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おかげさまで開業から一年

よさそう合同会社は2023年1月6日に設立いたしました。
本日おかげさまで2年目に突入いたしました。

すべては支えてくださったみなさまのおかげです。
会社を作るとき、こんなにも助けていただけるなんて思ってもみなかったです。
だからわたしにとっては奇跡だらけの一年でした。

ということで、この1年間を振り返ってみたいと思います。

胎動 2022年12月〜2023年1月

会社員と大学教員と個人事業主という3足の草鞋を堪能していた私は、”ひょんなこと”から、会社を創ることになりました。

あまりにもひょんなことが会社設立のきっかけでしたが、ずーーーっとバンジージャンプの飛ぶ直前で泣きながら躊躇し続けるみたいな状態が5年くらい続いていたのも事実です。

そのせいか”ひょんなこと”を信頼する人たちに報告すると、みなさん口を揃えて「よかったじゃん!チャンスじゃん!!追い風じゃん!!!」とリズムよくいってくださったのがとても印象に残っています。

そんなみなさまの声に支えられ、2022年12月はひたすら起業準備。
経営者の先輩には登記申請の仕方を教わり、信頼できる仕事仲間にストレングスコーチングをしてもらい、古くからの友人に会ってもらってアドバイスをもらったりしました。

そしてあっという間に1ヶ月が過ぎて、2023年1月6日に生まれて初めて法務局へ行き、登記を行いました。
(そういえば登記を出しにいくときに、満島ひかりさんがCM撮影してたのを見て、なぜだか幸先いい!と都合よく解釈していました)

2週間後、無事に登記申請が承認されて、晴れてよさそう合同会社が誕生しました。

誕生したといっても、先立つモノゴトはなく、会社員と大学教員と個人事業主を粛々と畳んでいくという日々がちょうど1年前の1月でした。

始動 2023年2月〜2023年4月

2月、晴れてよさそう合同会社の代表として一本足打法で打席に立ち始めました。

銀行口座やクレジットカードを作ったり、あれやこれやと事務手続きが多く、その過程で経営者の先輩の友人や知人にいろいろと教わって。

そんなにまだ仕事もなくて、このころはゆったりのんびりしていました。
春もやってきて季節がぽかぽかしはじめて、起業したのでお友達からちやほやされて、お祝いしてもらって、穏やかな日々をのほほ〜〜〜〜んと過ごしておりました。

生まれたての何も実績のない会社の船出をこんなに祝ってもらえるんだあと日々幸せに包まれておりました。

加速 2023年5月〜2023年8月

漫画と人生の展開だけは先が読めません。

突然に追い風が吹き始めました。
予想していたものとそうではないものが混在する中で、気がつけばなんだかずっと机に向かっている日もあったり、かと思えば平日なのにゆっくりできている日もあったり。

このあたりから会社員と違って「定期的な休みがない」ことを認識し始めました。
それから丸一日休みがない、ということも当たり前になりつつありました。
この状態に慣れるための期間でもあったと振り返れば感じています。

そしてすべての仕事が「面白そう」と思って携わっているので、やめどきが見つからなくなってきていました。

会社員のときも詰めの完成度は高めるほうでしたが、開業してからはさらにそれを考えるようになったと思います。
それでも楽しいから考えて実行して振り返って。さらにお客様の成果となっていたら嬉しくて。

全速 2023年9月〜2023年12月

正直、この4ヶ月間は”あっという間”の度合いが凄まじかったです。

あまりの凄まじさに自分がどこにいるかわからなくなることもありました。
朝起きて天井をみて「あ、今日はどこだっけ?」と思うこともしばしば。
しかも自宅にいてもそう思うことも(笑)

この経験は30代にとんでもない忙しさだったITプロダクトのプロダクトマネージャー以来だなあ、と平然と悠長に構えていたものの、あまりよくないサインでもあると勘づいておりました。

幸い仕事で大きなミスはなかったのですが、課題や反省点が見つかったり。
それでも成果を出せていたのは、周りのみなさまのおかげでした。

あわせて一人の力の限界を感じた時期でもあり、人と協働する大切さ楽しさ、爆発的な成果が生まれる事実を強く認識した時期でありました。

新しいことにもチャレンジし、たくさんの見聞と経験をして、いろいろな人たちと話し、自分のできる幅を広げて深めて、気がついたら年末を迎えていました。(笑)

