見出し画像

〈コラム〉学生の目に福祉はこう映っているらしい 前編

みなさんは、「福祉」ときいて、どんなイメージが頭に浮かびますか?

ヨコヨコでは、福祉という豊かな世界を担い育む方々との対話を通して、「ともに生きる」を考え、これからの社会をよりよく生きるヒントを探っています。

先日アップした高橋みず希さんへのインタビューでは、「背景を知る」ことが、個人の変化にとどまらない関係の変化へとつながり、対立から協力へと関わりを方向づける可能性を知ることもできました。

そんなヨコヨコを運営する大津市障害者自立支援協議会では、2021年5月14日~6月30日にかけて、障害福祉の仕事に対するイメージの調査を実施し、全国様々な大学(大学院を含む)に所属する113名の学生から回答をいただきました。

回答者の属性

今回から数回にわたって、この調査の結果をベースにしながら「学生の目に福祉はどう映っているのか」について、少し考えてみたいと思います。

学生は福祉なんて眼中にない?

「将来の進路として、障害福祉の仕事を選択肢に入れていますか」という質問。福祉が選択肢の一つと答えたのは、なんと35%

就職の選択肢としての福祉

「多くの法人が採用に困っている」という前提に立っていると、「若者は福祉に興味関心をもっていない」と決めてかかってしまいそうになります。けれど意外と「福祉もアリ」と思っている学生も少なくないのかもしれません。

福祉の仕事からがれないイメージ

福祉の仕事は尊い素晴らしい仕事。

尊い仕事

けれど、とてもキツイ仕事で、ときに自己犠牲も必要かもしれない。

キツイ

そもそも、「福祉職には資格が必要」だから「自分にはできない」仕事。

資格

そんな風に、福祉の仕事は実態とはかなり乖離した形で学生の目に映っているのかもしれません。


次回は、福祉全般ではなく障害福祉に絞り込んで、学生がもっている仕事のイメージを見てみたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?