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週末はリゾート気分満喫! 絶景チョコレートヒルズ、世界最小メガネザルと記念撮影

昭和生まれ、57歳の英語が苦手なのおじさんが、1カ月間フィリピンのセブ島で英語留学してきました。そこで見たり経験したことで、他の方のお役に立ちそうなことを書き記しておきます。
今回は英語学習の話をちょっと離れて、個人で行ったボホール島ツアーの記録です。一度は見て観たかった絶景のチョコレートヒルズと、世界最小のメガネザル、ターシャなど。
密林の川をクルーズしながらのランチが素晴らしかったです。

予約時の注意と出港まで

週末にどこか観光に出掛けるなら、チョコレートヒルズかなと思っていました。しかし、学校のツアーはないので現地のツアー会社で予約を入れることに。こちらのツアーを利用しました。島内を回る順番は変わっているようですが、内容は同じです。
ボホール島ツアー(満足プラン)ボホール島を遊び尽くしたいあなたへ!
このツアー代金には船の運賃が含まれていません。そして、船の座席選びがとても大事です。
というのも、セブの港を出た船はボホール島の一番近い場所を目指すのではなく南端に近い街を目指すからです。2時間をこの船の上で過ごすことになります。

私が予約したツアーの説明には
ビジネスクラス料金:2,400ペソ/人(往復)
ツーリストクラス 料金:1,600ペソ/人(往復)
とありますが、私の経験に限っていえば、ツーリストクラスのなかでも、1階の室内と、2階の屋外があるようです。

2階は海が見渡せて眺めがいいです。しかし、左側は強い朝日が照らすので、途中でシェードが降ろされました。それでも吹き抜けで海風が入り、暑くて耐えられないということはありませんでした(季節にもよるでしょうけど)。
ただし、椅子が小さい。背もたれは肩までもありません。何より椅子の間隔が狭くて、膝が前の人の椅子の背もたれに食い込んでしまうくらいです。身じろぎも出来ずにぐったり。背の高い白人のお客さんは途中で耐えられずに立っていました。
一方、1階の椅子はしっかりした作りで、肘掛けもあり、背もたれにはヘッドレストがついています。椅子の間の間隔も広いです。ただし、窓はスモークガラスで海は見えませんでした。何より困ったのは冷房がめちゃくちゃ強くて風邪を引きそうになることです。長袖シャツだけでは耐えられず、首にタオルを巻いて我慢しました。パーカーを着込んでいる人もいました。
いずれにせよ指定席なのでガイドさんから配られたチケットの場所に座るしかないのですが、あらかじめ心づもりが出来ると良いかと思いお伝えしておきます。

当日朝は5時にお迎えと書いてありますが、前日のLINEで5時55分と連絡がありました。
学校の前で10分前から待っていたのですが、来ないなあと思ったら学校の裏手に来ていました。
出発時間が遅くなったことで、ジョリビーでの朝ご飯タイムは無し。念のため軽くお腹に入れておいたのと、おやつにドライマンゴーを持参していたので何とかなりました。
乗船の前に手荷物検査があります。
ボホール島に着くと、バン2台に分乗して出発です。

最古の教会 バクラヨン教会

バクラヨン教会は1595年建設のボホール島では最古級のカトリック教会。2013年に地震で大きな被害を受けて改修されたそうです。天井画が真新しいのもそのためでしょう。
ミサがあったのか教会内部は入れず、隣接する1部屋の小さな博物館から順番に覗き見るだけでした。

ミニ動物園 ボホール レマー & バタフライ パーク

蝶々がたくさんいる温室、樹のなかに隠れたキツネザルのほか、ウサギやワニなどがいるミニ動物園。最後に蛇を体に巻き付けて記念撮影が出来ます(希望者のみ)。ちょっとひんやりして、筋肉質な印象でした。

