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相手を固定的にみてしまう時、森に行ってみることのススメ。


THE COACH代表取締役、松浦瞳さんのこのツイートから探究のきっかけを得た。


私にはここ数年、「相手のありのままを受け入れられない、正しい正しくないをジャッジしてしまう」という悩みがあった。

コーチとしてある自分のときは全く感じない悩みなのだが、近しい関係であればあるほど心がざわつく。


松浦さんのツイートを受け、私はこのような考えを持った。

「とどまる」「保留」「あえて話す」

そんな私に松浦さんはこう返してくれた。

“観察、見守る/すぐに手を出さない、固定的にだったことに気づく”

それから、私は生活の中に「観察」「すぐに手を出さない」「固定的だったことに気づく」を取り入れてみた。

はじめは、観察対象は相手なのだと思っていたが、気づいたら自分をただジャッジせず観察していた。

「何が起こってるんだろうね」というふうに。

観察していると、必然的に保留・すぐに手を出さない状態が発生する。



最近は、近くの公園にある森の中でしばらく歩く日々を送っていた。

歩いていると、

カラッと乾いた陽の当たる場所
風が大きく行き交う場所
じめっと日の当たらない場所
何ひとつとして予定調和のない葉や枝の動き

様子をしばらく観察していると、

森が大きな全体性を持っていることに気づいた。

さらに、様々な要因や相互の影響によって1秒1秒(いやもっと小さな単位だろう)、変化していくことに気づいた。

同時に、五感を通じて、私自身にも心や身体の感覚が変化していくのを感じていた。


人間は、機械じゃない。

だからいつも流動的だ

固定的なんてことは何ひとつないのだ。

(機械だって気温湿度などで故障したりする)


人生にはいろんな季節が訪れる。

寒さの中で耐え忍びながらゆっくりとしか歩めない時も、木の芽が芽吹くように軽やかに踊るような季節もある。

そして、日々、一刻一刻に、微細な揺らぎや変化もある。


森はたくさんのことを体感的に教えてくれた。


相手を固定的にみてしまうとき、森の中を歩くことや自然に触れることが、私にとっては大事な行動になりそうだ。

森の中で観察していると、人間も生物で、外的環境によって簡単に移り変わることを体感する。

体感すると「固定的な状況なんて何一つないし、流動的でないことなんて一度もなかった」と、体感を持って気づくことができる。

頭での固定観念、決めつけから脱却することができる。


また最近は、流動的なものに「能動的にゆだねる」を試みている。

この取り組みをしての変化もまた書きたい。

自然は本当に多くのことを体感的・直感的に教えてくれる。

すごいね。

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