自己満足かもしれない、よしお

肩書きとかもういいかな

自己満足かもしれない、よしお

肩書きとかもういいかな

最近の記事

ANGERSWING#55

見透かされているような気分だ。 一山越えようとしていたら、実はその先にまた山があるような。そしてその山はわたしにとってすごく魅力的な山で、でも縦走するには体力とかよりも気力が必要で、ただ心を折るにも充分すぎる高さを誇っていて。 今日もこの文章を書くのをやめようと思った。 けどお風呂場にスマホを持ち込むのであれば、書こうと思って書いている。 脳みそを言葉の山が覆い尽くしていて、逆にその言葉一つ一つが見えてこない。ゆっくり誠実に向き合わないと脳裏に浮かんでこない。 今この文章

    • ANGERSWING#54

      余裕がなくなった気がして、一旦書くのやめてもいいかという気持ちになった。 短期間にやるべきことが一気に増えて、心がすごく焦っていて、ここで食らいつくことができなければ自分は弛みすぎている、どうしようもない、みたいな思考に入った。 そこから誰かへのアピールとかではなく、自分へのアピールとして必死さを装ってみたけど、というか心が追い込まれて、ちゃんと必死だったけど、それを一度やめた。 なので今、ちょぼちょぼと文章を書いている。 今、必死になったところで何も変わらない気がした

      • ANGERSWING#53

        「ああ、いつかマキューシオリベンジしたいなあ」なんてふと思うことがある。ロミオとジュリエットの登場人物であるマキューシオ。 ロミオとベンヴォーリオとマキューシオのトリオで仮面舞踏会に参加して、ロミオとジュリエットの出会いのきっかけを創出してしまうみたいなことなのだけど。 マキューシオという人物は本当によく分からない長台詞を言う。 多分、舞台を観に行って、彼の想いのこもったその言葉たちを全て汲み取ることのできる人はいないのではないだろうか。 わたしがマキューシオを演じた時

        • ANGERSWING#52

          ライブの撮影をしてきた。 その最後に水花のメンバー、るりさんが語った言葉が胸にささった。なので、引用してしまった。映像撮影をした人の特権をフル活用してしまっている。 近いうちに編集をするので、この言葉を語るるりさんの姿を見ていただけたらと思う。 わたしも再び舞台に立つことを諦めかけていた一人だったような気がする。 外側に向かっては強がって、虚勢を張って、内側ではすごく羨ましがって、でもどうしたら良いか分からなくて、もうこのままフェードアウトしていくのかななんて思っていた。

          ANGERSWING#51

          ここ最近の充実具合を考えると何て退屈な日だという一日が訪れることもある。 生きていく糧を獲得するためとはいえ、人混みを抜けて、ひたすらに目的地を目指す作業は心に来るものがある。 これが慣れか。一年前は都内をあちこちぐるぐる回るだけでウキウキが止まらなかったのに。 だからこそ地方に行けるとなった時の喜びはなかなかのものがあるのだけど、夕方が近づいてきて、地方行きの可能性が下がれば下がるほどテンションとモチベーションはどんどんと下がっていく。 そんな中でもなんとか日常に喜び

          ANGERSWING#50

          昨日、共演者の柳本璃音さんと同じ方向に帰るという時間があった。 こんな文章の出だしにするなら写真を撮っておけばよかったなって思うけど、まあ仕方がない。 稽古って改めて暑いし、ジトッとした汗をかくし、表面的な温度というよりも身体の中の温度が上がっているような気がして、稽古終わりにクールダウンの時間が欲しくなる。 本当はさくっと帰ろうと思っていたけど、これも共演者の森本遼さんに「何か食べに行きませんか?」って誘われて、でも色んな理由があってお腹いっぱいだったので駅の改札前でグ

          ANGERSWING#49

          心がそぞろだ。 なぜだろう。欲しいものを手に入れたいという欲がむくむくと湧いているからなのか。 未来のことばかりを考えてしまう。 しかもそういう状態の時に欲しいものは手に入らないという悲観的な方向に物事を考えてしまいがちで、余計に心がそぞろになっていく。 とにかく今だ。向き合うべきは今だ。 今の状態で真っ直ぐ前に進んで行ったら、空回りするような気がする。 改めて冷静に、シンプルに、自分のやるべきことをとにかくやる。 今は稽古に向かう前の時間。 ありがたいことに稽古場が家

          ANGERSWING#48

          急に切羽詰まってきた。 今の自分はいただいたオファーは全部受けたいと思っているので、何かが来たら二つ返事でOKを出してしまう。 でもそれによって当然やるべきことは増える。だからその前に様々なことを終わらせておく必要がある。 さらに言えば、増えるやるべきことが何かが分からないけれども、そこに向けての準備も手っ取り早く始める。もしかしたら徒労に終わるかもしれないけど。 もちろんどんな準備をすべきなのかを知ってから準備をした方が効率は良いかもしれないけど、それでは間に合わないかも