クルーズランチ Rio Verde Floating Resto 

ツアーのなかで最も印象に残ったのがランチのクルージングでした。同じツアーの参加者との、いっぺんに打ち解けて写真を撮りあい、その後の旅がより楽しくなりました。
鬱蒼としたジャングルをかき分けるように、生演奏を聴きながら川を登って行きます。川風が吹いて気持ちいいです(時折、突風が吹くので要注意)。
バイキング方式の料理もどれも美味しい。飲物は小さめのミネラルウォーターのボトルが1本ついてきます。出航前までしか買えないマンゴーシェイクが美味しかったそうなので、私も買えば良かったな。
折り返し地点が近づくと、音楽が聞こえて来ます。民族衣装の人達がダンスを披露。隣で、小さな子ども達が次々に川にダイブを披露してくれました。
記念撮影は、帽子をかぶせてもらい、手に槍を持ってポーズ。頼むと動画も撮影してくれます。御礼のチップを50ペソ、帰り際に箱に入れます。
帰りの生演奏で「上を向いて歩こう」を日本語で歌ってくれた。嬉しかったけど、ちょと歌詞が違っていたような。でも、日本語で間違える方がハードル高いから、私のほうがウロ覚えだったのかなあ。

ターシャ自然保護区 Tarsier Conservation Area

世界最小のメガネザル、ターシャ。その名に違わず、木の陰に隠れた姿を探すのも手間ですが、ところどころ人混みが出来ているのでそれを頼りに探すと良いです。通路はロープで仕切られているので、スマホのカメラだとズーム拡大しても、画質が荒れてちょっと苦しい。望遠レンズつきの一眼レフを持参している人もいました。
しかし、ガッカリすることはありません。係の人がスマホを預かってターシャと記念写真を撮ってくれます。2カ所に立っていました。
夜行性だからか、目を半分閉じていて眠たそうですね。ほとんど動きません。
お土産屋さんも色んな種類のぬいぐるみなど充実しています。
森の中なので、ちょっと虫が飛んでいます。気になる方は虫除けスプレーを使っておくと良いと思います。

チョコレートヒルズ

一度はこの目で見てみたかった、チョコレートヒルズ。ボホール島のほぼ中央にあります。夏になると草が枯れて、キスチョコのように見えるのだとか。1700個以上もあるとは驚きですね。
日本だと四国の讃岐平野に「日本昔ばなし」に出て来そうな山がぽこぽこありますが、こちらは丸みを帯びていて、何より密度が違います。
展望台までの階段は220段あるそうです。かなり急傾斜なのでお気を付けて。
展望台から降りて正面のスモークガラスの建物は冷房が効いていてテーブルもあります。ビールを売っていたのですが、移動の車が隣の人と肩を寄せ合うくらい狭いのと、港までの乗車時間が長いので我慢。コカ・コーラにしました。
左奥の建物はTシャツなどのお土産屋さんでした。

出発までに時間があったので、明るい女性のガイドさんとしばらく雑談。
「いつからこの仕事を?」と聞くと、コロナの直前でした。「コロナの時は大変だったでしょう」というと「みんな、実家に帰って毎日魚を釣ってたよ。仕事が無いからね~」と笑っていました。
彼女がどの島の出身なのか、どこまでが冗談なのか分かりませんが、ボホール島の豊かな自然をみていると、食べて行くだけなら出来そうな気がしてきます。

ボホール島雑感

ちょっと懐かしい感じがしました。ちょうど稲刈りの季節らしく、車窓からは手で稲を刈っているおじさんをみかけたり、稲籾を日当たりのいい道端に広げて干している風景に出会ったり。昔の日本の田舎で、実家のまわりで見かけた風景を思いだしました。
小さな子どもたちが路上や草原で遊んでいる風景も、最近の日本ではなかなかお目にかかれない景色です。
お土産屋さんでさえセブ島より物価が安く、経済レベルの差が感じられます。この後、何人かの先生に、「ボホール島に行って来た」というと「私もボホール島の出身!」と言われることになるのですが、こういう島からフィリピン第2の都市であるセブに働きに出て来たのだなあと改めて思いました。

タグビラランの港に着いたのが17時過ぎ。
フルーツたっぷりの冷たいマンゴーシェイクが美味しかったです。船中での食事用にサンドイッチを購入。
帰りは17時40分発の船で、セブ着が20時15分。学校に着いたのが20時50分頃。

慌ただしいけど、充実した1日でした。

次回は、サクッといけるセブ市内観光スポットです。

第11回 週末はリゾート気分満喫! 身につけた英語を試しに街へ出かけよう セブ市内観光編

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