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空腹じゃ泣く体力もないのよ


12月の仕事の追い込みが凄まじかったせいか、1月以降の仕事がかなり楽に感じる。確定申告が終わるまではやっぱりどこか落ち着かないので、早めに終わらせたい。

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12月31日、久しぶりにお兄ちゃんに会いたいのもあって実家に顔を出したけれど、結局数時間だけいて自分の家に帰ってきた。最初は一泊くらいしようかなと思ったけれど、やっぱりだめ、理由がなければ長い時間はいられない。

数時間でも久しぶりに兄妹がそろって両親はとても嬉しそうだったのでよかった。「(彼)は?一緒じゃないの?」と家族ひとりひとりに聞かれて「一緒じゃないよ、実家の方に帰ってるし」というと少し残念そうに眉を下げるのがみんな同じ顔でおもしろかった。

「0時くらいに集まろう」という連絡が友人からグループLINEで来ていたけれど、私はおうちに帰る予定だったので、会いたい人も居たものの、その誘いはパスしておうちに帰宅。

酔っ払って「何してるの」「来ると思ってたのに」とか、次々に電話してくる友人たちのかわいらしさを対面ではなく電話越しに聴くのもちょっと違った幸せがあった。

なかでも、ひと通り話して「楽しんでね」と切ろうとしたら「(私)が居ないから100%楽しめません。どうせ予定があるとかじゃなくてひとりで飲んでるくせに!」と拗ねていた友人のかわいらしさは録音してその子の恋人に送りつけてやりたいくらいだった。

「ひとり年越しは最高だからやってみるといい」と返すと「バカ!!!!」と言われておもしろかった。私が笑っていると「めんどくさい女って思ったでしょ!?」と言われるし、ほんとうに愉快だ。電話切ったあとにその子のそういうところほんとうに好きだな。と改めて思った。素直な友人が多いから私も素直で居られるんだろうな。

YOASOBIのアイドルの演出に感激しながら、蕎麦を茹でて年越し前に食べて、0時になるかならないかのギリギリ、例年よりも早めに睡魔が襲ってきてわりとすぐ寝た。

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初詣は彼と行って「今年もよろしくね」と言い合って長い道のりを歩いた。

常連の居酒屋さんにいくと、店員さんたちの破茶滅茶に元気な「今年もよろしくお願いします!」という声が飛んできて、その勢いにつられるようにして私も彼もかなり元気に挨拶を返した(部活?)

瓶ビールを飲み終わる頃に日本酒のメニューを見ていると「村祐」が目の前に置かれて「?」と驚き。「新年なので!」と言われていただけることを察して私も彼も間を置いて驚愕。

「ええええ」と口を抑えてしまった。しかも一番好きな純米大吟醸常盤ラベル。レア感!ひゃっ…たまらない。ほんとうにありがとうございます。

その後も「新年なので!」となんかいろいろサービスでメニューにない料理やいつも必ず頼むものが出てきてその日の会計、いつもよりかなり安くて目の玉が丸くなった。

「新年じゃなくても結構サービスしてもらうこと多いのにね」「ね。びっくりだったね嬉しいね」と、その日の帰り道は彼も私もいつもより興奮気味な早口で話しながら感動と驚きに包まれながら歩いて帰った。

ひとり用の土鍋でぺろり。


1月7日は七草粥を。まだまだ冬は続くのに七草粥を食べると春を感じるので毎年嬉しくなる。無病息災を何よりも願う。心身共に健康でなければスタートラインにすら立てない。私へ。肝に銘じよ。

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そうして騒がしいクリスマスや年末年始が終わり、少しずついつもの日常に戻っていった。


日常にかえった私はというと


パンを捏ねてツヤツヤ丸々とした生地を見て癒されたり


これが
こう(かわいい!!!!!)


パンの発酵を見て成長を喜んだり


バスクが一番好きだけれど、ベイクドチーズケーキでもちょっとこんがり焼くのが好き。


混ぜてやくだけの簡単なベイクドチーズケーキを作ったりと。

とにかくキッチンにいる時間と本を読んでいる時間が多い。まな板を新調したので届くのが楽しみ。早く使いたいな。

今年もたくさんおいしい食べ物や心が動かされる創作物に出会いたい。


ふるさとの納税で届いた明太子


そして忘れた頃にやってくるふるさと納税の返礼品。

明太子が届いたのを見て彼に「食べたいものある?」と聞いたら「おにぎりが食べたい」と目をきらきらさせていたので朝食はおにぎりで。



彼と朝食を食べている時間は、1日で一番穏やかな時間だなと思う。人生においても大切に守っていきたいかけがえのない日常。

気の早い私はお正月が終わればすぐに、春を心待ちにしている。


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