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今していることに意味のないことなんて一つもない!全て未来につながっている!

こんばんは!yoshiです。

本日は3月15日に公開された私の論文の話を綴りたいと思います。

論文タイトルは
Prediction of callus and ulcer development in patients with diabetic peripheral neuropathy by isosceles triangle-forming tuning fork
です。

論文のサイトは下記です☟
https://journals.sagepub.com/doi/full/10.1177/20503121221085097

内容は至ってシンプルです。
私は難しい研究ができないので、このぐらいがちょうどいいと思ってます。

以下、内容の要約です。
音叉を使って振動覚(知覚)検査をしました。
この感覚が鈍い人ほど足の裏に胼胝(タコ)ができていました。
そして、その検査は外くるぶしでするよりも、足の親指のつけ根でした方が検出がよかったです。
その後、経過を追ってみると足の親指のつけ根の振動覚が鈍い人は足に傷ができてしまいました。
そのため、足の親指のつけ根の振動覚は重要なので、鈍い人は足に傷ができやすいので気をつけましょう。

こんな感じです。

本日この内容を綴る理由は、この研究が13年前の全く関係のない仕事と繋がっていて、その事を伝えたいと思ったからです。

実は私は13年前にも音叉を使った研究をしていました。
音叉を用いた振動覚検査で4本ほど論文を書かせていただきました。
その時は転倒を予測できるかどうか?の内容でした。

その時の代表的な論文は下記です。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rigaku/37/7/37_KJ00006813984/_pdf/-char/ja

その後、私は転倒の研究をしなくなり、慢性創傷(治りにくい傷)の予防と治療の研究が主になっていきました。

慢性創傷の中でも主に褥瘡(床ずれ)の予防と治療の研究をして、
修士課程では主にベッド上の寝ている姿勢(予防)、
博士課程では主に電気を流すと慢性の傷が早く治る(治療)
の研究をしました。

この頃は、自分がやっていた音叉の研究は忘れ去られていました。

しかし、ある事がきっかけで私は音叉のことを思い出しました。
それは、研究室の先輩に誘われて何気なく行ったフットケア・足病医学会(当時は下肢救済・足病学会)への参加です。

何を聴講するかも決めてなかった私が何気なく入ったのが教育講演でした。
・知覚障害が傷の原因の1つ
・糖尿病のある方の足に刻んでを作ると切断リスクが高い
・予防がとても大切
そんな感じの内容だったと思います。

そこでいろんな事が繋がりました。

褥瘡などの圧迫損傷ができてしまうのは、
・痛くても動けないから
・痛みを感じにくい、感じないから

私がこれまで関わってきた褥瘡(床ずれ)はどちらかといえば痛くても動けないからの方が多いです。
だけど、糖尿病などで足に傷をつくりやすい人は痛みを感じにくい、感じないからの方が多い

この一連のこと
・研究室の先輩に学会に誘われたこと
・たまたま入った教育講演の内容
・音叉を用いた研究をしていたこと
が繋がった時、これは神様から「音叉で創傷の研究しなさい」と言われた気がしました。

これが冒頭に書いた研究を始めたきっかけです。

私はこれらの経験から何が言いたいかというと、
・過去にやってきた事は決して無駄ではないということ
・普段何気なくしている日常の中に多くのヒントがあること
・自分がしている全てに意味があって、将来のいろんなことにつながっているということ

です。

少し話がそれますが、私は高校時代から数学だけが得意でした。
でも、当時は数学なんて社会に出ても何の役にも立たない!と思ってました。
だけど、今では研究する上での統計学に役立ってます。

最近では経営戦略や人間関係については最新の書物ではなく、歴史を勉強しています。
(これに関しては中学・高校とまじめにやっておけばよかったと反省しています。)

今からやっている意味があるかどうか分からないことも、きっと将来の何かの役に立ってるはずです。
今の少しの努力が将来の大きな力になるかもしれません。
いや!間違いなく将来大きな力になります。

そう思うと、目の前の意味があるかどうかわからないことも意味あることだと思ってできそうになりませんか??

ちなみに私は単純なので、そう思ってできるようになってきています。

そして、今回の経験で確信しました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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