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変わったこと

以前の私は、自分と異なる意見を真正面から受け止め、自責や、必要以上に自分事にする人だった。

今は、「そうなんだね」と受け止め、少し時間がかかっても、ただただ感謝できるようになった。

相手の意見に少し傷ついたとしても、それは説明不足だったり誤解から生じているのではないかと考えられるようになった。

ランクや立場の違いから傷ついたのかもしれないと、一歩引いて考えることもできるようになった。


しかしこれらは思考で、頭で考えて行なっていることなので、心が蔑ろにされるのも放っておくわけにはいかない。

心が傷ついたことには変わりはなく、泣きたい時は安全な場所で泣く選択もできるようになった。

頭と心を自由に行き来できるようになってきたのかもしれない。


以前は他人の意見をそのまま自分の人生に反映することもあった。自分がどうしたいのか分からず、思うことはあっても、意見を言うことが怖かった。

今はすべてありがたく受け取り、「私はどうしたい?」と自分の意見や感情も相手と同じお盆の上に置き、自分なりに咀嚼して答えを出せるようになってきた。

やっと「私はこうしたい」をみんなと同じ場所に平等に置けるようになってきた。

思うだけでなく、伝えることも徐々にできるようになってきた。



今のこの感覚は、多忙や余裕のなさ、環境の変化で薄れていくこともあるのかもしれない。

でも今こうあれてあることを、私は今、祝福したい。

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