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読書記録#13 The Goal

すごく久々な読書記録。
エリヤフ・ゴールドラット著、三本木亮訳のThe Goal。

GW中に読もうと図書館で借りたら
思ったより予定が多かったので2週間の貸出期間ギリギリでした。

生産管理に関するプロジェクトに関わっている時に、複数からおすすめされた本。
中小企業診断士で生産管理系の科目を落としたこともあって勉強兼ねて読むことにしました。

おすすめされるだけあってストーリー仕立てでとても読みやすかったです。

個人的には途中までは生産管理に寄った半沢直樹みたい、と思いました。
(半沢直樹の場合終盤ギリギリまで裏切りが発生したりするのでドキドキしながら読んでましたがそう言ったものはなかったです。笑)

ざっくり記憶に残ったことと、感想を。
(ほぼこの冒頭が感想だけど、、)

概要

TOC(theory of constraints)理論、物理学者が作った理論に基づいたスケジューリング方法の基本原理をストーリー仕立てで理解できる内容。
著者の後書にもあったけれど、工場でリアルに適用できるような内容でした。

主人公の工場長に、アドバイスする物理学者が著者のゴールドラット氏の位置付け。

工場長を中心に工場・会社の問題、家族の問題と多面的にストーリーが進むため引き込まれます。


感想

本筋とは違いますが、
全く違う環境で業務への適用方法を思いつくあたり等は、プライベートの過ごし方も考えさせられるなと思いました。
(作中では息子のボーイスカウトのハイキングについていくことで問題解決のアイディアを思いついています)

読んでいるだけだと「こんなにうまくいくだろうか」と感じますが
実際"本書をもとに改善した工場からの手紙が届いた"という後書きをみて現場にいる人とただ側から見ている人ではやはり違うなと思いました。
(問題の大きさにもよるのでしょうが。)

中小企業診断士の問題を解くのに直結するかと言われると
1問出たらラッキーだねくらい(出題頻度は低く直近は令和4年に出題済み)ですが
工場全体でどういう問題が発生するのかをイメージするのには役立つ、という印象です。

制約条件を見つける必要性と、それをどう変えるかが重要になってくると感じます。
終盤には"何を・何に・どうやって変える"か、これを答えられるのがマネージャーに求められる能力とあってその点も考えさせられました。


ゴールドラット氏の著書はまだ数冊あるので
試験が終わってからでもゆっくり読んでみたいなと思います!
(とりあえずGWは試験勉強以外の視点も含めて久々に読書ができて満足…)

これからは図書館も有効活用していきたいです✏︎
(2週間という貸出期間の制約と、返却してしまうからメモとしてnoteに残す習慣づけができそうなので)

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