★★★★☆ シティ・オブ・ゴッド(2002年・ブラジル)

画像1 https://www.youtube.com/watch?v=ASPvpdaQpRQ  1960年代から1980年代にかけてのリオデジャネイロ、中でも貧困にあえぐファヴェーラと呼ばれるスラム地域を舞台にした、強盗、麻薬ディーラーなどをして金を稼ぐモレーキ(ストリートチルドレン)たちの抗争が、実話を基にして描かれている。(Wikipediaより)
画像2 「神の街」と呼ばれるファヴェーラを舞台に、記者の青年ブスカペの回想から物語は始まる。60年代。漁師の息子として生まれたブスカペは、父が捕った魚を売り歩く仕事に従事していた。ブスカペの兄であるマヘクは悪友のカベレイラ、アリカーチと共に“3人組”と呼ばれる地元では有名なチンピラであったが、取り巻きの少年リトル・ダイスが提案したモーテル襲撃計画から3人の運命は道を逸れていく。(Wikipediaより)
画像3 70年代。18歳になったリトル・ダイスはリトル・ゼと名前を変え、持ち前の凶暴性で街の支配権を握っていった。学校を出て記者見習いとして働いていたブスカペはひょんな繋がりから撮影を任されたリトル・ゼ一味の集合写真が新聞の一面を飾り、カメラマンとして初めてのキャリアを積む。(Wikipediaより)
画像4 一方、穏健派の相棒ベネの死によりリトル・ゼの行動はタガが外れていく。些細な因縁からリトル・ゼに恋人を犯され家族を殺された堅気の男“二枚目マネ”はリトル・ゼへの復讐を誓い、敵対するセヌーラ一味に加入。元軍人で射撃の名手であるマネの加入によりセヌーラ一味は勢い付き、力関係が崩れた「神の街」は戦争状態へと突入する。(Wikipediaより)
画像5 『シティ・オブ・ゴッド』は、2002年に製作されたブラジルの映画である。フェルナンド・メイレレス監督が、パウロ・リンスの同名小説を脚色して映画化した。原題の "Cidade de Deus" とは、映画の舞台であり現存するファヴェーラの地名である。監督は、実際に現地のスラム街で素人を募集してオーディション、演技訓練を施し、一部の役柄を除き主要キャスト含めてすべて素人(200人)によるアドリブ主体の演技を撮影した。(Wikipediaより)
画像6 昔観た記憶はもっとドキュメンタリーのようだった気がしたが、今観直したらとてもエンターテイメントな作りの映画。130分と長丁場だが、最初から最後まで緊張感が途切れず、見応えのある作品。タランティーノの殺伐とした作品やサム・ペキンパーのワイルドな西部劇を観たばかりだったのに、全然負けていないどころか、むしろこちらの方がインパクト抜群。そして、実話が元の小説を原作にしているのに、シナリオが非情に良くできている。まさしく事実は小説より奇なり。ドラマチックなストーリーは終焉も味わい深かった。

この記事が参加している募集

映画感想文

<(ↀωↀ)> May the Force be with you.