会社を作って気づいた大切なこと

この1年間を振り返ってあらためて大切だと感じた3つを。

信頼

のほほんとした普通の会社員が一人会社の社長に突如なる、というラノベのタイトルにもなりそうにない1年でしたが、日々が学びでした。

そのなかでも「信頼」の大切さを深く深く感じる日々でした。

直前までのキャリアで積み上げた「信頼」がお仕事をご一緒するきっかけとなりました。ちゃんと仕事をするって大切だなあって感じます。
みなさんちゃんと仕事しましょう。
すべては未来の自分へのご褒美であり成長であり学習であり、社会にお礼を伝える機会につながります。

そしてご一緒してそこでの「信頼」がさらなる「信頼」を生み出していき、さらにおもしろい方向へ、楽しい方向へと導いてくれます。

協働

一人社長になったのですが、仕事では協働する機会が増えました。
独立前のコンサルティングの仕事はほぼソロプレイだったので、大きなゲームチェンジ体験でもありました。

しかも協働する人たちは、私よりもその道のプロフェッショナルなので、心が日々ワーキャーしてました。(笑)

なにせ一緒に目的に向かって作り上げていく過程も、それを実行するときも、「なんてスムーズなの。。。」って思うことが多く、仕事にうっとり♫

そして一緒に仕事をするかたからも、私ができることで、そのかたの補完になっていることを評価いただきました。尊敬するかたから補完関係といってもらえるのは本当に嬉しく、なににも代えがたい歓びです。

こんなこと会社員時代はめったに感じられなかったなあ。
あーーなんで早く会社作らなかったんだろう?って思うこともしばしば。(いや、先立つものがなにもなかっただろう?と一年前の自分から突っ込まれますが)

頼る

信頼と協働につながると思うのが「頼る」です。

私は私の強みを最大限活かしてクライアントに貢献するのが一番だと痛感する日々です。

会社を作ってわかった私の弱みは3つ。

  1. 税務と会計がわかってない。

  2. 自己プロデュースが下手。

  3. 初めて会う人たちとのコミュニケーションが苦手。

でも、これら全て「頼る」ことで解決できました。

まずは「税務と会計」について。
(これでもビジネス系大学院でアカウンティングとファイナンスはトップクラスだったんですけどね、エッヘン!それとこれとはまるで違うことを心に刻み込まれた一年でした)

会計はfreeeを使っているものの、ほぼ自動処理でお任せモード。
でも年度末が近づくに連れて不安の嵐。
11月は悩みすぎて眠れないこともありました。
それで経営者の先輩から税理士さまをご紹介いただきまして、現在そちらの税理士事務所さまにお世話になっています。

もう、このかたたちが凄まじいんです。
それまでの真冬のロンドンの雲のような日々から、一気にホノルルです。
晴れた、晴れ渡った〜
開業してから心に澱のように溜まっていた何かが一気に流れて、晴れ晴れです。まったく後顧の憂いなく前進だけできるようになりました。

そして「自己プロデュースが下手」。
こちらは古くからの友人の会社にホームページを作っていただくことで乗り越えました。

インタビューから始まり、私以上に、私のことを考えていただき、とても素晴らしいホームページを作っていただきました。

もう打ち合わせは毎回笑いに溢れ、楽しくてなんだか仕事してるんだか遊んでいるんだかわからないくらいにハッピーな時間でした。
ホームページは見ていただく方たちから大好評で、私が作っていないのですが、とても鼻が高いです。

最後に「初めて会う人とのコミュニケーションが苦手」。
これはそういう場ではコミュニケーション上手な人にそうしたことをお願いし、私は私の得意分野に注力する!という役割分担をさせていただきました。

結果としてそれがその仕事の全体の成果を大きくすることに気づいたんですよね。

会社員時代はなんでも自分でやりたがりでした、特に若い頃。(歳を重ねて、育成心や自制心やらが芽生えたけど、いざというときは北方水滸伝の林冲騎馬隊になってしまっているんですが)
でもそれだとだめなんだなあと、20代前半のころ会社の先輩に言われた「なんでもできるはなんにもできない」が蘇ってきた初老です。

開業して頼るところは頼り、私じゃなければならないところで最大限の力を発揮する、その大切さを痛感する日々です。
なのでこれからもみなさんに頼っていきます。


ということで、とても楽しく学びに溢れ、突き進んだほうがよさそうなベクトルが見え始めた1年目でした。

今日から2年目に突入。
会社としての真価が問われる1年だと思うと、身も心も引き締まります。
クライアントのため、クライアントの先にいらっしゃるお客様のためにこれからも励んでまいります。

どうかこれからも、よさそう合同会社をご愛顧ください!

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