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文フリ初陣日記⑥「表紙デザインを作る」

製本経験ゼロのよさくが、試行錯誤しながら文学フリマ東京38(5/19)に初出店する日記。本作りやブース作りにアワアワしながら、ずんどこ乗り越えていくプロセスと揺れる感情をお届け。記事一覧はコチラ



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今回のテーマは「表紙デザインを作る」。

・ワクワク度 ★★★★★
・めんどくさい度 ★★★☆☆

【必要なもの】
・Canva

本文データが完成したので、とうとう表紙作りへ!自分の好きなデザインで装丁できるとか、最高すぎる。ワクワクが止まらない。

だがしかし、ぼくはイラストが描けない!!(重大)

頭の中に理想をイメージできても、それを具現化するスキルを持っていない。となると、外部のイラストレーターに頼むのが1つの方法だ。ただそんなツテはないよぉ…。

AIにイラストを描いてもらうというのも考えたけど、どのシステムでどんな風に依頼していいのかもわからない。

というわけで、自力で素材を集めてクリエイトするしかない!(DIYの心意気)
デザイン経験がなくとも、やれるところまでやってみようじゃないかい。

イメージ作り

今回のエッセイ本のコンセプトは「転勤族×北国エッセイ」。かつて転勤で過ごした福島県と北海道にいる頃のエピソードをかき集めてみた。

本のタイトルは「はじめての北国暮らしは掘りごたつ付きワンルーム」に決定。新卒入社後に転勤を言い渡され、家探しをしたエピソードから拝借。

表紙には「書いている人の雰囲気が伝わること」と「掘りごたつに入っていること」を要素として盛り込みたい。

19編のエッセイを収録しているので、登場したモノたちが背景を漂っているといいな〜とも思う。


デザインの参考探し

本屋に行き、「なんか好き」と思えるデザインの作品を手に取ってみる。そして、文字やイラストの配置や色づかいを観察する。

「自分が作る」という前提を持って、魅力的な表紙に触れていく時間は新鮮だった。

デザインを見て回った中で、ぼくが「こんなの作りたい!」と思った特徴は2つ。

・イラストの主張が強すぎず「ちょこん」と居合わせている感覚があるもの
・色を使いすぎず、ベースカラーは2色にしたもの

上記のイメージを持った上で、手書きでラフ案を作成。色もなんとなくイメージした。


作成ツール

使用するのは、みんな大好きCanva。note記事のヘッダー画像作成にも選択肢として出てくるので、ご存知の方も多いはず。素材を絞れば無料で作成できちゃう。

まずはサイズ設定から。印刷会社で見積もりを作成すると、ページ数などに合わせて表紙のサイズを教えてくれる。

ちょ古っ都製本工房さん見積より

こちらをもとにCanvaの原稿サイズを設定。高さ154m×横幅224mで作る。ちなみに「塗り足しってなんや?」と狼狽した。こちらは色を余分に塗っておくスペース。表紙は裁断される際にズレる可能性があるので、余白がつかないように多めに色をつけるのだ。

サイズが確定したら、ラフ案をもとに文字やイラストを貼り付けていく。Canvaにも素材はたくさんあるのだけど、イメージに沿ったイラストを求めて他のサイトを探検した。

素材集め

めっちゃ豊富なアイコンが掲載されている。仕事のプレゼン資料で死ぬほどお世話になっている。文学フリマで使うと思わなかった。

サイト内でアイコンの色を変更できるので、統一感のあるデザインにすることができる。

パーツの組み合わせでオリジナル顔アイコンが作れる。これに出会えて本当によかった。素材をいくらかき集めても「よさく」は表現できないな〜と思っていたのだけど、これなら寄せられる。

「自分の顔ってどんなパーツでできてんのだろ」と考えながらポチポチ作った。

完成

素材たちを寄せ集め、Canvaに並べていく。試行錯誤の上、表紙が完成した!嬉しい!!

掘りごたつがジャストフィットしすぎて笑った

※4/23差替:コメントよりご意見いただきグレードアップしました!

かわいいアイコンたちは各エッセイに登場するモノを表している(これでどのエピソードか想像がついた人はすごい)。

背表紙と裏表紙は既存の文庫本を参考に。「よさくの感情冷凍庫」という出版社をでっちあげ、ロゴも作った。ノリノリである。

イラスト描けなくてもなんとかなるもんだ!「この素材をここに配置して…かわいい…ぐへへ」とかやってる時間楽しかったな。



文学フリマまで残り1か月! Webカタログが公開されました。ぜひ個性あふれる出店者の方をチェックしてみてくださいね(行く前から楽しい)。

遊びに来られそうな方は「よさくの感情冷凍庫」の「気になる」ボタンを押していただけると嬉しいです〜!(何部印刷するかどちゃくそ迷っている)
※追記:ユーザー登録しないと「気になる」ボタン押せないようなので、お手間じゃない方のみで大丈夫です。

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