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イラスト練習(馬・鷲・弓を射る人)

自作小説を漫画にしようと絵を練習しています。
2年半前、noteを始めてすぐの頃に書いた『Blessing - 祝福』というファンタジー掌編です。

モンゴル西端に住むカザフ民族の女の子が従来男のものとされてきた伝統のイーグル・ハンティング(鷹狩り)に挑むドキュメンタリーを見て心を奪われ、ささっと書いたお話でした。
人間に変身できる青年とイーグル・ハントレスの少女の物語なのですが、ロマンチック過ぎて恥ずかしくなったので既に削除済です。

今までは恥ずかし過ぎて自分で読み返すこともできなかったのですが、最近やっと振り返る余裕が出てきて、この機会に登場人物やエピソードを増やして読み応えのある内容にして、ついでに漫画にしちゃおう!と思い立ちました。なんだか一発描きのイラストだけじゃなく、しっかりした作品を残したくなってきたのです。先がもう長くないサインだったりして…。
それに漫画の方がよりたくさんの人に読んでもらえるかな~と思ったのです。

手書きかデジタルか、モノクロかフルカラーか迷ったのですが、鉛筆画をスキャンしてデジタルで白黒で仕上げるのが私の好みとスピードの観点で最適と判断し、こういうスタイルで行くことに決めました。

これが主人公の女の子です。舞台は中央アジア風の架空の国。
上の鷲がこの男の子に変身します

馬と射手はそれぞれ以前から描けるようになりたいと思っていたので、この際、二つまとめて課題を消化。
ネット検索して出てきた写真を参考にしました。馬って筋肉がきれいだなぁと以前から思っていましたが、前から見ても胸筋(腹筋?)がすごいですね!シックスパックみたいになってる!勉強になりました。

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鳥のように空を飛ぶ人や野生動物と心を通わせられる人への憧れは、たぶん子供の頃にアニメ映画『風の谷のナウシカ』をテレビで見て以来、心に棲みついたものだと思います。そう言えば、『ナウシカ』にはいつも中央アジアを感じていました。「ナウシカ」という名前自体はホメロスの『オデュッセイア』から取られたもので、ギリシャのある島の王女の名ですが、出てくる地名・国名には中央アジアを彷彿させるものがいくつかあったように思います。それにナウシカの話は確か最終戦争後の世界が舞台、作中に広がる砂漠は幾度も核実験が行われたカザフスタンや新疆のイメージと重なります。

そうそう、核戦争後の世界が舞台の漫画と言えば『北斗の拳』。こちらも砂漠が多いですね。私、実はすごく好きだったんです。
この作品にも鳥のように舞う人物が出てきます。南斗水鳥拳の使い手、レイです。(見たことのない方にはさっぱり分からない話で済みません。)
私、実は以前にもこの自作小説のイメージ画を描いて公開したことがあります。このときの青年は今回の絵より少し大人っぽくて、酷薄そうな顔がレイに似てなくもないかな、と最近気づきました。知らない間に影響をうけていたのかなぁと。

やっぱり冷たい顔はかっこいい。でも、かわいい童顔も捨てがたい…。どうしよう…。思案中。


ありがたくいただきます。