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レセプト管理士認定試験に合格した話

【この記事は株式会社ヘンリーAdvent Calendar 2023の15日目の記事です】

こんにちは、株式会社ヘンリーのyosh1baです。

昨年7月に入社し、ドメインエキスパートとしてクラウド型電子カルテ・レセコンシステム「Henry」の開発に携わっています。

突然ですがみなさん、「レセプト管理士」という資格をご存知でしょうか?
2022年に設立された比較的新しい資格なので、普段医療事務として勤務されている方の中にも初めて聞いたという方もおられるかもしれません。

そんな「レセプト管理士」ですが今年の8月に第2回目の試験が実施され合格しましたので受験記として書き残したいと思います。

レセプト管理士とは

本資格は、中林梓先生(ASK梓診療報酬研究所・レセプト管理士会会長)× しろぼんねっと × 一般社団法人日本レセプト学会 × レセプト研究所(明治時代の診療明細書発見)による全国初の医科歯科調剤介護全分野の学会認定資格試験となります。

レセプト管理士会の公式サイトより抜粋

医療事務の仕事の一つである診療報酬請求業務(会計・レセプト業務)において、難しい算定ができる・請求の誤りを無くすというのは重要な要素ですが、ソフトウェアの力により個々人に求めるスキルとしての重要性は年々低くなりつつあります。

そういった背景もあり、「算定できる」「点検できる」ということからもう一歩踏み込んで「算定されたデータの活用・応用」にフォーカスしているのが「レセプト管理士」という資格になります。

受験の経緯

6月某日、社内SlackにCEOから「レセプト管理士の試験誰か受けてみない?」という投稿がありました。

それまで資格の名前だけは聞いたことがある程度の認識だったのですが、公式サイトの内容を見て興味が湧いたため「やります!」と手挙げしました。

試験の難易度は確認しておらず、とは言えドメインエキスパートを名乗っている以上落ちるわけにはいかないという思いから決意表明として以下のような投稿を社内slackにしています。(※DE… Domain Expert)

自ら退路を断つスタイル

試験までにやったこと

試験は学科試験と実技試験に分かれており、学科試験の勉強を中心に進めました。

学科試験

  • テキストである「レセプト管理論」を読み試験に出そうな部分をピックアップ

    • 通しで4~5回くらい読んだ

    • 試験対策と言うよりは単純に読み物として読んだという感じに近いかもしれない

  • 過去問対策みたいなことはやっていない(試験の開催自体が2回目なのでそもそも対策が無い)

  • 統計分野の問題も出てくるため基本的な分析手法とかを復習した

実技試験

  • 試験内容は「しろぼんねっと」を見ながら設問に答えるというものだが、普段から頻繁に見てるので「まぁいけるでしょ」の気持ちでほぼ対策らしい対策をしていない

  • 試験概要のサイトに例えばこんな感じの問題が出るかもよ、みたいな例が載っていたのでそこから雰囲気を掴む程度

試験を終えて

あまり対策らしい対策はしていなかったのですが、本記事のタイトルの通り無事合格できました!
なので引き続き現在もドメインエキスパートを名乗れています。

点数が公表されたか記憶が定かではないですが、自己採点では9割は取れていました。事前のドメイン知識がどの程度あるのかにもよりますが、現状難易度の高い試験ではない印象です。
ただ、まだ始まって2回目で今後難易度を上げていく予定とのことでした。

まとめ

何はともあれ合格できたことは勿論嬉しいのですが、試験勉強を通してレセプトの生まれた背景や、各分野(医科、歯科、介護、調剤)におけるレセプトの特徴・課題点、オープンデータの利活用の状況等について知見を深めることができたのも視野を広げる良い経験になりました。

今後広がりを見せていく資格だと思いますので、ご興味を持たれた方は受験してみてはいかがでしょうか。
この記事が公開される時点では2024年2月23日に第3回目の試験が予定されており、現在申込期間中のようです。

自身の今後の展望として、こういった資格に興味を持つ方にヘンリーを認知いただけるよう活動していきたいと考えています。
加えて、レセプト管理士会での勉強会等にも参加しつつコミュニティの中で存在感を出していけるといいなと思っています。

最後になりましたが、ヘンリーでは私のようなドメインエキスパートをはじめ医療の核心に挑戦する仲間を各職種で積極採用中です!
ご興味が湧いた方、カジュアル面談でお会いできるのを心待ちにしています。


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