副業ライターに向いているひと
平日昼間は本業、そのほかの時間をライター業に費やしている。副業生活が始まったのは去年の4月、もう2年目に入った。
2022年の11月に、ライターを始めた。まだまだ稼げていなかったが、どうしてもライターとしてスケールしたかった。だから、執筆の時間を確保できる仕事を選んだ。
・家から歩いて15分
・残業なし
・ロビーがコワーキングスペース
最初は、1年で本業を辞めて専業ライターになろうと決めていた。Xのアカウントにも「2024年4月1日に専業になる!」と決意表明していた。毎日おなじ時間におなじ場所に通うのは、自分に向いていないと思っていたからだ。
ところが、去年の暮れくらいからだろうか。「このまま、副業でもいいかも」と考えるようになった。Xの「専業になる」宣言も、こっそり削除してしまった。
そう思い始めた理由は、3つある。
まず、精神的な安定が確保できる。たとえば、あるクライアントと数回取引をするうち、相手や業務内容に違和感を感じることがある。そんなときは、傷口が広がるまえに継続をお断りする。収入がぐんと減ったとしても、最低限の収入があれば思い切った決断ができる。「今月はインプットと営業にコミットしよう」などと、割り切ればいい。営業するときも慌てず、本当にやってみたい仕事だけに応募する。
つぎの理由は、程よい刺激があること。ライターでもフリーランスでもない同僚との会話が、企画や執筆に生きることがある。生きたペルソナから、悩みや意見を聞けるのも大きなメリットだ。
最後は、時間のメリハリをつけやすいこと。性格上、時間があればあるほどダラダラしてしまう。手帳にログをつけてみたのだが、平日も休日もパソコンに向かっている時間は同じだった。平日には小さな〆切がちりばめられていて、執筆できるのは昼休みの30分と仕事が終わったあとの2時間、夕食後の2時間と決まっている。限られた時間だからこそ、モチベーションは自然と維持される。
私のような「気の合う人とやりたい仕事だけやりたい」「いつも誰かとリアルでおしゃべりしたい」「すぐダラダラしちゃう」みたいな、わがまま&怠けものライターには、副業が合っているのかもしれない。
とはいえ、ライティングにコミットしたいなぁ、専業いいなぁ、と思うことも多々。来年の今ごろはどうなっているかわからない。でもいまは、副業ライターでやれるところまでやってみようかな、と思っている。
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