを選択し、こちらの《カプ・コケコV》(手負い)を倒し、《モルペコVMAX》にダメージをのせて番を終える。


2.《ガブリアス&ギラティナGX》 後○
キャッチャー系のカードが《グレートキャッチャー》しか入っていなかったのが大きかったです。
《ガブリアス&ギラティナGX》のGGエンドGXを警戒し、最終盤面まで、《カプ・コケコ♢》を温存しつつ、《カプ・コケコV》をメインで戦いました。
相手が、《ミュウ》、《ズガドーン》しかアタッカーがいない状態で盤面を埋めたので、こちらはスパイクドローでドローしつつ、盤面にエネルギーをプールすることで、相手の《ガブリアス&ギラティナGX》や他のサイズの大きいアタッカーに備えました。
最終的に相手が《ガブリアス&ギラティナGX》を出したタイミングで《デデンネGX》を《グレートキャッチャー》で呼んで勝ち。


3.《チラチーノ》(LO) 後×
事前にデッキが公表されていたので、どうすれば勝てるかと練っていましたが、
相手の《ミュウ》が出てこない隙に《モルペコVMAX》のダイホウデンを複数回決めるぐらいしか考えつかなかったので、《ミュウ》を呼んで倒すことに。
次のターンに《ミュウ》が再び出てきたので、ダイホウデンによるばら撒きのプランが効果的でなくなる。
《リーリエのピッピ人形》を常に倒し続けなければならない状態が続き、《ヤレユータン》のリソースマネジメントで回収されて山札切れで負け。

4.《ルカリオ&メルメタルGX》+《ザシアンV》 先×
《モルペコVMAX》を育てるも、エネルギーがつけられないターンやこちらの《メモリーエネルギー》が《ザオボー》で剥がされるなど、失速して負け。
《ルカリオ&メルメタルGX》+《ザシアンV》のマッチはこちらがある程度動いていることが前提になってきます。

4章:入れ替え候補カード


《ミュウ》

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対《ピカチュウ&ゼクロムGX》や《アーゴヨンGX》の技を使う可能性のあるマッチに対して必要以上のケアをしなくても良くなる。
サイコパワーによる勝ち筋にも期待できる。

《ザシアンV》

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完全にサポート要員だが、《クイックボール》1枚から手札を増やす動きや《リーリエのピッピ人形》との相性の良さから採用を検討したいカード。
《ザシアンV》を採用する場合、呼ばれるだけで縛られるといった状況にもなりかねないので、《ふうせん》を採用したり、《フウとラン》の枚数を増やすのも視野。
対《アルセウス&ディアルガ&パルキアGX》には負け筋になるため、場に置かない動きを徹底する。

《ルクシオ》

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採用するなら《メタモン♢》と合わせて01ラインでの採用になる。
技でんじしょうがいで《ピッピ人形》を採用しているLO系統のデッキに対して勝ち筋を追えるかもしれない。
それ以外のデッキに対しても、《カスタムキャッチャー》や《ポケモンいれかえ》を封じたりできる。
地味に《エレキパワー》での火力増強も見込める。

《チラチーノ》(4枚目)

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数が増えれば、当然立てやすさは向上する。
《カプ・コケコV》を3体使うゲームの場合、エネアシストで打点を刻みながら手張り分損しない動きを積極的に行える。
噛み合いで負ける試合が多い場合、採用を検討したい。

《フラダリラボ》

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《おおきなおまもり》や《鋼鉄のフライパン》など、こちらの確定数に影響の与えるポケモンのどうぐが多いため、それらへの対応として採用を検討したい。


5章:あとがき


ご購読ありがとうございました。
今回の記事では、主に対戦レポートからゲーム中の思考への掘り下げ、各マッチアップへの立ち回りをより具体的に書いてみました。
また、この記事への質問は凱のDMおよび質問箱にて受け付けようと思います。
返信や追記という形で可能な限り反映させていただきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!