仲島義侍

仲島義侍

最近の記事

小劇場における良い役者とは

良い役者の定義とは…??? 商業的にいうと【売れてる役者】でしょうか? では私個人的に良い役者とはなんだろうと考えてみました。 先にあげた売れてる(売れる)役者はまぁそうでしょうと思う。小劇団はなんせお金がなく毎回自転車操業なわけなのでチケットを売ってくれる役者さんは重宝されます。じゃあ売れてる役者ばっか使ったらいいやん?って思いますがそうも問屋が卸さないのが小劇場の摩訶不思議。 ってか売れてる人ばかり使うならそれは商業演劇的な部分になるので今回その方向の話は割愛。

    • 今日から役者…2

      『今日から俺は!!』って漫画知ってますか? ざっくり言えば「今日から俺は不良になる」と決意してヤンキーになる漫画です。 役者も似たようなもんです。 今日から自分は役者だぞっと思った瞬間から役者になれるわけです!就職おめでとうパチパチ。 こんなこと言ってると真面目に役者やってる方々から反感を買いそうですね。 しかしこの【役者】という仕事。資格があるわけでは無いので線引きが難しいんですよね。だからこそ自称出来てしまう。 では【プロの役者】ではどうだろうか? プロとは

      • なにもないぼくら

        年末です。前回の記事の続きはまた今度書くとして(決して忘れていた訳ではないよ…) 年の瀬にとても嬉しいニュースが届きました。 撮影監督として参加させて頂いた映画『莉の対』が第53回ロッテルダム映画祭、タイガーコンペティション部門にノミネートされました。映像業界に疎い自分にはどのくらいすごいことなのかいまいちピンときていないのですが世界各国、何千という作品の応募の中からの14作品だけのノミネートということでとても栄誉あることのようです。国内では過去10年間でノミネートされた

        • 今日から役者

          前回、いかに小劇場で役者に真っ当なギャラを払うのが難しいかのお話をしました。 主催側は好きでやってるんだからたとえ赤字になろうとギャラを払うのは当たり前じゃない?やりがい搾取反対!!という意見もあるかもしれません。 ごもっとも。 ほんと正論。その通りです。 しかしそうなると赤字前提(もう前提と言い切っていいと思います)で公演が打てるのはお金の有り余ってる制作会社や芸能事務所くらいになるんじゃないかな。劇団の自主公演なんて滅多にみられないようになるかと思います。 スポ

        小劇場における良い役者とは

          小劇場公演でギャラが出ない話

          前回の『役者にノルマは必要か?』 の続きです。 たまに言われる話ですが【小劇場の主催はキャストに碌なギャラも渡さずに公演で得たチケット代を懐に入れてるのではないか?】と思われています。さてどうでしょう?? まずそもそも黒字になるのか?そこから考えてみようかと思います。 と、いう訳で架空の劇団を立ち上げましょう! 架空の劇団!旗揚げ公演 『小劇場はツライよ』 開幕です。 まず予算組み。どのような事にお金が掛かるのか調べるところから始まります。 ⚫︎劇場費 ⚫︎ス

          小劇場公演でギャラが出ない話

          役者にノルマは必要か?って話

          今でこそ脚本家、演出家なんて名乗っている自分ですが元々は役者志望でした。 高校を一学期で中退後は父の仕事の手伝いで工事現場に出ておりました。元塗装屋さんです。 漠然とこのままじゃ駄目だ…って気持ちはありどうしようと考えたところ『よし!有名になろう』という考えに至りました。いわゆる承認欲求ってやつですね。時代が時代ならYouTuberとか目指したかもしれません。 そしてまぁ17歳で上京。あちこち養成所ジプシーした後に劇団を立ち上げた訳です。 私が演劇を始めた頃は【チケッ

          役者にノルマは必要か?って話

          売れる演劇

          初めて舞台に立ったのは20歳の頃。 そこから当時通っていた養成所の仲間を集めて劇団を立ち上げ、初めて脚本書いて演出したのは22歳だった。右も左もわからず勢いだけで走り出したあの頃。劇中の音楽ってどこで入れたらいいの?状態だったのが懐かしい。 さて。表題の売れる演劇について。 演劇にも流行り廃りなどありますが、まぁ今はもっぱらエンタメでしょう。有名な漫画やアニメ原作の舞台もだいたい歌って踊ってます。 しかし自分がやってる演劇は『ストレートプレイ』と呼ばれる、ようは歌わな

          売れる演劇

          北海道撮影を経て

          先日映画『莉の対』の撮影で北海道へ行ってきた。 去年の夏前にも行ったので二度目の北海道です。 ここ2、3年で私の人生はガラッと変わりました。まずは『映像』と出会ったこと。17歳の時に演技を学び始めて十数年。20代の頃は寝ても覚めても演技のことばかり考えていました。しかし30歳を機に芝居をやる機会が減っていき数年に一度くらいに。そしてコロナでますますやる機会を失いました。そんな時に始めた撮影と編集。今ではすっかり仕事になっています。 で、映画の撮影。 36年間、一度も飛

          北海道撮影を経て

          自己表現

          深夜。どうにも行き場の無い焦燥感。 忙しいとその時にやらねばならないタスクに追われ余計なことを考えている時間はない…がちょっと時間が出来ると色々と考えてしまう。 年末年始はどうも苦手。世の中の時間がパッと止まったかのようなゆったりとした時間が流れる。 私には友人も伴侶もいない。趣味も無い。 特に人付き合いが悪いわけでもなければ苦手な訳でもないが、なんの用事もなく会ったり連絡するような人間はいない。一人で時間を忘れるほど熱中する趣味も無い。他人はきっと孤独な人だと思うだ

          自己表現

          2023年1月1日

          新年という事で新たに何かをはじめようかと思いまして。noteはじめます。 あんま気張っても続かないと思うので気の向いた時にボチボチ書く感じで。 主に使ってるSNSはTwitterなんですがそこでは話せない事とか書いていこうかと思います。

          2023年1月1日