          ANGERSWING#47

          香港のライチが初売りを迎えた、みたいなSNS投稿を見かけた。 世界中のフルーツの旬にその地を訪れて、ただただ美味しいフルーツを食べるみたいな旅もしたい。 ライチを食べる機会ってほとんど無くて、昔のディズニーランドでジャングルクルーズの隣のキッコーマンレストランがビュッフェスタイルだった頃に冷凍ライチを鬼のように食べていたことを覚えている。 以前、香港を訪れた時にはライチの時期を外れていてフルーツ自体を食べた記憶がない。 今秋にヨーロッパへ行くわけだけど、どんなフルーツが

          ANGERSWING#46

          体調を少し崩してしまった。イベントでちょっと張り切りすぎてしまったのかもしれない。 急な地方行きに備えて自宅待機をしながら、パブロンを飲み、映像編集をしながら、テレビでは野球を流して養生している。 果たしてこれが養生している姿かどうかは分からないけども、何もせずにぼーっとしているわけにもいかない。 この2年で風邪を引きやすくなった。 演劇に関わり続けていた時は稽古や本番以外で外に出ることがあまりなかったので、ウイルスに曝される機会が少なかったのだと思う。 今は稽古オフに外

          ANGERSWING#45

          久しぶりにロミジュリのバルコニーシーンをフルスロットルで演じた。細かいことは置いておいて、劇場空間をエネルギーで満たすみたいなところがメインだったけど。 イベントに出演した。 ご来場いただいたお客さまに『ロミオとジュリエット』という作品に少し触れていただいて、今回の『ANGERSWING』を見る際にも楽しみポイントとして脳裏に刻んでおいてもらうというような催しだった。 その中で俳優陣がロミジュリの場面を簡易的に演じて、お客さまにも加わっていただくという感じ。 お客さまとし

          ANGERSWING#44

          わたしはセリフを覚える時にも、調べ物をする時にも、日々の稽古記録をつける時にも決まって一冊のノートに書き記している。 ものすごくお気に入りのノート。やっぱり文房具とか日頃使うものを自分の好きなものにしておくとモチベーションも上がるし、使っていて特別感があるのでウキウキする。 今使っているノートをお気に入りにしている理由はノートの表紙の色を選べること。しかも発色がとても良くて、何か色を欲している時にとても良いアクセントになってくれる。 でもノートカバーをしてしまうので、それ

          ANGERSWING#43

          信頼することって難しいなあ。それと同時に信頼を得ることも難しいなあ。そりゃ簡単に信頼できるものではないし、それなのであれば自分を信じるしかないよなあ。その自信が過信の可能性も多分にあるから余計難しいよなあ。 大概が過信なんだよ。だから本当に謙虚に生活しなければならない。 もうそろそろ読み合わせの期間が終わる。 皆さん、少しずつ台詞が入ってきて、身体も少しずつ動き始めている。あくまでテーブル稽古だけど。 でも少し動くだけでも関係性の捉え方が違って見えるのでとても面白い。それ

          ANGERSWING#42

          何が面白いか、何を面白いと思って取り組めるかの“何”の部分は人それぞれで、ものすごく主観的な部分であるということを肝に銘じねばと思っている。 それに加えて、その“何”の部分というのは誰かに見つけてもらうのではなく、自分で見つけることが最も乗り気でその場にいることのできる方法だろうとは思っている。 自分で見つけた何を面白いと思うかというのを探究し続けるという意味で。 何を面白いと思うかの共有はすごく良いことかもしれない。 自分が思っている面白さに色を加えて、さらに複雑な色味

          ANGERSWING#41

          言わなくていいことって言ってしまうし、言われてもしまうものだなあと思う。 もう本当にお互い様。何事もお互い様で丸く収まれば良いのに。 言わなくてもいいことってどんな状況の時に言ってしまうのだろう。 少なくとも心のベクトルが内向きになっていると言ってしまいがちな気がする。 話しているうちに追い込まれていって、その状況を打開するために余計なことを言ってしまう。 これって一見は外向きに見えるけど、自分の苦しさを解消するって部分にベクトルが向いているので内向きになっていると思う。

          ANGERSWING#40

          稽古が始まって、台本読みに入る前に雑談の時間がある。 演出の柳本さんがあるお題を出して、それに関する話を出演者の中で交わしていくという時間。 ある時のテーマで「好きなもの」みたいな感じだった気がするけど、その時にわたしは【地下鉄空間に滲み出ている地下水】の話をした。 古めの地下鉄ホームでぼーっとしていると水の音が聞こえてくることがある。 線路の向こう側の壁とかをみると水のミネラル成分なのか分からないけど、銅色になった壁を滴る地下水を見つけることが出来たりする。 綺麗な水