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INFJ,HSPの私がお薦めするエモい曲10選

先日、こんなつぶやきをした。

始めは本気ではなかったが、『もし書くとしたらこの曲とこの曲と…』と脳内妄想を繰り広げていたら居ても立っても居られず、早速書いてしまった。

10曲のうち4曲が洋楽、6曲が邦楽となっている。
すべて私がゴリゴリに好きな曲たちである。
売れ線、カラオケで歌える、ポップでキャッチ―、明るく前向き、
そういった要素は無いに等しい。
曲を視聴される場合はその点を御承知いただきたい。

※もし記事を読み、曲を聴いていくうちに鬱々とした気分になってきた場合は、そっとブラウザバックしていただきたい。

一つ一つの愛を語っていったら激長文になりそうなので、なるべく手短にまとめられるようがんばる。
では参ろう。


1.Be Kind / Marshmello & Halsey

まずはライトなところから行きたい。アップテンポなダンスナンバーである。そしてエモい。
MVの始まりは退廃的な空間に一人で座っているHalsey(ホールジー)の場面から始まる。場面が切り替わった所で彼女が躍るホログラムの世界は日本の風景のようである。振り付けも素晴らしく、彼女の持つ美しさが最大限に表現されている。


2.Alone / Marshmello

先ほどのHalseyに楽曲提供をした人物である。ミュージックプロデューサーでありDJである。彼は常にマシュマロ型のヘルメットを着用し、素性を明らかにしていない(ググればすぐに出てくるが)。
主にEDMを得意とする。SoundCloudを通じて楽曲を公開することで注目を集め、初期のトラックであるこの曲が大ヒットする。7年前に発表されており、現在24億回の再生回数を誇る。
音楽のジャンルに関わらず、セレーナ・ゴメス、カリード、バスティルなどなど様々なアーティストと作品とを共にしている。

この「Alone」は孤独感や疎外感がテーマになっており、歌詞は同じフレーズが繰り返されるものでありながら、「一人でも大丈夫」とのメッセージを強烈に放っている。これに全世界のぼっちが反応した。私もその一人である。ありがとう、マシュメロ。この曲と共にある限り、私は一人ではない。

この曲を気に入ってくれたあなたに、こちらのバージョンをご紹介したい。

3ヵ月前に発表されたLiveバージョンである。
エモさに更に磨きがかかっている。
もうこの会場に居たら卒倒してしまうのではないかと思う程のエモさである。脳内からあらゆる汁が溢れ出して止まらないであろう。
是非聴いていただきたい。


3.幸福な死を / きくお

私が密かに日本のMarshmelloにあたる人物ではないかと思っている、愛すべき教祖、きくお。私は彼の信者である。
音楽プロデューサーでありDJ、ボカロPである。ニコニコ動画で楽曲を発表し始め、そこから徐々に人気を博していった経緯も、Marshmelloと似ている。そして彼もパフォーマンスをする際には、独特な被り物を着用している。
事務所やレーベルに所属しない『野生の音楽家』である。
ボカロ曲「愛して愛して愛して」は、ボカロ曲としては初の快挙となる、Spotifyでの1億再生を突破した。
長年、初音ミクの声で作品を発表しており、数年前にはNHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』の初音ミクの回に、ボカロPの一人として出演した。
最近はミクのみならず、绮萱の声を使った作品も発表している。

氏は海外からの人気が非常に高い。YouTubeのコメント欄は英語を中心に多言語で埋め尽くされている。
最近では友人のbo en氏と共にアメリカツアーを終えたばかりである。

この曲の素晴らしさは、死を疎むべきものではなく肯定するどころか祝福しているところにあると思う。
狂気と優しさと切なさと喜びと絶望と希望が同居している。人生のエンドロールのような曲である。11年前のもの。


4.愛を探して / きくお

幼児期どころか胎児の頃の記憶さえ蘇りそうな曲である。
きくお氏の音楽全般に言えることだが、実に繊細で生々しく、人間の内臓に手で直接触れているような生暖かさを感じる。


