引きこもりだけど生きてます八日目ー日本引きこもり録ー

2023/04/26 雨

こんにちわ、冒険者の夜舞です。

今日も今日とて3時30分に目が覚めてそこから全然眠れなかった訳ですが、まぁ5時間は寝たからよしという事にしましょう。脇腹の下は未だに痛いですし、前の怪我である右わき腹は痛みは全くなくなりましたけど、左の脇腹はなんか違和感感じる時があるって事で治り切ってないんだろうな…って感じではあります。
で6時ぐらいまで横になって、いつものように日課の英語とスペイン語をやりますが、なんか寝不足な感じでいまいち頭に入ってないようなまぁいつもこんな感じかな…って思ったりしつつ、昨日に読んでいた本の続きを読んで行きます。

10章 移植
オランダが先んじていた世界でしたが、イギリスの逆襲が始まる。
コーヒーや紅茶と行った大衆嗜好品がどのようにして大衆嗜好品になって行ったかという歴史から始まってその消費を支える砂糖をどのようにして作っていくのかって流れがとてもきれいにまとまっていて勉強になります。
ただ奴隷の大半は南米に送られて北米へ送られた奴隷の数はかなり少なかったにも関わらず現代の人口比で見ると北米の方が圧倒的に多いって話は目から鱗でした。砂糖の栽培はそんなにも大変な物だったなんて…
11章自由貿易の勝利と悲劇
中国、インド、イギリスによるアヘン、綿花、茶貿易がどのように自由貿易に変化して行ったかって言う流れとそれによって外国産の製品が大量に入ってくる事によって破壊された現地産業。そして産業革命後の資本主義に、比較優位の原則による自由主義よる保護政策の撤退がどのように行われたかって言う流れが書いてあり半分経済学の話になり読んでいて大変だった。
しかし、安い外国産の農作物が入ってくる事による自国農業へのダメージと高度な製品を輸出する事で反映する重工業っていう今でもずっと話題になっている話がこんな昔のイギリスで起こっていたとは知らなかった。
僕としてもこの辺りの話は、結局どちらが正しいか…って言われるとよく分からんとしか言えないですし。
12章 ヘンリーベッセマーが錬成したもの

舞台は変わってアメリカ。アメリカって国は昔は関税による収入で国家を運営していた。そんな中、沿岸部は海運でなんとかなっていたけど内陸部は輸送能力が低すぎて未開拓。そんな中鉄より硬くて柔らかい鋼鉄の製造方法が確立されて運送にかかるコストがとんでもなく下がった。冷蔵技術も確立した事で精肉などの物も海外から自由に輸入できるようになったが、同時に現地では廃れてしまった物もたくさんあった。
内陸部が余っていて広い土地がある場所を活用できるようになったのはあくまで技術革新があったからだったんだと、それはそうだよなって…
13章 崩壊
自由貿易最高。世界中の至る所で儲かる物を作って外国に売るって事をやっていたけど、その結果困る人達が当然出てきてそこにしっぽを振って大規模な保護貿易の為の関税導入を実施した結果、各国が関税上げまくってグローバル経済がブロック化してしまった。
ブロック経済の話って実態はこうなっていたんだと今更知りました。ブロック経済って輸入禁止ではなくて関税の大幅引き上げによる保護貿易の話だったなんて…っていうかこれこそ日本の歴史で教えるべき事じゃねーかよって思ってしまいます。後アメリカの側の重要人物で出てくるハルって日本人からすると苦い思い出しかないあのハルだよなーって思うと各国で見てる世界は違うよなーと改めて思う訳です。
14章 シアトルの戦い
戦後の自由貿易によって門を開いた国の方が保護貿易で門を閉めた国より結果的に経済発展している。
しかし自由貿易にしたからと言って保護貿易より必ずしも発展するとは言えない。
でも人は物を交換するって習性があるし、隣人と争っているよりは自由貿易で仲良くしておく方がよい。それによって不利益を被る人達が出るのは仕方がないのでそれを補うための社会保障を充実させるのが大切だって言うのが結論でした。
いやー現代における自由貿易論に関しては全くの無知だったので非常に参考になりました。けど、この話は結局単一で判断できるものじゃなくてアメリカやアルゼンチンみたいな食料自給率の高い国と我々の国みたいな食料自給率の低い国でまた適用方法も違うから結局国に合わせてうまく仕組みを構築する必要があるんだろうなーとは思います。

で、散歩に行って来てからまた新しい本を読破。
こっちは流石にそろそろ現実的な問題も踏まえて技術書でも読むかって事で入れてみた結果、別に技術書ではなかったという驚愕の事実。
アルゴリズムっていう仕組みを人間社会ではどのように使用しているのかっていう例がたくさん載っていて勉強にはなりましたが、技術書ではなかったので大層読みやすいという点では良かったですが肩透かし。
それでも僕が常日頃から考えているAIをそこまで過信せずに判断材料としてうまく使うって言うのがいかに大切かって事が書いてありましたので、AIに仕事を取られるって不安になっている人は読んでみたらいいんじゃないかなと思います。

と、いう事で今回はここまで。

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冒険者の夜舞でした。

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