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自分軸的観光の限界と可能性

はじめに

こんにちは。YOKU STUDIO的観光を考える「欲、観光しよう」担当者のSです。前回記事を読んでくださった皆さま、ありがとうございました。

今回は、初回の投稿および前回の他人軸的観光の長所と短所をふまえ、自分軸的観光の長所と短所についてお話していきます。

自分軸的観光とは

まずは初回の復習として、「自分軸的観光とは何か」から振り返っていきます。
私が連載している本マガジンにおいて、自分軸的観光とは、下記の旅を代表とする自分の内側にフォーカスをあてた観光です。

 ・リトリート
 ・自分探し
 ・山ごもり
 ・プチ修行

昨今では、旅行会社のプログラムでも、おひとり様旅の特集が組まれたり、おこもり宿の紹介記事が書かれたりと、一人で旅をしたり、ホテルステイを楽しむことも人気になっています。

一社会人であれば、高級ホテルに泊まってご褒美になるような滞在を楽しむことも、いいリフレッシュになることでしょう。
あるいは、新型コロナウイルスの影響も落ち着いてきた今年。海外旅行客も非常に増えているそうですが、自分探しに海外を放浪したい方もいらっしゃるのではないでしょうか。

もちろん、他人軸的観光と同様に、これらの観光もうまく取り入れれば、私たちの旅をより彩り豊かにしてくれます。
しかし、極度にこれらの旅の手法を取り入れてしまうと、自分の中にあるものしか着目できない恐れがあります。せっかくの非日常的な環境を活かしきれず、もっと自分にはなかった気づきや得られるはずだった経験が、自分のものにできない可能性があります。

今回は、その内容について、筆者の経験もふまえて紹介していきます。
例として取り上げるのは、ホテルでのおこもり滞在と、自分探しのための海外一人旅です。

ホテルのおこもりステイ、ちょっともったいない?

高級ホテルの滞在は、非日常の演出にいい役を買って出てくれます。食事や睡眠、お風呂など自分の日常で行っている行為が、ラグジュアリーで特別な空間という非日常と融合して、滞在するだけでも、いいリフレッシュになりえることと思います。

また、中にはホテル内から出なくても長期滞在できてしまう、まちの機能が入っているようなホテルもあります。

しかし、ホテル内だけを楽しむ観光というのは、その旅先の楽しみを十分に満喫できたと言えるのでしょうか。

私も、新型コロナウイルスの影響があったころ、特に規制などもない時期に友人と温泉宿におこもりステイをしに行きました。

日頃の仕事の疲れから離れて、温泉やお料理、部屋なども十分に楽しむことができました。しかし、2日目には私、友人ともに時間が余ってしまった感覚がありました。2人で映画を見たり、近況報告をしあったりして、過ごしていました。それでも、いつもなら旅好きの私と友人で旅先のグルメや可愛い雑貨のお店などに、ついつい足を運んでしまうタイプだったこともあり、ちゃんと観光がしたいねと話をしていました。

旅先には、自分が思ってもみなかった好みの美味しい食べ物や素敵なお店があるかもしれません。
または、地域にとても興味の惹かれる、面白い人がいるかもしれません。
このように、旅先には偶然の出会いがあふれています。

そんな偶然の出会いを、全くなくしてしまうのは、少しもったいないのではないでしょうか。

自分探しのための海外1人旅

自分探しにインドに旅立つ。海外ひとり旅と聞くと、そんなイメージのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
筆者も海外ひとり旅には、全く抵抗なく行けるタイプの人間なのですが、なぜか海外ひとり旅というと、自分探しに旅立つイメージを持たれやすいような気がしています。

みなさんの、海外ひとり旅に行った時の過ごし方はどうでしょうか。
行き先を調べるのに、ずっとスマホで検索していたり、誰とも必要以上の会話をせずに終わってしまっていたりしませんか。

せっかく普段の環境とは異なる環境に、身を置いているのです。
周りの刺激を全身で感じてみるのはいかがでしょうか。

自分軸観光のなかに偶然の出会いを

ここで提案したいのが、自分軸観光のアップデートです。
「自分らしい旅」だけを目指すのではなく、そこに偶然の出会いを取り入れてみるのです。

私自身、初めての1人海外は、海外ボランティアへの参加でした。あまり英語も伝わらないベトナムへ。約2週間の滞在で、自分以外にもあらゆる国の参加者がいました。

そのころの私は、まだ英会話もそこまで得意ではなく、周りとあまり会話ができなかった経験があります。
特に、ほぼ同じタイミングで来たメンバーが中国人ばかりだったので、中国語で会話をされると英語以上に会話についていけませんでした。

そのような環境だったため、自然と口数が減ったこともありました。そのまま過ごしていれば、ただボランティアを行うこと、ベトナムを観光ガイドブック通りに観光することで滞在が終わっていたことでしょう。しかし、英語ができない中でも、毎日通っていたカフェのお兄さんやマレーシアから来たルームメイトとは、英語を使って自分のペースで会話ができました。

ボランティア施設の近くで、サトウキビジュースが売られていることを教えてくれたり、夕飯を食べに宿の近くの謎の屋台に連れて行ってくれたり(メニューがベトナム語で誰も読めませんでしたが、ここのご飯が一番おいしかったです)。

会話をしながらボランティアだけではなく、ベトナムという土地を楽しむことができたのです。

ベトナムで飲んだサトウキビジュース。素朴でやさしい味だった

自分だけではおそらく、メニューの読めない屋台には入っていなかったと思います。自分探しで旅に出たとしても、一人旅の中でこのように誰かの影響を受けてする旅も、非常に面白い経験になるのではないでしょうか。

まとめ

今回は、自分軸的観光について述べてきましたが、いかがだったでしょうか。
前回も述べましたが、自分軸的観光、他人軸的観光ともに、どちらかに偏りすぎたものは、もっと素敵な旅にできるにもかかわらず、その限界値を早めに迎えてしまうリスクをはらんでいます。

どちらの軸にも振れすぎない、どちらの軸もうまく利用した「誰かの日常をおすそ分けしてもらう旅」で、ありのままの旅先を等身大の自分で楽しんでいきましょう。

次回は、YOKU STUDIO的観光の形について、ご紹介する予定です。


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