見出し画像

やって欲しくない!見守る親の言動NG集

こんにちは。ようえんです。

私は書道教室で日々親御さんと関わっていますし

過去には予備校講師をしていた経験もあり
お子様を預かるプロとして
今まで生きてきました。

そして今は
小学一年生の男子の母として
親目線も味わっています。

先生として
親として

喜びを感じたり、失敗したり
色んなことを経験して勉強している日々です。

そんな日々の中で
勉強や習い事を見守る親として

やってはいけない!
言ってはいけない!

NG言動をお伝えしたいなと思います。

※書道教室での話ですが、他分野にも置き換えられると思いますので
そのような目線で読んでいただけたらと思います(^^)


やってほしくない親御様のNG言動

  1. 出来上がった作品(結果)をけなす

  2. 作品を見えるところで捨てる

  3. 「お金をかけているのに…」とお金の話をする

  4. 先生がいるのに親が熱血指導をする


では順番に。

1.出来上がった作品(結果)をけなす

私の書道教室では約1時間のお稽古の中で

1番良かった作品は出品用に先生が預かり
2番手の作品を持ち帰るようにしています。

2番手と言えども、それは1時間頑張って仕上げた
渾身の作品。

それを
「もっと上手く書けなかったの?」
など頑張りを認めない発言は

お子様のやる気をただただ無くすだけです。

「頑張ったね!素敵だね!」
「このはらいを頑張ったんだね」

など
やれなかった部分ではなく
できた所や頑張った所を褒めて欲しい
なと思います!



2.  作品を見えるところで捨てる


私が教室で2番手の作品に
「よろしい」
と書いて渡すと

「どうせすぐ捨てられるだけだし持って帰りたくない」

と言われたことが度々あります。

私は親御様とゆっくりお話しする機会がほとんどなく
この「よろしい」の作品が
親御様へのお手紙のような気持ちでおりまして

今日のお稽古も頑張っていましたよ!

という印でもあります。

それを親御様が見てくれないととても残念です。

そして毎回のお稽古を重ねていくうちに
子供の字は確実に変わっていきます。

その進歩を評価して欲しいなと思うので
お家でもじっくり見ていただいて
是非褒めて欲しいです。

また、字は心のバロメーターで
字を見れば心の状態がわかります。

荒れている字だと
「今日はどうしたの!?」
と心配しながら私は添削しています。

おもいきって
「どうしたの?」
と聞いてみると

「実は…ちょっと嫌なことがあって…」
とお話ししてくれる子もいます。

いつもより雰囲気の違う
なんだか荒っぽい作品や
小さい字の作品を持ち帰ってきた時には

「どうしたの!?何かあった?」
子供の心の状態に気づけるのではないかな?と思います。

しかし、毎回持ってくる作品は
溜まっていきますよね。

捨てたくなるお気持ちもわかります。

私の場合は、持ち帰った作品を展示する
壁掛けファイルに作品を少し溜めておいて

ぱんぱんに溜まってきたら押入れのBOXに
移すようにしています。

息子は年中さんからお稽古を始めて
からこれ3年間お稽古していますが
3年間分の「よろしい」が溜まっています。

なんとなく尊いものだなと感じているので
まだ捨てられずにいます。

捨てる場合は本人にはぜっっったいに見えないようにして
コッソリ捨てるようにお願いします!!




3.「お金をかけているのに…」とお金の話をする

これを言われてしまうと
子どもはどうしようもない気持ちになり
何もできなくなってしまいます。


お金をかけているから
できるとも限りません。

お金をかけて追加のお稽古を
いっぱいしたとしても

逆にそれがプレッシャーになって
大会当日に本来の力が発揮されない
なんていうケースもありました。

その生徒さんは
すごく上手になっていったんです。
最後の方の追加レッスンの時には
「もう完璧で直すところがないね!」
というほどでした。

ちゃんと努力してますし
ちゃんと実力もついています。

そこは親御様に認めて欲しいところです。

講師もお金をかけて頂いてるのは
重々承知してますので
上達へ導くような指導もしっかりしています。

人よりもたくさん努力をしたこと。
たくさん回数を重ねたこと。
これは変わり用のない事実です。
是非その頑張りを褒めて欲しいです。


4.先生がいるのに親が熱血指導をする

横で見守る親御様が書道の経験があった場合
「もっとこうして!」
とお稽古中に厳しく声をかける様子が見られます。

親御様が指導すればするほど
段々とお子様の顔がくもっていき…

なんだか書道が楽しくなさそうな…
雰囲気が醸し出される時があります。

親子喧嘩が始まることも。
こうなったら書道が嫌なものだ。
絶対書道なんかやるものか。
トラウマものです。

親子って難しいですよね。
変な感情が入って
優しく指導できないこともあります。

「どうしてできないの!?」
とイラつかれる親御様もいらっしゃいます。

その気持ちもわかります。
もどかしいですよね。

経験者であればあるほど。

でも、すんなりできるタイプの子と
時間をかけてやっとできるタイプの子

色んなタイプがあります。

そして私たち経験者も
できないところからスタートしています。

思い出補正で「自分は達筆だったんだ!」
と思っていることもありますが

実際には私たちも未熟な字だったはずです。

そして、親御様の指導が合っていれば良いのですが
プロからみると
「ちょっとそれは違うなぁ」
という声かけもあります。

変な癖がついてしまっては困ります。

一生懸命指導されている親御様を見ると
講師も「指導はやめてください」とも言いづらく…汗

プロの講師を信じてください!
ここはグッと堪えて頂いて
横で見守るだけでお願いします!


いかがでしたでしょうか?

当てはまってしまったまのは…
ありましたか?

私も息子がおりますので
すごく気持ちがわかります。

が、お子様の能力をいかに引き出すせるか否かは
ご家庭でのちょっとした声かけに
左右される場合もあります。

できればポジティブな声掛けで
書道が更に楽しくなるように
ご家庭でもお願いしたいなと思います。

私自身も
息子と向き合う時に
気をつけたいです!



書家 大和田陽苑

福井県永平寺町出身。
富山県富山市在住。

6歳から書道を始め、大学・大学院では書道教育を専攻し、学校教育の中の書道のあり方・教育の仕方を学び、書作品作りにも没頭する。

会社員(予備校講師)を経てママさん起業家に。

書道・ヨガ教室Sunroom代表。
書道パフォーマー集団チームSunroom代表。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?