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[マレーシアで発症] ドヤ健康自慢の私に突然襲いかかった奇病「チクングニア熱」

お久しぶりの投稿です。

実は、かなりの長い期間、原因不明の指先や足首の関節痛が続いていて、しばらくお仕事や執筆作業をお休みしていました。かなり改善してきたので、まだ記憶が新しいうちに、備忘録として書き残しておこうと思いました。

突然の発熱に続き関節痛が始まったのは、マレーシア政府が6月1日に完全ロックダウンを発表してまもなく。1週間後くらいだったでしょうか。

突然、わたしに襲いかかった40度の高熱と、激しい頭痛、そして歩くのもままならないほどの激痛を伴う全身関節痛。食欲は全くなく、症状が酷かった数日間は水と薄味のうどんを少量のみ口にする、という状況でした。1日に何度も着替えが必要なくらい大量の汗が出て、常に意識は朦朧としていました。

これはただ事ではない、まさかコロナ感染か?!と一瞬凍りつきましたが、元々弱いはずの気管支は無事だし、咳も出ません。

昨年初め頃から、食生活を根本的に改善し、プラントベース(動物性食品を一切取らない食生活。ヴィーガンと言う人もいる。)になったわたし。

30代で増加傾向にあったメタボ肥満気味の身体を12キロ減量して、日々身体を動かすようになり、免疫もスタミナもアップし、周囲を驚かせていたくらいの、いわゆる「ドヤ健康自慢」でした。

夫も私もプラントベースになってから一年半余り、我が家はお薬ドクターいらずでした。(10歳の息子も、親の変化を目の当たりにして、今年1月から自らの意思で卵以外の動物性食品を一切カットしています。)

話をわたしの容体に戻しますが・・・とりあえず数日様子を見よう、ということになり、夫は忙しい仕事をこなしながら看病をしてくれました。コロナの疑いがあるので、数日は完全に隔離状態で、息子の様子も気になりつつも夫に完全お任せ状態でした。

ほとんど何も食べられないわたしのために、たっぷりの大根おろしと刻んだネギを入れたあたたかいうどんを、毎食運んできてくれました。(ちなみに夫はアメリカ人ですが、日本に5年住んでいたので日本人の味覚を理解しています)

1週間が過ぎた頃、ようやく症状も落ち着き、起き上がれるようになりました。

念の為に、とちょうどその頃に受けたPCRテストは陰性。

ドライブスルーで受けられる検査で、公的機関ではなかったので、検査費用RM250(約6,500円)を支払い翌日に結果が出ました。

陰性ということで、家庭内隔離もせずによくなり、徐々に普通の生活に戻っていくのですが、どうしても指先と足首の「こわばり」が治りません。

月日が流れ、1ヶ月。どうもその「こわばり」が悪化しているような気がしてならず、再び夫に相談し、医療機関の診察を受けることに。

ただ、現在マレーシアのクアラルンプールは、完全ロックダウン下で、日々最高の感染者数を更新し続けている状況のため、医療機関に行くのは出来れば避けたい…。

ということで、オンライン診療を受けました。
薬に頼らず、プラントベースの食事やレメディーで根本的な治癒を目指すクリニックです。


ドクターの、まず最初のアドバイスは

「咳がないということで、デング熱などの蚊が媒介する感染症の可能性があるので、まず血液検査を受けて来てください。」

というものでした。

ドクターに、メールで州越えの許可証を送ってもらい、翌日、隣のセランゴール州にあるセンターに行き、血液採取をしました。

徹底した感染対策が施されたセンターで、安心できました。
ドクターが予約してくださっていたため、待ち時間もなく、所要時間も5分ほどでした。

数日後、血液検査の結果が出ましたが、全て正常。

その後は、ドクターの勘で、ある感染症の精密検査に進むことになりました。
(同じ血液を使ったので、わたしは何もせずに済みました)。

そして、そのドクターの勘が、ぴたりと的中。
運良く2回目の検査で、長引く関節痛の理由が判明したのでした。

その病名は「チクングニア熱」

チクングニア熱は、チクングニアウイルスを持った蚊(ネッタイシマカ・ヒトスジシマカ)に刺されることによって生じる感染症です。 病名は、「激しい痛みのために体を折り曲げて歩く様子」を意味するアフリカの言葉から来ています。

「東京都感染症情報センター » チクングニア熱 Chikungunya fever」より

マレーシア在住12年目のわたしも聞いたことがない病名に、唖然としました。

蚊を媒介する感染症というと、マラリアやデング熱が有名ですが、チクングニア熱も同じ種類の蚊によってもたらされる感染症だそうです。

しかも、そのウィルスが原因で起こる関節痛は、数ヶ月、長い人で数年間続く、という衝撃の事実を知り・・・

それは困る!!

ということで、2回目のオンライン診療を受けました。

早期回復のためのドクターのアドバイスは以下の通りです。

・冷たい飲み物を避ける
・精製された小麦粉を使う食品とタンパク質の摂取量を控える
 (麺類・豆腐・豆類)
・ブラックターメリックパウダーを小さじ1/2 1日2回摂る
・緑黄色野菜・葉野菜・柑橘系のフルーツを多めに摂る
・就寝前に鎮痛剤(パナドール・パラセタモール)
・就寝前に手首と足首をほぐす体操(時計回りと逆時計回りに回す)
 (翌朝の関節の「こわばり」対策)
・適度な運動を続ける

ドクターの言いつけを守って4日目。
少しずつ症状が緩和されて来ているのがわかります。

診断後、ドクターから送っていただいたブラックターメリックはこの製品。
抗炎症および抗酸化効果があるそうです。
(苦くて非常に飲みにくいですが、徐々に慣れて来ました。購入希望の方は、上記のクリニックにお問い合わせください。)

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まだ、症状は残っているので、1日も早くこの不快で煩わしい関節痛が消えて無くなるといいのですが〜〜。

備忘録として、わたしの体験談を書きましたが、必要な方に届きますように。

また、チクングニア熱を克服された方がもしいらっしゃれば、ぜひアドバイスまたは経験談をお聞かせください〜〜(切実)


最後に告知です!

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Before Too Late かつて 日本が占領したマレー半島(現シンガポールとマレーシア)で紡ぐ「赦しの糸」
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