5.学校を休んだ日のこと / きくお

この曲を聴くにあたっては注意してもらいたい。
学校が嫌で休んだ、もしくは病気などで行きたくても行けなかった経験のある人は、この曲を聴くことによってほぼ強制的にあの頃の想いが胸に蘇る仕組みになっている。
学校を休んだ日の子供の心情を曲にした人で彼の右に出る者は居ない。

きくお氏は楽器を操ることは出来ない。楽譜も読めない。
だがこの世に存在するすべての音を音楽にしてしまう錬金術師である。
この曲には体育館のキュッキュという靴の音、学校のチャイム、野球のバッティングの音など、学校を想起させるあらゆる音が完璧にその世界観を構築する要素となっている。
胸がきゅっとなる曲なので、好きだがたまにしか聴けない。

好きすぎて書ききれない。きくお氏だけで一つの記事にすれば良かったと今更ながら後悔している。彼はもうこのまま国宝に認定されるべきだと信者の私は思っている。
グッズを収集してしまう信者ぶりである。

教祖から受け取ったアイテム


6.Lost / yama

yamaが好きだ。yamaの存在が好きだ。
私がyamaに惹かれたのはその声である。初めて聴いた時は衝撃だった。
声がかっこよすぎるのだ。こんなに透き通って繊細で心に届くかっこいい声の持ち主が居るとは。
この曲は映画『線は、僕を描く』の挿入歌でもある。
今回はこの曲の中で私が最も好きなアコースティックライブバージョンをご紹介する。


7.沫雪 / yama

透明感と疾走感と繊細さを兼ね揃えた曲である。
耳と魂を浄化する効果がある。

yamaの声がなぜ多くの人に響くのかが伺い知れるエピソードをご紹介する。
yamaのオリジナル一曲目の「春を告げる」は再生回数1億回を超えるヒット曲となっているが、yamaはこの楽曲を自分の表現で歌いこなせるようになるために、実に2,000テイク歌ったという。

先程のきくおもyamaも、その類まれなる存在感と才能から、"天才"と称されることがある。
私は天才という言葉が嫌いである。
彼らは天才などではない。私たちが見ている彼らの素晴らしい活躍は、
彼らが生きていく為に、自分と向き合い、自分を信じ、血の滲むような努力と勇気ある挑戦の先にあったものである。


8.Gifted / GRAPEVINE

始めから終わりまで全ての音がとてつもなくかっこよく、エモい。
そして曲全体を覆っている退廃的な空気。
歌詞も秀逸である。どうしたらこんな歌詞が書けるのか。
コロナ禍に発表された曲である。


9.Forever / Labrinth

私はこの曲は実にINFJらしい曲だと感じている。
壮大で、人類愛を感じ、宇宙と直接繋がっているかのような曲である。
Labrinthはイギリスのシンガーソングライター、プロデューサー、マルチインストゥルメンタリストである。ジャンルを超えた独創的なスタイルで知られ、ポップ、R&B、ヒップホップ、エレクトロニカ、映画音楽など実に様々な音楽を生み出している。
彼の音楽は非常にエモーショナルであり、宇宙のような深さがある。


YouTubeのコメント欄で以前、とてもよくこの曲を言語化したようなコメントに出会った。Google翻訳であるが、引用したい。

私たちは皆、潜在意識にトラウマを抱えています。
それは私たちの心、体、または魂であり、世界中で今この瞬間に非常に多くのめちゃくちゃなことが起こっているので、私たちはそのように泣くことができます。
あなたのものではないかも知れません。
しかし、私たちは皆一つです。

コメント欄より

きっとINFJにはこの感覚が伝わるであろう。


10.Audio / LSD

最後にアップテンポの曲で締めたい。
先程のLabrinthと、Sia、Diploによるユニットである。それぞれの頭文字を取ってLSDとしている。
3人とも大好きなアーティストで最強の組み合わせである。


如何だっただろうか。
果たして最後までついて来てくれた方はいらっしゃるのだろうか。
思ったほど暗い感じにはならなかったかなと思う。
今回ご紹介した曲が、エモい!いい!!と感じたあなたは、私と同じ希少種である。
世のエモさに迎合することなく、独自の路線を歩もうではないか。




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