ご無沙汰しております。
毎日、他の方の記事を拝読しているのでサボっている自覚がなかったのですが、前回の記事から大分経っていました。
哲学講座に通い始めました。まあまあ楽しいです。英語も不安でしたが大丈夫でした。
毎回、一つのテーマで、まず講師のレクチャーを聴いて、それから2、3人でディスカッション。テーマに対する各自の考えを話し合うのではなく、過去の議論について議論するという感じ。
例えば、前回は「神は存在するか」がテーマで、「インテリジェント・デザイン論（こんなに世界がうまくできているのは神がいるから）」、「ファインチューニング理論（地球が存在し人間が存在するのはものすごく奇跡的なこと、創造主が細かく宇宙を調整したに違いない）」、「ファースト・コーズ論（何かが存在するには先立つ何かが必要。物事の一番初めが神）」、「アンセルムの存在論的証明」、それから「悪の問題（神は全知全能のはずなのに、なぜこの世に悪が存在するの？という問題）」、それから「ノン・リアリズム（神は人間の外に独立して存在するものでなく、個人の内側に良心やモラルとして存在する）」などといった既存の主張とそれぞれに対する反論を学び、自分たちだったらどう反論するかということを考えました。
批判的思考の基礎作り、または頭の筋トレといった感じでこれはこれで楽しいですが、哲学ビギナー用の講座なので、うわべだけかじっている物足りなさは少しあります。興味のあるところは自分で深掘りしなければなりません。
先週分だと、ノン・リアリズムが私が考えていることの助けになりそうで気になっているので、ポストモダン神学者・宗教哲学者をチェックしてみようと思っています。幸い、講師の方が「気軽に質問などメールしていいよ」と言ってくださっているので、すぐにヘルプがもらえると思うと心強いです。
そうそう、前回の記事で自己紹介用の文章をアップしましたが、なんと初回にいきなり遅刻して、自己紹介どころではありませんでした。😆
ありがたくいただきます。